【読書感想】整える習慣/小林 弘幸
「整える習慣」こちらの本、読みました。
著者の小林弘幸さんは自律神経研究の第一人者とのこと。
これまでは「睡眠」「筋トレ」「頭痛」といったジャンルの読書感想が多めでした。
最近はそういった健康面のジャンルに興味があり、自律神経に関しても興味を持っていました。
ということで、自律神経に関する本として読みやすそうな本書を手に取ってみました。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
こんな感じの本です。
1テーマ見開き2ページにまとめられており、読みやすかったです。
著者情報
本書の著者である「小林 弘幸」でネット検索したところ、いくつかヒットしました。
リンクしておきます。
いくつか引用と感想
午前中の「勝負の時間」を無駄にしない
せっかくなので、自分の仕事の流れを振り返ってみます。
午前中の流れは、
9時:メールチェック
9時半:デイリーの会議
10時:デイリーを受けて、その日やるべきタスクの整理
10時半~:メイン業務スタート
といった感じです(ザックリですが)。
メイン業務をスタートするまでに、既に1時間半経過しています。
午前中の半分はもう消化されてしまっていますね。
さらに会議が長引いたりすれば、メイン業務の取り掛かりがその分遅れたりもします。
振り返ると、引用で触れているNG行動(メールチェック、重要度の低い会議)を午前中にしてしまっている感じがします。
午前中が「勝負の時間」だとするならば、少しもったいないですね。
もう少し、午前中の勝負の時間にメイン業務の時間を充てたい。
となると対策案として浮かぶのは、
もう少し朝早くに仕事を始めてみる
優先度の低いタスクを午後に回す(後述)
タスク整理を前日にある程度済ませる
といった感じでしょうか。
デイリーの会議を別の時間帯に移すのは簡単にはいかないので、それ以外の案となるとこういった感じかなと。
昼食後の2時間は捨ててOK
「昼食後の2時間はほとんど仕事がはかどらない」
これは引用でも触れている通り、昼食を消化する時間で眠くなってしまう、とのこと。
それに加えて、睡眠圧力的にも眠くなる時間帯のはずです。
引用では触れてないですが、これも仕事がはかどらないのに影響しているかなと思っています。
睡眠圧力に関しては、以下の引用で触れています。
こちらも良ければぜひ。
【読書感想】熟睡法ベスト101 - 午後の眠気対策はランチメニューを見直す
この時間帯は仕事が捗らないとするなら、午前中にやってしまっている優先度の低いタスクをここに持ってくるのが良さそうですね(メールチェックなど)。
あとは昼食を早めに済ませて昼寝の時間を確保するのもアリかなと。
昼寝によって午後のパフォーマンスを多少なり上げることはできるかなと思っています。
昼寝に関しては、以下の引用で触れています。
こちらも良ければぜひ。
【読書感想】最新科学が証明した 睡眠にいいことベスト211 - 昼寝は午後2時から20分程度がベスト
「終了間際」の集中力を利用する
2つ前の引用(午前中の「勝負の時間」を無駄にしない)と並んで集中力が高まる時間帯が「終了間際」なようです。
私はリモートワークになってから、仕事とプライベートの境目が曖昧になっています。残業前提のスタンスに少し寄ってしまっている気がします。
ただ残業前提のスタンスだと、引用にもある通りデッドラインがない状態です。
この状態だと、集中力は高まらないんだろうなと。
「終了間際の集中力」を発揮できないんだろうなと。
そんな気がします。
一日の時間帯で振り返ると、本書で推奨している集中力が高まる時間帯(午前中、終了間際の1時間)にメイン業務をうまく充てれてない感じがします。
今後はタスクの優先順位を設定する際に「時間帯」を意識すると良さそうです。
そういったことに意識を向けながら仕事をしてみようと思います。
人の評価は口にしない
私も出来るだけ「人の評価は口にしない」ようにしています。
昔、友人と愚痴っぽい話で大いに盛り上がったのですが、帰り道にすごく後悔しました。
