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広報立ち上げのきっかけと最初にやったこと―メディアさんの特徴分解とアタック方法―

皆様、こんにちは!ニット広報改め、HELP YOU広報のコザワです!最近よく、「え・・・・美佳さん、転職したんですか!?」と言われますが、転職はしておりません!弊社のメインサービスがHELP YOUと申しまして、そのサービスのことをもっと知っていただこう!ということで、HELP YOUコザワ、と名乗ることにしました\(^o^)/

さて。
最近、お陰様で、様々な方から広報の相談を受ける機会が増えてきています。よく聞かれるのが、「広報の立ち上げって、何からやったんですかー?」ということ。なので、本日は、「広報立ち上げのきっかけとはじめにやったこと」について、お話をしようと思います!では行ってみましょう~★


広報を立ち上げるきっかけ

弊社、実は、専任広報を採用しようと何年も採用活動を頑張っていました。ただ、なかなか良い人が採用できない。結果、社長自ら広報活動をする、という状況でした。とはいえ、社長ですから、忙しいですよね。結果的に、PR会社を使ったりして、広報は片手間。2020年の1月に、一人入社するのですが、なかなか上手くワークしない。そこで、2020年7月に、社長からいきなり呼び出されます。

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という少々、雑な振りではありますが、正直、こんな感じで、私が広報をやることになりました。

広報は完全未経験!右も左も分からない

社会人13年目。営業しか知らないコザワが、初めて、広報の世界へ…。

「メディアさんの方と繋がりない!」
「打ち出せるネタがない!」
「知識もノウハウもない!」

という状態で、とっても不安いっぱいでした…。広報コミュニティに参加したり、ベテラン広報さんに話を聞きにいったり、元PR会社の友人に色々と教えてもらったり、記者さんとの飲み会やお食事の機会があれば最優先で参加したり…。広報系の本は30冊以上読みました。

最初は、めっちゃ勉強しました。

ただ、知れば知るほど、広報ってすごく奥深いし、「広報=経営」だなぁ、とも感じていました。それに関しては、後述します。


露出実績がない企業は載れない

今、世の中にメディア、というと実にたくさんあります。私も、最初は、「よーし!TVだ!日経新聞だー!」と思いましたが、玉砕…

露出実績がない企業は載れない

ということを痛感したのが、広報になってすぐに直面したことでした。そりゃそうですよね。TVや日経新聞などの大手メディアは、「この企業が載る理由は何か?」「載せるだけの実績があるか?」ひいては、「この企業を掲載することで、叩かれないかな?」下手したら「反社じゃないかな?」と考えるわけです。SNSで何でもかんでも言われる時代ですから…。。

また、「テレワークについて、語れます!」と言ったって、3か月間だけテレワークを実践した企業と10年間テレワークを実践している企業とで言ったら、後者に取材をしに行きますよね。ただ、問題は、後者だとしても「発信をしていなければ、取材は来ない」ということです。要するに、

発信をしていなければ、やっていないことと一緒

というのが、広報の世界だと思っています。だからこそ、広報立ち上げにおいて、メディアに載るためには、①実績を作る、②自社発信をするということが、とても大事だと思っています。


メディアさんの特徴分解

メディアとはいっても、もはや、世の中に有象無象たくさんあります。なので、最初に、概念を3つに分けました。

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①誰もが知っている影響力大のメディア
②認知度はそこまで高くないが、影響力があるメディア
③認知度は高くないが、業界特化しているメディア

①誰もが知っている影響力大のメディア
TVや大手新聞、大手Webメディアなど。ただ、この軍団に、いきなり全く無名のベンチャー企業がアタックしても、見向きもしてもらえません。。。それどころか、関係性をつくることすら難しい。

