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ベルギー式 イメージで始める旅行準備

南フランスで迎える3回目のゴールデンウィーク。こちらは連休ではないけれど、日本から友達が遊びに来てくれるゴールデンウィークは、指折り数えて待っているイベント。

楽しみにしていた旅行がキャンセルになり、いつまた旅行に行ける日がくるんだろう。つい溜息をついてしまいそうですが、吐息を白い薔薇に変えて、来年は2倍楽しむ。そのための準備を始めるなんてどうですか?

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...と、唐突に写真を貼ってみましたが。

これは東京オリンピックに合わせ、日本旅行をする予定だったベルギー人の友人が、買い集めた本達です。風景の写真集・イラスト集・グルメ・建築。

日本旅行の旅程の相談のメールが送られてきたのが2019年末だったので、たっぷり、6ヵ月の準備時間。本はもっと前から買っていたようです。

JAPON GOURMANDは 、ワサビの解説だけで見開き1ページあり、300ページ以上ある辞典のような本です。「そんなに読んでどうするの?」とも思うけれど、日本に着いて、お皿の端にちょんと添えられたワサビを、ただめずらしく食べるのと、清らかな日本の川を想像しながら食べるのでは、ワサビを自分のものとして体得する度合いがちがう...そうあってほしい。

RÊVER DU JAPON (右下)はフランス人のイラストレーターが優しいタッチで描く、日本の原風景・妖怪のイラスト集。私が見て、懐かしく思う風景を、外国の作家がうまく捉えているのは驚くばかり。日本人の心象風景まで予習していくとは、恐れ入ります。

さて、ベルギー人の彼のラインアップを真似して、フランス旅行の準備本を考えてみました。

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うーーん、シズル感がちょっと不足?
ワイン本をのぞいたのがよくなかったかな。1冊、ピンときたアーティストの画集に置き換えると、もうちょっとオシャレな感じになるでしょうか。

PCの前で本を5冊選ぶだけ、あっという間に時間がすぎます。銀座や二子玉川の蔦屋書店で、棚から棚へと、何時間もすごしたことを思い出しながら。本屋さんの香りはインターネットごしには嗅げないけれど、でも思い出そうとすると、身体がその感じを覚えているような。

あなたが、次に行きたい場所はどこですか?

その場所に関する5冊(写真集1つ以上がお約束)の本のキュレーション、よかったらトライしてみてください。

5月1日の今日はフランスも3連休です。来年はたくさんの人がコート・ダジュールに遊びにきてくれますように。南フランスを中心に、この2年半で知った等身大のフランスのこと、去年来てくれた友達に送った旅のTips など、紹介する記事を綴っていこうと思います。

今年はニースに旅行予定だった(涙)、いつか行ってみたいという方、よかったらフォローください。更新頻度が上がると思います。

ではでは、ボンジョルネー!

参)フランス旅行の準備に...私だったら

最初の2冊は LES PLUS BEAUX VILLAGES DE FRANCE と VOYAGES France は欧明社というフランス語書籍専門店から。フランスの写真集って、案外売ってないものですね。フレンチ・リビエラの写真集を見つけたかったのに!

http://www.omeisha.com/?mode=cate&cbid=861456&csid=0

「フランスのおいしい調理科学の雑学」は、原著がフランス語。かわいいイラスト+ 執拗に深堀する本のスタイルに、フランス人の気質まで見いだせる思います。「料理にまつわる700の楽しい質問」。700!

パイインターナショナルという出版社が、フランス語原著の食・デザイン関係の本を翻訳・出版しているようです。興味に合わせて検索してみると、いい本に出合えると思います。ワインの本やテーブルウェアの本もありました。'フランス'で検索するとしぼれます。

https://pie.co.jp/

下段の「VILLA」は、「東京店構え」と対になるように選んでみました。宗教建築・印象派・古い町並み・文様・デザインなどなど、エントリーポイントが豊富なのがフランスのいいところ。バンドデシネ(フランスの漫画)を切り口にすると面白いかも...。私はまだ買ったことないですが。フランス語で漫画を読む語学力なく、日本語での紹介本、私が今ほしいもののひとつです。



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