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ジャンルにこだわらず読んだ本あれこれ。
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2023年5月の記事一覧

☆本#454 螺旋「硝子の塔の殺人」知念実希人著を読んで

医師の一条は、自身が受け持っている患者、神津島が主宰する怪しい宴に参加する。場所は、神津…

☆本#453 四面楚歌「スリープウォーカー」ジョセフ・ノックス著を読んで

警察ノワール。英国、マンチェスター市警、エイダン・ウェイツのシリーズ3作目。 イントロで…

☆本#450-452 「昨日がなければ明日もない」宮部みゆき著、「たりる生活」群ようこ著…

「昨日が…」は、主人公がアラフォー男性の探偵の話で、中編1作、短編2作。人が良くて理性的…

☆本447-449 「上級国民/下級国民」橘玲著、「土を喰う日々」水上勉著、「あきらめま…

「上級国民/下級国民」は、下級国民の誕生、女性の非正規が増えた理由、経済低迷の理由、世界…

☆本#446 接点「サイコセラピスト」アレックス・マイクリーディーズ著を読んで

語り手は心理療法士(サイコセラピスト)のセオ。それと、精神科施設に入る前のアリシアの日記…

☆本#442-445 アナグラム「カササギ殺人事件 上下」「ヨルガオ殺人事件 上下」アン…

どちらも主な語り手は40代女性編集者、スーザン。でも上下巻の半分のページは、スーザンが担当…

☆本#441 正義と制裁「木曜殺人クラブ」リチャード・オスマン著を読んで

引退者用の高級施設クーパーズ・チェイスに住む、シニアのエリザベス、ジョイス、ロン、イブラヒムは、探偵の真似事をして未解決事件の推理に興じる木曜殺人クラブのメンバー。施設の経営者の一人が殺されたのをきっかけに、事件の真相を探り始める。 時系列で、ジョイスの日記が挿入されるかたちで進む。 エリザベスには認知の傾向がありそうな夫がいて、木曜殺人クラブの創設者のひとりで元警部のペニーは寝たきりで意識がない。彼女の夫がいつも付き添っている。 ジョイスには娘がいて、ロンには過去にボク

☆本#440 真理「ソクラテスの弁明」プラトン著を読んで

なんとなく興味があって、いつか読もうと思っていたので読んでみた。後半は解説だった。 ソク…

☆本#439 ほぼいい人のみ「福猫屋」三國青葉著を読んで

書評で知って猫派というわけではないけど読んでみた。若干ファンタジーな展開のほのぼの系。 …