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☆本#20 好きなことをする。好きだからできる暮らし。「電気代500円。贅沢な毎日」「もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活」アズマカナコ著

プラなし、ごみ削減、エコに興味を持ちはじめて辿り着いた本。考え方やしていることに共感する箇所があった。実践できるかは、ライフスタイルとかタイミングにもよると思う。

著者は、プラスチック製品はいずれ捨てることになるので、代わりに長く使える素材、ホーロー等を選んでいる、とのこと。なるほど。こういう考えは見習いたい。

思い出の品は厳選して1箱にまとめる、というのも参考になった。場所があるとつい箱に入れたまま放置してしまっているけど。

でも、冷蔵庫、洗濯機、オーブンレンジ等家電なし生活は想像できないので、10A暮らしを目指そうとは思わない。

著者は自身のライフスタイルを推奨しているわけではなく、多様性のひとつとして紹介している点にも共感した。画一的なのがキケンなことは歴史が証明している、と思う。

お金の節約が目的というより、「もったいない」精神で好きなことをしている点がポイントだ。自分が価値があると思うことにお金を使っている。無駄をなくすことで、その分例えば品質のいい調味料を1小瓶で購入したり、旬の食材を堪能したり。仕事が忙しくて料理する時間がないと、季節はいつのまにか変わっていたりする。

年々増加している外国人観光客は、モノ購入より、体験にお金を費やす傾向増にある。例えば、和食を作ってみたり、書道を習ってみたり。モノ購入の幸福度は持続しないけど、体験は思い出として心に残る。精神的満足度や幸福度を上げそう。

「ガルボ」のごみ箱をデザインした、世界的デザイナー カリム・ラシッドの「(自分は)less is more.という言葉の信奉者である」という言葉を思い出した。

著者のブログで、魚柄仁之助という食文化研究家の本を参考にしていることを知った。彼の本「ひと月9000円の快適食生活」は偶然読んでいたけど、ほかの本も読みたくなった。


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