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服装史Ⅶ

ロココ期❶

18世紀の服装

ロココ期は、ベルサイユ宮殿でのルイ14世の定められた生活から一転し、パリでのインフォーマルなサロン社交が人々の生活の中心となったことから、バロック期よりも軽やかで陽気な服装が好まれるようになりました。また、女性がサロンを主宰をすることが多かったため、女性的な感性が生かされているのがバロック様式の特徴です。それに伴い、ヨーロッパのモードの中心地はパリとなっていきました。

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この時代には、カジュアルな服装や、演劇やオペラの舞台衣装のデザインが用いられた服装が流行し、宮廷衣装とは違う新たなモードの感覚がパリから発信されました。

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この時代には、男性のセットアップのベースが確立し、ジェスコトル(上着)、ベスト、シュミーズ(シャツ)、キュロット(半ズボン)がより洗練したスタイルで広まっていきました。

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ロココ期の女性の服装は、柔らかい雰囲気でルネサンス期のようにスカートの形を固定したスタイルが流行しましたが、今回は丸みを帯びて、自然な動きをするような形となっています。また、バロック期よりもスカートの丈が短くされているのが特徴です。がくせ

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