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☆本#330 スーパーミドル「25年後のセックス・アンド・ザ・シティ」キャンディス・ブシュネル著を読んで

SATCのその後がテレビで放送後、この本の存在を知ったので読んでみた。SATC開始のきっかけとなった本よりもこっちのほうがいろいろ興味深かった。
もちろん、ドラマのほうはフィクションなので、この本の中にその登場人物は出てこないけど、彼女たちのようにNYCでの生活を楽しんできたひとたちがどうなったのか、期待を裏切らなかった。
20~30歳も年下の彼との恋なんて、フランスぐらいかと思ったらNYでは違ってきてるようで、著者はネタとしてオンラインの出会い系アプリを登録して体験してみたり、少年とその父親と短期間暮らしてみたり。

スーパーミドル(かつてより向上している人々)、「理想の彼氏」の定義、スパウスチャイルド(夫という名の子供)、ホット・ドロップ(若い子好きのシニア)、ミドルエイジ・マッドネスなどの話は、なるほどと思う観察力と洞察力。

身近な人の死も経験して、恋人なんて必要としてなかった著者もスーパーミドルと出会う。
「たがいに寄り添う」ことの大切さが最後に出てくるのは、女友達を大事にする著者の自然な帰結か。

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