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☆本#13 思った以上に深刻で、環境によくない、91%のプラスチックはリサイクルされていない問題

「海洋プラスチック汚染 「プラなし」博士、ごみを語る」中嶋亮太著を読んで、改めてプラスチックに囲まれた生活、日本人は米国に次いで包装容器プラの排出が多い(中国にプラ拒否されたニュースを思い出す)、海に漏れ出すプラ問題等考えさせられた。

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アメリカに住んでいた時、分別ごみでプラを分けなくていいことになった時がある。なぜかというと、回収後さらに分別作業が発生し、人件費が高くついたから。今ではちゃんと仕組みができていると思う。

プラスチックの人体への影響

魚介類を食べていると、プラスチックを摂取している可能性があるらしい。その人体への影響はまだわかっていない。

プラを誤食する海洋生物は増え、すでに230種類以上が餌と間違って食べているそうだ。

天使と悪魔の話を思い出す。天使は地球を滅亡に導く人口増を防ぐため病気を作って人を減らそうとし、悪魔はそれを阻止する。

戦後、プラスチック製品は低価格で耐久性があって人の暮らしの役に立ってきた。そして、今、海洋生物からじわじわと被害にあっている。プラスチックの開発は悪魔の所業といえるのか。

わたしができること

問題は多岐にわたるため、ひとつの解決策でどうこうなるレベルではないけど、プラ使用を最小にする施策、ドイツでコーヒーカップのリサイクル(既にあるものを可能な限り再使用し、生産数量を低減する)等始まっているらしい。

個人なら、エコバッグのほかに、マイボトルを使用するとか、プラ製品は再利用してゴミをださないとか、身近なところからなにか始められると思う。

数年前、アメリカのブランドS'wellのボトルを購入した。酷暑の夏、毎回ペットボトルを買うのもどうかと思ったのがきっかけで特にエコ目的ではなかったけど、デザインもいいし、保温・保冷機能付きだし、いつでもどこでも水を飲めて満足している。ただし、持ち歩くとき少々重いけど。。。

このブランドはペットボトルを減らすことを目的として開発された。キャップを紛失する人が多いのか、別途購入できるようだ。デザインは、シンプルな単色から、デザイナー制作品まである。

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携帯傘袋のすすめ

今後レジ袋はなくなっていくだろうからエコバッグ使用が普通になると思う。

次は、レジ袋同様大量生産されているプラの傘袋削減だろう。折畳み傘を携帯しているので、濡れた時用のプラ袋も携帯しているけど、周りもそういう袋を携帯することが習慣化されれば自然となくなっていくだろう。

プラなし活動は、環境への配慮につながっているので今後もできることからはじめていきたい。

アメリカでプラなしを実施しているひと曰く、プラを減らすにはまず周り(店等)の協力が必要らしい。つまり、なにか購入する際、プラに入っていたりするので、量り売りや紙ケースといった選択肢が増えないと個人レベルで減らすには限界があるそうだ。

ひとまず何かプラなしできることがあるか考えよう。


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