ときめく場所へ スウェーデン/アイルランド旅行記 2018 【スウェーデン編】
2018年も終わりに近づき少しばかり一年を振り返っていたのですが、やはり今年は6月に行った早めのバカンスが特に印象的だったので、それについて書き残しておこうと思います。
6月の中旬(野球でいうと交流戦の真っ最中に)スウェーデンとアイルランドへ行ってきました。
今回はスウェーデン編です。
(アイルランド編はこちらからみれます。)
以下、いくつかお店を紹介していますが、その一覧はこちら。
ヨンショーピンとその周辺の小さな町
スウェーデンは8年前に一度、ストックホルムに訪れたことがあるので今回で2回目。ただ今回は敢えてストックホルムを外した旅行プランを組むことにしました。
ヘルシンキ経由でヨーテボリ空港に到着し、そこからヨンショーピンに向けて北上。ヨンショーピンを起点にそのまわりにある小さな町2ヶ所を訪れたのですが、その町が本当に素敵な場所だったので紹介します。
Hjo(ヨー)
ベッテル湖のそばにある小さな町。
湖の浜辺では多くの人たちが日光浴をしに来たりと夏を楽しんでいる姿が印象的。住民もあまり多くなく、噴水がある中心地のあたりも落ち着いていて穏やかな時間が流れていました。
Gusto classicoというイタリア食材を扱っているお店の店主さんが日本の和食を中心とした食文化に興味をもっている方で話しやすかったです。ここでイタリアのオリーブやらチーズなどのおつまみを買って、湖の浜辺でピクニック気分で日光浴をしたのが充実した時間だったなあ。
Hjoに来たらぜひここに行ってほしいアイスクリームカフェのお店、MOSTER ELINS GLASS。
湖がすぐそばなのでテラス席で食べてる人が多かったですが、個人的には半室内がとても可愛くておすすめです。
わたしが食べたのは左側のバニラアイスと生クリーム、そしてクラウドベリージャムがかかっているHJORTRONというもの。そして右は友人が食べたBANANSKEPP。バナナとチョコアイスにバニラアイス、さらに生クリームとボリュームがしっかりあるので、友人はこれだけでおなかいっぱいになっていました。
このほかにもたくさんの種類のアイスデザートが用意されています。
Gränna(グレンナ)
Gränna(グレンナ)もヨンショーピンの近くにある小さな町。ポルカグリースというスウェーデン全土でよく見かける飴がここグレンナの小さなベーカリーから誕生したため、飴の町として有名です。
夏の間この町に来たらぜひ行ってほしいお店がこちら。
エビのオープンサンドで有名なお店。5月から8月の夏の時期にしか空いていません。
場所が町の中心から少しだけ徒歩で丘みたいな場所まで登って行くのですが、たしかに冬にこの道は通れないなと思う道中だったので、夏限定なのは納得。
こちらがこのお店名物のエビのオープンサンド。地元でとれたりんごを使ったアップルジュースといっしょに。
食パンにマヨネーズをぬりレタスをのせ、そこにゆで卵と甘エビをたくさんのせて、最後にトマト、きゅうり、ディル、そしてレモンのスライスが添えられて出てきます。
甘エビはスウェーデンを代表するシーフード。そしてスウェーデン料理によく使われるのがこのディル。ハーブの一種で、ほろ苦さが感じられるため好き嫌いが分かれるかもしれませんが、好きな人はこのディルがないと物足りなくなってくる。
幸い平日に訪れたので、ゆっくりテラスで素晴らしい景色を眺めながら食事を楽しめたのですが、現地の友人曰く、ここのお店は土日になるとたくさんの人が訪れる人気店なのだそう。また、テラスだけでなく店内でも食事を楽しむことができます。
個人的にはぜひテラスで、このエビのオープンサンドとアップルジュースのセットで召し上がっていただきたいおすすめの一品です。
(これ以外にもたくさんメニューがあります)
また飴の町ということで町中に何店舗も飴のお店(ポルカグリースのお店)があります。ポルカグリースの飴は、赤と白のストライプ柄でミント味なのが特徴。個人的には日本の金太郎飴のような印象でした。
時間が合えば、ガラス張りになっている厨房で職人たちがポルカグリース(飴)をつくっているところを見ることができます。イケメン兄弟がいるお店もあるので、ぜひ探してみてほしい。
Jönköping(ヨンショーピン)
先ほどから何度も出てきたヨンショーピンですが、スウェーデン南部の都市で、ヴェッテルン湖というスウェーデンでかなり大きい湖の近くにあります。上に載せてある写真もヨンショーピンでヴェッテルン湖を撮ったものです。
またヨンショーピンはマッチの町としても有名だそうです。
ヨンショーピンでは友人の家に泊まらせてもらっていたので、外食はせず、おうちでミートボールやピザなどを料理をしてゆっくり過ごしていました。
特に友人の家族とSwedish BBQを経験できたのは良き思い出。
外食をしていないので紹介できるお店が少ないのですが、スウェーデンのインテリアショップGRANIT(グラニト)は「スウェーデンの無印」と言われるだけあってかなり好みでした...!またDesign House Stockholmも良かった。ここでERNSTのマグカップを購入して現在愛用しています。でも実はこのお店、大阪にもあるのは最近知りました。
ヨンショーピンを発つ朝に寄ったここのお店が好みでした。Konditori(コンディトリー)とはお菓子屋さん、もしくは地元の喫茶店のようなお店のこと。朝、時間に余裕があればビュッフェが食べられたのですが、なんだかんだ時間がなくなってしまいバスの中で食べる用にパンを購入(旅あるあるかもしれない)。
この袋に描かれている絵とかものすごく好きです。ドンピシャです。
ヨーテボリと周辺の島