なので、まずアタックすべきは、
③認知度は高くないが、業界特化しているメディア
私たちであれば、HR、経営者、ビジネス…などなど、親和性の高そうなメディアさんをリストアップして、一気にアタックしました。知名度は高くなかったとしても、業界に特化されているので、見て欲しい人には見てもらえる可能性が高くなるし、「HRに強い会社なんだな」というブランディングにもなります。更には、そのメディアさんと一連托生で、世の中を変えに行きましょう!という同志になれます。私は、1年前から連載をさせていただいているこのメディア様方には、足を向けて寝られません。

ちなみに商談方法としては、そのメディアが目指すものと運営会社の理念などを見て、スキマを探す。そのスキマを埋めることができますよーということを提案する。もう、ここは営業なんで、この手のことは得意分野ですね。そうして、関係性をどんどん築いていきました。

更に、③のメディア露出が増えてくると、
②認知度はそこまで高くないが、影響力があるメディア
これは、実は月間1億PVを誇るメディアだったり、Yahoo!ニュースに転載されるメディアだったりをバーッと調べて、③の実績を引っ提げて、アタックする。そうして、ジワジワと②③のメディア露出を増やしていきました。

そして、②③が増えてきて、①にはここぞ!のタイミングで一気にアタックする。これは、ただ単に、自分たちの言いたいことを提案しても無理です。あくまでも、世の中の潮流を捉えて、今、何がニュースとなり得るか?ということを妄想し、そのメディアの特徴や記者さんの興味や得意なことを考慮して、提案しています。

自らの発信と企業価値アップ

そして、メディア露出の実績ができたら、コーポレートサイトにその実績を書く。コーポレートサイトのリニューアルは私が行ったのですが、その途中に、メディアさんのロゴを入れさせていただきました。それによって、他のメディアさんが弊社のことを調べていただいた時に、「日経新聞さん出てるんだ!じゃあ安心だな」と思ってもらえると思っています。

こちらが弊社のコーポレートサイトです。良かったらご覧ください。

以下が、弊社のHPでのNEWS情報です。

土日以外、ほぼ毎日のように、何らか発信をしています。プレスリリースも月に15本以上は書いています。(一番多い月は29本書きました)

会社・事業の発信するものを整え、営業・マーケと連携してサービス系のネタを一緒に作り、人事と採用関連のネタを一緒に作っています。しょっちゅう、広報主体でイベントをやったりもして、ネタを作っています。

これだけ、HPのNEWS欄に動きがあると、メディアの皆様も「広報活動に力を入れている会社だな」という認識を持ってもらえると言っていただきます。

また、コザワと言えばTwitter。

このTwitterの中で、会社のことや組織のこと、HR関連、テレワークノウハウ…などなど、会社に関連することはどんどん発信していくことで、メディアさんにも「コザワさんのTwitter見てます!」と言っていただけて、メディア露出に繋がった、というケースも多くあります。


メディアさんへのアタック方法

①リストアップ(HR、経営者、ビジネス…等々)
②アタック文章作成
③一気にアタック
④反応があったら、商談「是非、取材を!」
⑤「取材は有料です。寄稿でしたら…」→寄稿でOKです!

弊社はHELP YOUがアウトソーシングなので、この①②③は、業務委託メンバーに対応してもらっています。私は、正直、商談”しか”やっていません。。。そう、商談と言えば、私、営業マンですから、得意分野です…。でも、この①②③が結構、大変なんですよね。。。なので、ここは別の人にやってもらって、私は私が一番得意で肝な部分に集中する、という体制を組んでやってきました。


寄稿は自分の言葉で書ける

メディア露出において、オススメなのは、「寄稿」です。メディアとしても、ライターを雇うのも大変だし、お金が掛かる。だからこそ、「この会社良いな~」と思っても、取材となるといつになるやら、、、となってしまいます。だからこそ、寄稿です!

