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Mに人を信じさせること

ペットとの関係性を深めるには、
どういう形であれ一度何かを乗り越えなければならない。

Mは特にそれが難しそうだと最初から感じていた。

仕事終わりに迎えに来てもらってご飯に行くことにした。

突然の雷雨でMの服がびしょ濡れだったので、
まず彼の家に戻ってシャワーを浴びさせて、
それから出かけることに。

綺麗になったMを少しだけ脱がせて遊んだけど、
それはまた別に書くことにする。


今日はご飯を食べながら、Mと大事な話をした。


彼が誰にも心を開いていないように見えることについて。

「私に対してという訳ではなく、あなたは人のこと自体を信じていないように見える。いつ裏切られてもいいように壁を作っている。

友達だったら言わないけど、主従関係を築く上ではお互い心から信頼し合わないと難しい。

わたしはしっかりとあなたと向き合おうと思っているんだから、あなたも信じる努力をしなさい」

そう伝えた。

彼は「いつも彼女ができても、好きじゃないように見えると言われるんです。
何度も人に裏切られてきたので壁は作っていると思います。
言語化していただいたのでちゃんと理解出来ました。治せるように頑張ります」

そう言った。

彼はこの世界に慣れているからか、
私に対しても最初から何も隠さなかった。

それが逆に難しい。
警戒して何かを隠している人は、それを伝えることによって距離を心理的に詰めることが出来るのに、
彼にはそれが無い。


全て見せているように見えて、
M自身も彼の本質を見ないように隠している。

これからどうやって距離を詰めていこう。

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