ストレスが発散されたのは愚痴を話していた瞬間だけで、帰り道には既に後悔や罪悪感で新たなストレスが生まれている感覚がありました。
愚痴っぽい話をしたことで生まれた新たなストレスは、大きく分けて以下2点です。
愚痴っぽい話に付き合わせてしまった友人への罪悪感
愚痴の対象となった人への罪悪感
上記2点の罪悪感がストレスとなり、愚痴で発散されたストレスを上回った感じです。
愚痴が対象となった人に伝わることはおそらくないので、そこまで罪悪感を感じる必要はないのかもしれません。
ですが、いかんせん私は気が小さいので愚痴っぽい話はシンプルに向いてないなと思いました。
ちなみにその後、愚痴っぽい話で盛り上がった友人と再び話す機会がありました。
するとどうやら、その友人も同じような罪悪感を抱えていたみたいです。
結果、その友人と話す時は愚痴っぽい話をすることがなくなりました。
趣味の話しかしなくなりました。
その方が、お互い精神衛生上よさそうです。
入浴法。お湯は39度、全身浴5分+半身浴10分
睡眠本でお馴染みの入浴に関して。
睡眠本だと深部体温の上げ下げに関しても触れていますが、本書では触れていません。
ただ、推奨しているお湯の温度や入浴時間が似ていたため、またしても引用してみました。
これまで読んだ本でも、お湯の温度はぬるめ(39度くらい)、入浴時間は15分くらいと似通っています。
「入浴による深部体温の上げ下げ」は頻繁に遭遇するトピックなので、これまでの引用を1つの記事にまとめました。
こちらの記事も良ければぜひ。
これまでの引用は「睡眠」の視点、今回の引用は「自律神経」の視点です。
視点が異なってもお湯の温度や入浴時間の目安が似ていたのは興味深いなと。
目安は似ていましたが、今回の引用の中でも個人的に新しい発見がありました。
それは、
体を慣らしてから入る
全身浴と半身浴を組み合わせる
の2点です。
特に「体を慣らしてから入る」はこれまで全然できておらず、いきなりザブンと湯船に浸かっていました。
今後は最初にかけ湯をしたりと、体を慣らしてから入るように気を付けようと思います。
ザブンと湯船に浸かると気持ちいいので、ついやってしまうんですよね。
でも気を付けないとですね。
食事は「腹6分目」を基本とする
「満腹はなるべく避ける」というのは、なんとなく意識していました。
ダイエットをしている身でもあるので、満腹にならないように気を付けています。
ただ、満腹は避けているとはいえ「腹8~9分目」くらいになることは多々あります。
もう少し控えめに、本書で推奨している「腹6~7分目」を狙うように意識したいと思います。
引用した内容で印象に残っているのは「体の一部に過剰な負担をかけないこと」「一部の器官に100のテンションをかけないこと」といった部分。
あと、私も気を付けないとなと思ったのは、引用でも触れている「目に過剰な負担をかけてしまう」こと。
仕事で長時間パソコンに向かっていますし、プライベートでも長時間パソコンに向かっています。
さらに休憩でもスマホを操作したりで、目にはかなり過剰な負担をかけてしまっています。
仕事の長時間パソコンはあまり減らすことができないので、プライベートでのパソコンやスマホ時間を減らさないとですね。
おわりに
ということで「整える習慣」に関してアレコレ書いてみました。
今回の記事で引用したのは、
午前中の「勝負の時間」を無駄にしない
昼食後の2時間は捨ててOK
「終了間際」の集中力を利用する
人の評価は口にしない
入浴法。お湯は39度、全身浴5分+半身浴10分
食事は「腹6分目」を基本とする
の6つでした。
前半3つの引用をざっくりまとめると、一日の時間帯別のパフォーマンス(集中力)に関してでした。
「昼食後の2時間は捨ててOK」は、なんとも潔くて良いなと思いました。
また、これまでの記事でも何度か引用した「入浴法」をまたしても引用してみました。
これまでは睡眠本からの引用でしたが、今回は自律神経の観点からだったので新鮮でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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