出不精のわたしが受けた『ノルディック・ウォーク』指導員研修
ノルディックとは？から始まる
「仕事で疲れているから」なんて理由をつけて歩くことを
避けていたわたしが、『歩くこと』の指導員研修を受けたことによる
変化について書いていこうと思う。
きっかけは、職場であるドラッグストアでテーマと掲げた『健康』に
まつわるイベントをしよう！という話が持ち上がったことだった。
けれど、ただ単にウォーキングをするよりも、
楽しく(且つ気楽に)続けることが出来れば尚良い。
そこで話題になったのが『ノルディック・ウォーク』だった。
失礼ながらわたしはそもそも存在を認識していなかった。
ノルディック・ウォークとは北欧発祥のフィットネススポーツ。
2本のポールを使い、ウォーキングよりも効率的に有酸素運動ができる
歩き方を行うもの。
二足歩行よりも安全に歩くことができ、
なによりポールが体重分散をしてくれるからひざへの負担も少なくなる。
以前は店舗スタッフとして動き回っていたが、
事務仕事に移ってから順調に増え続けている体重のハンデも気にならない。
自分にとっては嬉しいスポーツである。
ちなみに、立ち姿や歩く姿勢がキレイな人はそれだけで若々しく見える。
ノルディック・ウォークは自然ときれいな姿勢を保つこともできるようになるから一石二鳥だ。
もちろんこれも研修を受けて知ったことだ。
特訓からの研修
ノルディック・ウォークのイベントを開催するため、
9月に2日間『公認指導員』になるための研修を受けることになった。
安全にイベントを開催するために、自分以外にも数名が受けることで話がまとまった。
研修一日目
ノルディック・ウォークの歴史や効果を学んだり、使い方のレクチャーを受ける。分かりやすい資料を基に、サクサクと座学も進む。
けれど、実際に練習では手足が同時に出たり・・・
足元を見ながら歩いてしまったり・・・
そんな中、段差を上がるときの体の軽さには驚いた。
体重減った？みたいなうれしい感覚。
これはぜひとも体験してもらいたい！
ポールを使うだけでこんなにも違うものなのか。
そして、ポールに慣れてきたころ一日目終了。
お疲れ様でした、わたし。
研修二日目
実はかなりビビっていた。
朝から10kmのウォーキングをすることを知っていたから。
そして、このミッションは公認指導員になるためには必ずクリア
しなければならないから。
(回想)
研修から遡ること数週間前。
「万博公園を歩こう！」と同僚に誘われたのは研修を受けることが決まったある日のこと。
万博公園を実際にイベントで使用するつもりだったので下見を兼ねて歩こうと持ち掛けられた。
正直、乗り気ではない。
出不精だから。
歩くのしんどいし、しかも休みなのに。
さらには季節は夏真っ盛り。
けれど、イベントで予定している5kmコースも歩けないようでは、
研修中に待ち構えている10kmコースなんて到底ムリなわけで・・・
真夏の太陽が昇りきるまでの午前中、汗を拭きながらなんとか歩ききった。
普段歩かない人間にはかなりキツイ、罰ゲームでしかないと思った。
そんな特訓(？)を行い、迎えた当日だった。
大袈裟のようだが、罰ゲームだと思ったのがウソかのようにこれが歩けるのである。
ちょっとビックリするくらいに。
途中で「こんなイベントにしたいですね～」なんて談笑まで出来るほど。
見ただけでUターンしたくなるような階段を止まらずに登れた時なんて、
「見て！登った！」と言いたくなったし。
川沿いの風が心地よく感じられる。
下見の罰ゲーム特訓とは足取りも違う。
自然と歩幅も広くなって、前を向いて歩くことができた。
そして見事10kmを全員でゴール。
日中涼しくなってきたというのもあるけれど、なにより足が疲れていない。
ノルディック・ウォークって本当にすごいんだ！と実感できた研修だった。
そしてちょっと歩くことにハマった自分も発見できた。
出不精のわたしが、歩くことを楽しいと思うとは
研修を受ける前は想像もできなかった。
ノルディック・ウォークの歩き方にはいくつかパターンがある。
アクティブな歩き方をすることによって、よりカロリーを消費できる
運動量の多いものなど。
研修の時に歩き比べてみたが、
わたしはアクティブな歩き方が気に入っている。
イベント開催のために始めたノルディック・ウォークだけど、
まさかこんなにハマるとは・・・
今ではイベント開催が待ち遠しい。
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