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命と引き換え 映画「7つの贈り物 seven pounds」を観て

2008年公開、アメリカの映画。TVコメディのフレッシュプリンスに出演してた頃並みの細さのウィル・スミス主演。

見るのは2回目だけど泣きどころの多い映画。今回印象的だったのはエミリーの最後シーンの衣装。心臓手術の痕が見える服。たぶん日本人なら傷跡は隠す服を選ぶ。それは人に気を使わせないという気配りもあって。

アメリカ人は、見た目がカワイイよりセクシーかどうかを基準にする。なので、洋服も襟ぐりが深くカットされたデザインが日本より多い。

体型に関係なく欧米の女性はそういう、タイトで胸の谷間も強調された服、を日常で着ている。周りも見慣れてる。日本の場合、保守的なひとは下品だと言うかもしれないし、そういう服を着ている人が多くないから(場所によると思う)着づらいと思う。イタリアで購入したトップスが、デコルテ部分が広くカットされているデザインでなかなか日本で着る機会がない...。

エミリーの服はワンピースで前がVカットデザインなので手術痕が見える。それを‘目印として’という映画上の事情もあってあの服を選んだと思うけど、アメリカ人はたぶんその時自分の着たい服を優先する基準だろうな〜と思った。手術跡が見えるかどうかなんてことよりも。それを実行するのがかっこいい。

タイトルのSeven poundsは、ヴェニスの商人の借金返済「肉1ポンド」から来てるらしい。7ポンドなので、7人分。借りを体で返した。邦題の方がわかりやすいけど、オリジナルの方が意味は深い。

しかし、この映画の設定はいろいろ特殊だからかアカデミー賞にはまったくからんでいない。



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