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春とパラレルキャリアと犬と街。

春は出会いと別れの季節というけれど、学生時代のようにクラス替えもなく、長らく新卒をとるような会社にいなかったので、4月だからと大きく環境が変わることはなくなった。

だから、出会い!別れ!的なイベントは全然無いのだけど、だからこそ、少しずつ人との距離が近づくのを感じると嬉しい。

少しずつこの街で暮らす人たちと”知り合い”になれるのがうれしい。散歩でたまたま会った人と話していたら、「あ、もしかして〜ちゃん(犬)とよく会う子?」と共通の知り合い(犬)がいることが判明したり。

これまでは、自宅と駅の往復だけだった自分が住んでいる街がどんどん自分のいるべき場所になり、馴染みの場所になっていく感覚が楽しい。特にコロナ禍後に新しいお店ができていくのを見るのはウキウキする。もちろん、お店の種類によって行きたいと思うこともあれば、興味自体が無いこともある。だけど、自分自体が行かないお店も街の賑やかしの一員になっていく風景を見るのが好きだ。

自分のほうがこのお店よりもっと長くこの街にいることがなんとなく嬉しくもあり楽しくもある。恐らくこの街にはこれからもいるつもり。
どこかに引っ越す未来は今のところは見えない。街に馴染んでいく感覚、たのしいな。

ここ最近、元職場の仲間とか学生時代の友人とか、以前同じコミュニティに属していた友人と会う機会が多い。仕事の話もプライベートの話もいろいろするけど、人生ってどんどん多様化しているなあって感じる。

仕事、今、何しているの?って問いに単純に「営業」「研究職」「ライター」とは一言で答えられないことって多い。というか、会社員というのが当たり前ではなくなっていて、正社員が正解っていう感じでもなくなってきた。
個人事業主やフリーランスや業務委託、アルバイトにパート。いろんな働き方がある。仕事ってお金を稼ぐための手段ではあるけど、それだけではない仕事の在り方がたくさん世の中にはあるんだなって思う。

メインの昼間の仕事を持ちながら、夜たまにバーテンとしての時間を楽しむ人もいれば、どれがメインというわけでもなく複数社のしごとを同じように受けて働いている人もいる。

世間が言うキャリアアップかどうかというよりは自分が生きたい道を進んだ結果積まれるキャリアの方が真実味もあるし、内容がある気がする。
いろんな働き方ができる時代だからこそ、選択肢もふえて、どんな選択にも責任がつきまとう。

☆☆

先日、お仕事で社外の人と会う機会があり、私を含めて3人がその場にいたのだけど、3人ともが犬を飼っていることが会話から判明。
私も相当にわんこが好きでどこに行くにもわんこと一緒で、旅行は「with犬」が必須で旅先を決めているが、他の2人もそうで。
シニア期に突入した我が子のために仕事場の1室をわんこ部屋にして、基本的にずっと様子を見れるような環境にしたり。旅先はわんこも気兼ねなく過ごせる軽井沢の別荘とかで、遠出をするときは絶対に一緒につれていく。
こんな風にわんこをペットではなく家族として老犬になれば当然介護が必要でそのために仕事の調整ができる働き方を選ぶ人が増えるといいなと思った。

我が家のわんこもこれからシニアに少しずつ近づいていく。段々と寝る時間が増えている気もする。そんなわんこに万が一のことがあったら、しっかり自分の時間を費やせる働き方をしていたいなって思う。

そういう意味では一箇所だけではなく複数に収入源があるのが良いのかな。いざってときにシフトチェンジしやすい。

☆☆☆

そういえば、最近、飲み屋も賑わってきていて、昔ながらの横丁的な飲み屋に外国人観光客らしきお客さんも増えてきた。基本的に人と話すのが好きな方ではない私だが、ふとしたきっかけで生まれる飲み屋での会話は嫌いではない。普段出会えない人と出会えて、普段聞けない話を聞けるから。

でも、飲み屋で聞いた話なんてほとんどが覚えていなくて。なんとなく楽しかった記憶だけが残る。そんな曖昧さも好き。

居酒屋で生まれる繋がりなんて、と思っていても酔いと相まってふとトキメク瞬間だってある。先日は会話してみたら相手が10歳近くも下の男の子で、一緒にいた友人となんだか、こういうの久しぶりだねっていう話をした。
まあ、そこから何かがうまれることなんて無いけど、なんとなく楽しい気持ちを抱きながらの帰路は好き。

☆☆☆☆

もう春が終わりつつある。
すでに半袖で過ごせる気候になり、だんだんと街を歩く人も薄着になってきた。夏はあまり好きではないけど、身につける服が軽くなるのは好き。なんていったって、洗濯の手間も減る。枚数的にも体積的にも。
重いコートで肩が凝ることもないし。

ただ、肌の露出が増えると肌の調子が気になる。調子というか単純に荒れていないかどうか程度のことだけど。
ようやく自分の身体を大事にしたくなってきて、ちゃんと皮膚科に行くようにしたいと思ってきた。まあ、本当はもう病院に行かないとどうしようもないほど荒れて、酷いかゆみで普段の生活に支障がではじめていたからっていう理由だけど。やっぱりちゃんと病院にいくとちゃんと効く薬ももらえるし。
肌が落ち着くと、無駄にイライラすることもなく、いろんな生産性があがる気がする。
だからといって自信をもってみせられるほどの肌になっているかどうかと言われれば、それは全然違う話で、肌の健康状態をあげることと美肌をつくることは雲泥の差があるんだなと実感。
きれいになるって大変だ。

☆☆☆☆☆

きれいになるといえば、ふとネイルをしたくなる衝動にかられるときがある。

もう何度も向いてないと続かなかった経緯があるので、さすがにやめようと思いとどまるのだけど、コンビニやらドラッグストアやら、別の用事で訪れた先できれいな色のマニュキアが視界に入ると心が揺れる。

やっぱり彩り豊かな爪先には憧れるのだ。

久しぶりに会った友人の爪先がきれいだと、いいなあって思ってしまう。手先といえば、日常生活で割と頻繁に視界に入る部位であって、やっぱり視界にキラキラしたものが入るとテンションはあがるから。
パソコンを打つときも、スマホを扱うときも、わんこを撫でるときも。
いつだって手は使うから。

まあ、だからこそしっかり手入れする手間を面倒だと思う私は酷使するであろう手のネイルを美しく保つメンテナンスができない自信があり、いつも手を出せないのだけど。今年はのどこかのタイミングで一回くらいまた挑戦しようかな。

☆☆☆☆☆☆

とりとめもなく最近あったことを並べてみただけ。
まとまりないけど、そんな理路整然としていないのが日常で。

散歩終わりに疲れて寝ているわんこが視界にいるだけで、今日も幸せ。




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