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☆本#446 接点「サイコセラピスト」アレックス・マイクリーディーズ著を読んで

語り手は心理療法士(サイコセラピスト)のセオ。それと、精神科施設に入る前のアリシアの日記が挿入される。

6年前、アリシアは33歳の時、夫を銃殺した。ふたりは結婚して7年目で、アリシアは画家、夫のゲイブリエルは名の知れたファッション写真家だった。
その事件以降アリシアは喋らなくなり、公判までの自宅軟禁の間、自画像を描く。絵の題はギリシャ語「アルケスティス」。その後、司法精神科施設に入院した。

抑圧的な父親の下で育ち、セラピーを受けた経験から、自身も心理療法士になったセオ。アリシアを助けられるのは自分だと思い、施設で空きの募集を見つけ、応募する。面接をパスして、勤務を始め、教授に提案し、自身がアリシアのサイコセラピストになる。
が、面談時、アリシアは薬で意識が朦朧としていたため、薬の量を減らせないか教授に相談。
職場には、以前の職場で入れ違いだったけど、面識のあるクリスティアンがいて、彼はアリシアの担当精神科医だった。セオは何故か彼からはなぜか嫌われていた。

セオは既婚者で、妻のキャシーとは出会ったその日に惹かれ、互いに恋人はいたのに即分かれて付き合い始めた。メンタルが少々弱いセオにとって、妻は大事な支えでもある。

アリシアは相変わらず喋らないので、セオは彼女の周りの人間に接触し、当時の話を聞き始める。

日記の中でアリシアは、不審な人物が自分を見張っていることに気付く。夫に話すも、セラピーを受けるよう言われ、嫌々ながら受ける。

セオはある日、妻が浮気をしていることに気付く。落ち込み、以前世話になったセラピストに会いに行き、妻との別れを決意するも、実行できず。相手の男の後をつけ、既婚者だと知る。

薬を減らした時、最初アリシアは、セオの言葉に反応し、襲ってきた。が、徐々に慣れていき、ある日セオに彼女の日記を見せる。そこで、セオはある事実に気付き…。

そして、妻の浮気問題にも行動を起こし…。


意外な展開で、読後、一部確認。


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