映画「追憶 the way we were」を見て

バーバラ・ストライザンドというと、女優より歌手としての印象が強いけど、そのヒット作のひとつがこの映画で主演している。
SATCでもこの映画の話がたしか出てきて、過去に一度見たことがあるけど、久々見て印象が少し変わった。

バーバラ演じるケイティーは短気で感情的、一方相手役のロバート・レッドフォード演じるハベルは、知的で論理的。ふたりはとても対照的だからか惹かれあう。でも、愛情で言うとケイティーのほうが大きい印象。
1973年の映画というのもあるのか、ハベルは「男っぽい」役柄。この表現って、もしかして現在若干「男女差別的」だろうか…。まあホルモンの関係で、体格は男女差でるし。

ふたりの離婚のきっかけのひとつはハベルの浮気で、よりによって相手は大学の元カノ。それにケイティーの活動や頑固さがあいまって決定打となった。

過去に見た時は、女性のほうが積極的な恋愛は続かない、という印象だったけど、ラスト間近で再会する二人を見ていて違ったかもとふと思った。

再開時ふたりとも再婚していた。追ってきたハベルに対し、自宅の家族ディナーに誘うケイティー。でも、ハベルは即断る。
愛情のバランスはイーブンだった。社交辞令な対応ができるケイティーに対し、そうできないハベルにそう思った。