Göteborg(ヨーテボリ)はスウェーデンで第2の都市で、ヨーテボリ大学があるため学生の街としても観光都市としても人気です。
有名なのはポセイドンの銅像。そしてその後ろに階段があり周りには美術館が建っているのですが、夏はここの階段に座りお酒を飲んだり友人たちとわいわい楽しめるようになっています。夕日もとてもきれいでした。
ヨーテボリで行ったカフェで本当におすすめなお店がここ。
ストックホルムにもお店があるのですが、ヨーテボリのÖstra Hamngatan店の方が内装が好みです。
実はこのお店、2013年2月号の料理通信で紹介されていました(帰国後に読み返していて発見)。
「バリスタの育成にも力を入れる」と書かれているとおり、バリスタさんが優しくて知識が豊富な方で、豆についていろいろ質問した際もとても丁寧に教えていただきました。
豆を購入するときに「挽かなくて大丈夫?」と聞かれたので、「家にグラインダーがあるから大丈夫だよ」と答えたらとても嬉しそうな顔で「完璧!」と言ってくれたのが忘れられません。また会いたいな。
05.Da Matteo
ホテルの目の前にあったので、朝立ち寄ったコーヒーショップ。アイスコーヒーをいただきました。店内の写真ではないのは単純にこの看板がかわいかったので、パシャリ。
こちらのカフェも何店舗かあり、立ち寄ったお店はDrottninggatanというエリアの店舗でした。ここのコーヒーもおいしかった。どうやらヨーテボリで有名なロースターなんだとか。
スウェーデンを中心とした北欧はコーヒー文化で、世界で一番コーヒーを飲む国と言われています。世界一はイタリアだと思っていたので驚いた。
そういうわけなのかどこのコーヒーショップもとてもおいしくてレベルが高いと感じました。コーヒー好きにはたまらない国かも。
HAGA(ハーガ)はヨーテボリで最も古い地区だと言われていますが、カフェや雑貨屋さん、アンティークな本屋やインテリアなどいろんなお店があり、通りを歩いているだけでも楽しめます。
そんなハーガで有名なお店がこちら。
06.Café Husaren
ここのお店の目玉は巨大シナモンロール。わたしたちもそれを目当てに行ったのですが、あいにく行った時間が遅かったためすでに完売していました。リベンジしたい。
シナモンロール以外にもたくさんのお菓子がありどれもおいしそうです。
Brännö(島)
ヨーテボリにはたくさんの島があり、街中から行きやすい島としてBrännöという島が人気です。ヨーテボリの中央駅からトラムとフェリーで(接続がうまくいけば)1時間ほどで行けます。
この島にも住人たちはいるのですが、車が使えないので移動手段は徒歩か自転車か貨物バイクみたいな乗り物がゆっくり走っていました。
とても穏やかでゆっくりとした時間が流れており、心のバカンスを過ごすことができた、とても素敵な場所です。
フェリーの便数があまりないので、帰りのフェリーの時間調整に立ち寄ったテラスのあるお店でこの島の地ビールをいただきました。
やはりその土地のものはおいしい。気候や風土と食文化や味が密接につながっており、またそれを知ることが好きなので、こんな風にその土地で地ビールをいただけることがとても嬉しくて幸せです。
ちなみにBrännölという地ビールはスッキリ飲みやすいお味でした。
ヨーテボリに戻り、宿泊したホテルを紹介します。
07.STF Göteborg City Hotell & Vandrarhem
ヨーテボリで泊まったホテル。街中にあるので、街を散策する際に都合が良かった。もしたくさん買い物してしまっても、荷物を置いてまた出かけることもできるぐらい立地条件が良かったです。ロビーには暖炉があり、ここでくつろいでいる宿泊者もよく見かけました。朝食も種類が多くて満足。
またそれだけではなくホテル自体も綺麗でスタッフさんたちも優しかったので気持ちよく滞在できました。スウェーデンにいる人たちは基本的にみんな優しいと感じることが多々あり、それはひとりひとりの心に余裕があるからなのではないかと個人的に思います。スウェーデン滞在中、現地の人たちと交流していて一度も嫌な思いをしたことがなかったので、なんだか幸福度が高いといわれる理由がわかるような気がします。
ただお部屋はけっこう狭いかもしれません(私は寝るだけならそんなに気にならなかったです)。
【番外編】
08.Lagkagehuset
スウェーデンではないのですが番外編。
ヨーテボリからダブリンへ行く際、デンマークのコペンハーゲン空港でトランジットしていたときに偶然見つけたこちらのお店がかなり良かったです。
その名もLagkagehuset(ラウケーフーセット)。
コペンハーゲン空港内だけでも何店舗か見かけたのですが、どの店舗もたくさんの人で行列ができていました。どうやらコペンハーゲンで人気のパン屋さんみたいです。
たしかにデンマークといえばデニッシュが有名ですよね。現地の人たちも並んで買うほどおいしさは間違いないです。
そしてパン屋さんなのにコーヒーがこれまためちゃくちゃおいしい...!
やはり北欧のコーヒーはレベルが高い。
以上、スウェーデン編(と、デンマークのパン屋さん番外編)でした。
この他にも個人的に好みでセンスの良いお店がたくさんあったので、そりゃわたし北欧が大好きだ、と何度思ったことか。
(GRANDPAで見つけたSANDQVISTの革バッグは運命の出会いでした)
このふりかえりを書いていたら来年も行きたくなったよスウェーデン。先ほど友人からクリスマスの写真が送られてきたので、次は寒いけどクリスマスシーズンに冬の北欧を経験したい。
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