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女性脳と女性ホルモン、自分の意志以外の決定と行動

数年前ローアン・ブリゼンディーンの「女性脳の特性と行動」を読んで、ホルモンの影響が本人の意思を超えた決定をしていることを知った。つまり、遺伝子に組み込まれていて、脳から身体に指示がでて、女性の場合は女性ホルモンが40代半ばぐらいから10年ほどで急激に減っていき、これによって自分でコントロールできない行動に無意識的に出るひともいるらしい。

女性脳

女性ホルモンの影響は想像以上に大きくて、本人もコントロールできなかったりすることがあるそうなので、女性はこの本を一読して、どういうことか知っておくといいと思う。

男性も読んでおくと妻の変化や行動の理由が理解できるかも。個人差があるので、必ずしも極端な行動にでるひとばかりじゃないと思うけど。

最近、秋に放送されるドラマ「恋する母たち」の原作者柴門ふみのインタビューを読んだら、同じようなことを言っていることに気付いた。

40歳以上の女性は10代の恋愛でいっぱいの女子と同じだ、というような内容。ちなみに、このドラマは40代の子供がいる女性の不倫の話。

ローアン・ブリゼンディーンの本でも、10代は女性ホルモンが増える時期でその影響で10代女子は恋愛にのめりこみ衝動的になる(例えば「ロミオとジュリエット」のように)らしく、40代だと今度は減っていくので体内の女性ホルモンのバランスが10代のころと同程度となるタイミングらしい。柴門ふみのまんがの主人公たちはまさにその渦中にいるときが描かれている。

博士と「恋愛の教祖」と呼ばれていたらしい漫画家が辿り着いた共通点は興味深い。

ホルモンの量が増減しているときにいろいろ影響があるようだけど、いずれ落ち着く。

ローアン・ブリゼンディーンの本を読んで、男女差はホルモンの違い、という結論に個人的に達したけど、それによる男女の脳の違いはまだ明確ではないらしい。

ナショナル・ジオグラフィックで第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのかという記事によると、

第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか(リンク)

男女の脳は違いがあることはわかっているけど、結構曲解されていることも多いらしい。

脳やホルモンは奥深く興味深い。

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