◆寄稿獲得の流れ
①信頼「テレワークなどの寄稿実績」
②提案「〇〇で寄稿させてください!」
③クロージング「Twitterでシェアします!」

私は、今このnoteが営業ツールでした。元々、去年のコロナ禍に暇すぎてやることがなくて、noteを書き始めました。それが財産となって、「こんな記事、書けますよ!」と提案し、執筆テーマが決まる。そして、あとは、HELP YOU内のメンバーに、依頼するだけ。そして、寄稿の良いのが、連続してメディアさんと関係性を持ち続けられること。取材されて、その後の連絡って、なかなかしづらいですよね。。でも、寄稿、特に、連載が決まったら、関係性を持ち続けることができます。それって、広報としてはすごくありがたいことだなーって思います。


1年と3ヶ月の実績

【メディア露出は603本】
フジテレビさん、TBSさん、テレビ朝日さん、日経新聞さん、朝日新聞さん、スポニチさん…数々のメディアさんに取り上げていただけるまでになりました。もう、感無量です!

【寄稿だけでも100本超え】
そのうち、4月は単月20本の執筆。そのうち、8本がYahoo!ニュースになりました。プレジデントオンラインさん、ForbesCAREERさんなどでも執筆をさせていただきました。

【プレスリリース配信数は224本】
毎月15本以上はコンスタントに書いています。4月は、29本書きました。このプレスリリースがなぜこんなにも書けるの?ネタはどうしてんの?誰が書いてるの?ということは、またどこかでお伝えします。

【現在連載中のメディア一覧】
◆withnews
https://withnews.jp/articles/writer/553/1
◆Moovoo
https://moov.ooo/article/613886353f41be09841886ee
◆日経BizGate
https://bizgate.nikkei.co.jp/search?keyword=%E5%B0%8F%E6%BE%A4%E7%BE%8E%E4%BD%B3
◆キャリコネニュース
https://news.careerconnection.jp/author/mikakozawa/
◆マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/author/13168/
◆ビジネス+IT
https://www.sbbit.jp/article/cont1/59508
◆SalesZine
https://saleszine.jp/article/corner/63
◆HRzine
https://hrzine.jp/author/127
◆@人事
https://at-jinji.jp/expert/column/48
◆おかんの給湯室
https://okan-media.jp/search/%E5%B0%8F%E6%BE%A4
◆日本法令
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000059127.html


広報=経営

会社として対外への発信というのは、「内部にあるものを拾って社外へ発信する」と思われがちなのですが、全てがそうではないと思っています。もちろん、その要素も大事です。なので、弊社はフルリモート経営なので、「オンライン散歩」という色んな会議にフラッと出たり、「オンラインランチ」や「ぼそぼそ」という雑談を色んな人とやることで、ネタを拾ってくることもやっています。ただ、それだけではなく、広報視点で、世の中の潮流を捉えて、事業への提言をしたり、組織開発へ加わったり、イベントの主催をしたり…という広報主体でネタを作り、それを発信することも大事。そうなると、もはや、経営なんですよね。会社として在りたい姿に近付けるために、広報として何ができるか?どういうメッセージで発信するか?ということを考え抜く。もはや、社長と同じ視界で物事を見て、ディスカッションができ、社内の現場を動かせるか?ということでいくと、広報は捉え方次第では、ステークホルダー全てに関わることも出来る。何なら、会社のブランディングのために、社長をプロデュースすることも広報の仕事です。ベンチャーの一人広報としては、それぐらいのスタンスでいることが大事かな、と思っています。まだまだ、出来ていませんが…(-"-)


最後に:現在の夢

「広報を通じて、『働く』の世界を変えたい」というのが、私の大きな夢です。その先に、お客様への貢献・還元を実現し、社内メンバーが誇りに思えるような会社にしたい、というのが確固たる想いです。

また、スタートアップ企業こそ「広報=経営」。

客観的な視点から会社を捉え、経営・事業に対して提言していくことも、重要な役割だと認識しています。弊社の取り組みが、ベンチャー企業の一人広報さんやこれから広報を立ち上げよう!とされている皆様にとって、何か少しでもヒントとなる機会となりましたら、幸いです。 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!本日は、以上です(^^)/


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