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☆本#302-304 リアルとファンタジー「ランチのアッコちゃん」「3時のアッコちゃん」柚木麻子著、「神様 2011」川上弘美著を読んで

アッコちゃんシリーズ1作目と2作目。
アッコちゃんは背が高く、がっしりした体格の中年女性。ネットワークが広く、大望を持ってて、有言実行で、若干猪突猛進タイプだけど、壁に当たっても挫けず、学びを欠かさない。その彼女が強引におせっかいをやくことで主人公らが影響を受けてかわっていく。
短編と言っても、アッコちゃんがほとんど出てこない話もある。リアルな部分と、会議にアッコちゃんが来てティーサービスするなど意外な、小説ならではと思われる展開もあり。

「神様 2011」には、以前書かれた「神様」もある。2011のほうは福島の震災後の影響が色濃く出ているけど、非日常も慣れれば日常。
くまとのほのぼのした関係はどちらも変わらなくて、読後感がいい。
くまが引っ越して来たり、いっしょに散歩に行ったりする設定がいい。


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