みかびごん

こどもたちから、居眠りポケモンみかびごんと呼ばれています。

みかびごん

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最近の記事

金木犀

10月になってすぐのある日 あ、今日キンモクセイが香りを放つ日だ! と思った。 キンモクセイってみんな、どこもかしこも同じ日に香りださない?? で、数日香りを楽しませてもらっているうちに 花は甘い橙色の絨毯になって 今は茶色になっていってるところ。 朝、娘とそんな変化を観察しながら登園している。

    • 小さくまとまろうとするなよ

      これは今日、自分の父親に対して思いつく限りの悪態を紙に書き出してみた時に出てきた言葉。 わたし、父からの愛情は充分に受け取ってきてる。 出てくる文句は、もっと素直に寂しいって言え!とか、ごまかすな! 自信もてよ!! そんな面白いセンスと感性と発想力とポテンシャルと創造性と行動力があるくせに、自分をみくびって小さくおさまろうとするなよ!! 小さくまとまろうとすんなよ!! 突き抜けろ!創造しろ!! その魅力をもっと世界と分かち合え!! 素直に堂々と破天荒であれ!!

      • 未来から流れてくる時間

        まだこれは、恐る恐る書きます。 今日、知り合いの人の自宅からの映像を見る機会があったんだけど 初めてみるはずが、完全に間取りとか知ってた。 行ったことが無いのに、普通に記憶の中にある。 もちろん写真とかで見たことも無いんだけど、わたし、行った体感があった。 最初は、ああそうそう。やっぱりねって感じだったけど、だんだん怖くなってきた。 もし行ったのを忘れてるにしても、想像力が巧み過ぎるとしても、たまたまにしても、今みた瞬間に思い込んだにしても、こわい。 最近こうゆ

        • 脈・脈・脈

          今日はついに、自分の出血をみて感動して泣いてしまった。 最近、24時間制度も無視して、本当に眠くなったら寝て、起きたくなったら起きて、食べたい時に食べたい物だけを食べて、だいたい1日1食か2食だし、やりたいことだけやって、無駄な交流もない。 っていう生活をしていたら、 どんどん幸福度が上がっていってて、意識が冴えてきて、とにかく命があることや、自然にも人工物に対しても感謝や感動がわきあがりまくってて、生きてる自体が快楽! 風を感じただけで、あ〜ん、もう、こんなの、こん

          ミッドナイトスイーツ

          風は吹けども 空は静か 子どもが寝静まってから、密かに買っておいたケーキを食べた。 むかし、母もこんなふうに 私には秘密のお楽しみ時間があったのだろうか あったら良いなぁ いまも。 母が自分で自分をご機嫌にさせてくれていたら、嬉しいなぁ。

          ミッドナイトスイーツ

          すーちゃんの話

          4年ほど前。 亡くなった父を呼んでみたら、空にぽかんと穴が開いて父がこちらを覗いてきた。 お?来るか?と思ったら、穴から元気で若々しい青い龍をこちらに放り投げて、そのまま父は消えてしまった。 そこからその青い龍は、すーちゃんと名付けて 背中に乗って日本中、世界中、宇宙まで色んなところに連れて行ってもらった。 すーちゃんに会いたい時は、眠るとき、ゆっくり深呼吸しながら、いつもの砂浜に行けば良い。 すーちゃんは砂浜で休んでいるから、私も背中に乗ったり、抱きついたり、砂

          すーちゃんの話

          このワンピースまだ持ってる

          2020年、特にこの3月くらいからグッと自分の中に新しい雰囲気が漂っていて、嗚呼もう去年の自分が選んでいたことには付き合えないんだね、とか、これから得る感情や感覚を新鮮に受け容れながら新しい時代を生きていくんだね、とか思っていたんだけど どうも懐かしい感覚が次々とやってくる。 今日は何かと理由を見つけては、めそめそしていたいような日で、 高校生、大学生くらいのド思春期の自分に出会ったみたいな気分だった。 昨日は、初めて東京にひとりで1週間くらい遊びに来てみた18歳の時

