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☆本#52 観察力を鍛える 「観察力を磨く名画読解」エイミー・E・ハーマン著を読んで
ひとの身体は長生きするためエネルギーを消耗しないようになっているけど、十分に脳を使ってないと神経連絡の速度が遅くなり、物事の変化に気付いたり、必要なものを見つけだしたりする力が衰えるらしい。また、注意力散漫な就業者はIQも低下するらしい...。
そういった点を回避するには、学びつづけることがいいらしい。そうすると、すべての年代で大脳皮質のシナプスが増えることが判明していて、たとえ高齢な人も、認知トレーニングをすることで観察力や分析力、コミュニケーション力が強化される。
著者は元弁護士で、美術館の教育部門に転職後、アート分析が医大生の診断スキルをあげたことから、ニューヨーク市警に「知覚の技法」セミナーを実施し、警官の観察力を向上させた。
この本には、実際絵画を使った、観察、分析、伝達、応用が実例とともに書かれている。
ひとがいかに見ているようで見ていないかがわかって興味深い。
なぜアートかというと、著者曰く、
"心をざわつかせる作品は、脳にとって最高の刺激なのだ。"
これまで美術館では、いつも気に入った絵だけ足を止めてじっくりみていたけど、今後はほかの絵も細部を観察してみよう。
そのまえに、シャーロック・ホームズのモデルになった博士のように身近なところから観察を開始してみよう。
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