☆本#16 「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」(ふろむだ著)
書評かなにか読んだのをきかっけでこの本を読んでみた。
確かに腑に落ちる。
資産家は新規ビジネスを始めても成功する確率が高い。戦略とか宣伝とか過去の成功事例をそのまま応用できるし、ネットワークもそのまま使えるから。
例えば、アメリカの歌手リアーナは、音楽でもトップクラスだけど、化粧品ビジネスでも成功し、現在アパレルでも成功している。企業側に人気を利用されているともいえるけど、彼女自身のブランド価値は上がっている。
売り・宣伝できる実績をてこに、著名人や権威者に知ってもらって情報拡散倍増、その結果、錯覚資産増=売れるしくみをつくる、流れ。
炎上ビジネスしてるひとたちが頭に浮かんだ。炎上することで認知度があがりビジネスにつながる。
読んでいて途中、なんか知ってる内容があるなと思ったら、参考文献の本を読んだことがあったからだった。ダニエル・カーネマンとダニエル・ピンクとか。人は直観で決定することで失敗を繰り返す。認知バイアスのせいで。
この本によると、人は思考の錯覚によって誤った決定をするそうだ。認知バイアスには注意が必要で、成功するため錯覚資産を増やすには、社会人なら自分の自慢できる「すごいなにか(例:売上、実績等)」をできる限り沢山のひと(質>量)に「思い浮かびやすく」させる、こと。
セルフブランディングのほか、大企業からのスピンオフ(社内の事業を切り離し1企業として独立させる。スピンアウトだと資本は別)して起業したいひともこのやり方は有益か。と考えると、思ったより普遍的かも。