          このワンピースまだ持ってる

          卑くっちゃん

          今日はなんだか私の中から卑屈や劣等感たちが列をなしてゾロゾロとお出ましになっていて、 わたしはわたしをまだこんなにも裁いているのか。そうか。 と雨の音に包まれながら観察していた。 それで良い。それで良い。

          卑くっちゃん

          こたつの中の恋心

          あかくじりじりと焦がす いつのまにかじんわりと汗 くつしたをぬいだことを みんなは知らない

          こたつの中の恋心

          にんげんの命

          昔、大好きな父の肉体から魂が抜ける瞬間に居合わせた。 本当に、カラダはすぐに、単なるガランとした使い古した容れ物みたいになった。 だけど、父が生前に撒き散らしていた言葉や姿や音の粒々が私の中にも沢山入っているから、何十年経っても居なくなる気配が無い。 それより、私にとっては、人が産まれる瞬間の方が100倍衝撃的だった。 お腹の中に命が宿って、育んで、育んで、育んで、世界に放つ。 何これ? わたし、お腹の中に人間を入れて育めるんです。 とんでもない機能を携えて生き

          にんげんの命

          ただの夢の話

          歯が6本抜けたはずなのに、てのひらには5本しかない。 あと1本どこ?くちの中にあった場合には、寝てる時にのどにつまって危険かもしれない。 よくよく見ると5本は全部繋がっている。 口の中に戻そうにも入らない。 いまやっている歯医者さんをさがすけれど、乗ったはずのエレベーターが2階で止まってしまったり、上手に見つけられない。 kiiちゃんにも道案内してもらったけど。 そんな中現れたネパール人の男が、エキゾチックなポーチに入ったエキゾチックなノートをくれた。ここに自分の

          ただの夢の話

          春がぱっくり

          隣で次女が、眠りながらも腕をぼりぼり掻いている。 その音に涙が出そうなくらいぞくぞくする。 眠ってる。かゆい。かいてる。寝てる。かわいい。天才。楽器みたい。寝てるのに。本人は知らずに。すごい。かわいい。愛しい。生きてる。かわいい。 上の子が初めてとうもろこしに被りついた時も、その音が私を揺さぶった。 身一つで! 生えたての歯で! なんちゅー音を奏でんねん!! そしてとうもろこしもや! かわいい色して、嫌味の無い甘さして、こんな音までさして!! (´༎ຶོρ༎

          春がぱっくり

          血の味を知っている

          皮膚の中の さらに血管の中で生きている血の なぜだか味をよく知っている 逃げも隠れも出来ない とりつくろえないあの味を わたしなんて、と、ふてくされて寝ている時も たらふくお酒を飲んでほとんど記憶が無い夜も お腹に新しい命を宿している時だって スーパーでお豆腐を選んでいる時だって そんなことはお構いなしに 精密で精巧な体の中を絶えず巡っている いつでもまっすぐ自分の仕事をしている血液の その味が愛しく思えた 好きな人の傷を舐めた。

          血の味を知っている

          よそよそしくて甘い。

          今日久しぶりにお好み焼きを作って食べた。 あ、春キャベツだな。よそよそしくて甘い。と思った。 冬とは違って、一枚一枚がおおらかに水分を携えていて、余裕のある距離感で集っている。 3月の満月は、ワームムーンと呼んだりするらしい。土の中でぎゅっとしていた虫たちも月光浴に出てくるのかな。 明るい大きな満月が残りの冬を溶かしたから、もういつでも安心して 春分さんいらっして。

          よそよそしくて甘い。

          はるやすみ

          こどもたちの春休みが、思っていたよりもはやくやってきた。 こどもたちの笑い声、けんかする声、お昼ごはん、走り回る足音 なにかと気持ちがそっちに向いて、自分への関心がうすれちゃう気がするから、 他愛もない言葉を書き置く時間を自分にプレゼントしたくて noteをはじめてみることにする。 使い方はだんだん覚えていけるかな。

          はるやすみ