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メンタルが強い人ほどサボれる理由

適度にサボること

私は昔「サボる」ことを良いこととは思っていなかった。

学校での行事も、働くときも、どんなときも「一生懸命やる」それが正義だと思っていた。だから、ずっとそうやって生きてきていた。

でも、一生懸命やって評価されたり「良い人」という印象が残っても、結局いつも周りを見てみると、「適度に力を抜いて働く人」の方がちゃんと継続していて、一定で、「働くのが苦じゃなさそう」に感じた。

ちょっと手を抜いてるくせに、働くのが私より楽しそうなのである。

サボれる人は強いと思った。私は、サボれる人ほど「自分の意見には真っ直ぐ」で「勇気がある」人に見えた。ちょっと、羨ましかった。

私はいっつも全力でやることが良いことだと思い続けてきた。でも、続ければ続けるほど正直疲れるし、「でも、辞められない、頑張らなければいけない」と、どんどん思うようになっていった。

だって、安心できなかったんだもん。頑張らなきゃ。

人の評価を気にした行動

結局、私は長く続かず辞めちゃうこともあったし、仕事に最後、嫌気がさしてしまうこともあった。

私はそこで「あ、私、周りに良く思われたくて頑張ってただけなんだな」「結局周りの噂とか声とかばっか気にしてたな」と気が付く。

一生懸命やり続けるのは悪いことじゃないけれど、あんまりそれをやり続けると、疲れるし、自分の為にはならない時もたくさんある。結局周りを怖がって、無理をしていただけの時もある。

「私って自分の為より、周りの人の評価なんだ」

と感じて、自分の為<周りの評価で生きている自分と向き合うことを始めた。自分を大切にしなきゃなって。

そして、適度にサボるを実行することにしたのである。どうしても、お腹が痛い時は頑張って仕事に出るんじゃなくて「休んじゃえ」とか、終わらない仕事を「残業してなんとか頑張る」んじゃなくて「周りの人にちょっと助けて貰う」とか。

私にとっての適度にサボるはもしかしたら、普通の人から見たらサボるうちに入らないレベルかもしれないし、お腹が痛ければ休んで当たり前かもしれないけれど、それくら張りつめて昔は仕事をしてきた。

特に新卒の会社がインフル以外の理由で簡単に休めるところじゃなかったから、風邪を引いても熱を出しても「頑張って出社」するもんだと思っていた。

勇気がある行動

適度にサボることをしてから、気が付いたこと。

それは、まず、「サボる」と自分が思っている行為、つまり「頑張れていない」と思える行為をするのは無理して頑張るよりも「超勇気がいる」ってこと。

周りの評価を気にしていた私は、「頑張ってないと思われる」ことが怖かったわけで、ちょっと気を抜いた状態をすることに勇気が必要だった。正直、休んだ時はドキドキしたし、人に仕事を頼んだ時は甘えだと怒られたらどうしようとも考えた。

でも、勇気を持ってサボることに慣れてくると、案外「あ、いいんだこんな感じで」と思ってくるのである。もちろん、周りから怒られたら考えなきゃいけないし、過度なサボりは禁物だけれど。続けているうちに「サボる」ことが自然にできるようになって自分を大事にする期間が増えた。

ここで自分の為に「適度に休む」って超重要だと思った。

慣れて適度に休息が取れれば取れるほど、気を抜いて仕事をできる日が増えるほど、案外「自分らしい働き方」ができるようになったのである。周りも「私のペース」を理解した時、無理を言ってこなくもなった。

メンタルが強い人ほどサボれるって言葉を聞いたことがあるけれど、それって一生懸命頑張って自分を壊しやすい人にとっては「サボるのが勇気のいる行動」で「簡単にできない」「心が強くないとなかなかできない」からなんじゃないかなと思った。

つまり、自分を大事にするって超勇気のいること!!

それでも、勇気をだしてサボることに慣れてくると、案外「勇気」を出さなくても出来るようになって、周りを気にすることも減った。

ああ、「自分のペースでいいじゃん」って、納得できた。

失敗を恐れない

失敗すると怖いし、怒られると嫌なもの。

できれば「周りからは良く思われたい」し「評価されたい」人間ってそんなもの。

でも、それを怖がらず、勇気を持って行動できた時、人ってなんかちょっと強くなれちゃう気がした。

周りの評価なんかどうでもよくなって、怒られてまでも自分を保てる人って相当強くて、自分を大事にできる人なんだなと思う。

「まあ失敗してもいいや」って、昔、受験期間に遊んでいた年下の友人がいたけれど、その子のメンタルは超絶強い。

「いつ失敗したっていいじゃん」そんなスタンスで生きていて、何事にも屈しない。いつも笑って、笑って、「まあいっか」ってできる。だから結局常にポジティブパワーで上手くいっちゃう。強くて明るいから挑戦も人よりできるし、その分チャンスもいっぱい。

その子にとって「失敗する」ことは当たり前のことになっている。だから、勇気もいらないし、ドキドキもしないし、当たり前に失敗してもいいから自分を保とうとできるから、自分に正直に生きられている。

私は、そんな友達を見てからもっと気楽に「失敗してもいい」って思って生きるようにした。周りからどう思われようと、そう生きることで自分に正直に生きられるようになり、心が強くなったように思える。

失敗が怖い人は勇気を持って失敗しまくって欲しい。多分、世界の見え方が大きく変わる。

上手くコントロールしている

メンタルが強い人は「一生懸命周りの為に生きる」ことと「自分の為に生きる」ことをバランスよく保ってるように思う。

サボりすぎてもだめだけれど、ある程度は失敗もしていい。でも、自分の為に貫きたいところは貫く。ちゃんとやれるところはやる。

そうやってコントロールしながら、ある程度ダメでもいいやって勇気を持って割り切って生きれるようになった時、自分のことを大事にできて、人生にゆとりができるんじゃないかな。

もし、今「一生懸命仕事をしてなきゃ落ち着かない」とか「とにかく100パーセント最大限で頑張らなきゃいけない」とか「仕事なんか休むの怖くて出来ないよ!」とか考えている人は一度、適度にだらけてみることも覚えて欲しい。

最初は怖いけれど、多分、一皮むけると思う。

▽大切に生きるをテーマに執筆中▽

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