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「絵本日記」【いちばんしあわせなおくりもの】


【いちばんしあわせなおくりもの】
作・絵 宮野 聡子
発行所 教育画劇


元気な「こりす」は、のんびりな「くまくん」が大好き。
ふたりは、日が昇ってから沈むまでいつも一緒。

「こりす」は「くまくん」の喜ぶ顔が見たくて、何か贈り物をしたい。
自転車や、セーター、レンゲの花束。
ぜーんぶ、やんわり却下される。

もう何も浮かばなくて、しょんぼりする「こりす」は思わず「くまくん」に叫んだ。
「ねぇ、くまくんに しあわせな きもちに なってもらいたいんだ! どうすれば、 きみは うれしくなるの? なにを したら、しあわせなの?」(本文より)

「くまくん」は、答えた。
「きみと一緒にいて、なんにもしないことさ。 きみといるだけで幸せさ。風の音を聞いたり、花の香を感じたり、きれいな夕日を眺めたり。その時にきみがとなりにいてくれれば、それが一番の贈り物だよ。」

「こりす」ちゃん、これ最高級のラブコールよ。

「くまくん」の笑顔がみたいと思う「こりす」。
そんな「こりす」を丸ごと大好きな「くまくん」。

すんごく温かい気持ちになりました。

幸せって、誰と一緒に何をするかってことよね。


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