すごいぞ滋賀県!琵琶湖から『菜の花エコプロジェクト』
『菜の花エコプロジェクト』
琵琶湖の実は・・・
滋賀県と聞くと誰もが思い浮かぶのが、滋賀県の6分の1を占める琵琶湖。
関西圏の水が、今や当たり前に飲めるのは実は、琵琶湖の水環境保全活動のお陰なのをご存じでしょうか。
今から45年前の1970年代後半、赤褐色のプランクトンが大発生したことが原因の琵琶湖の赤潮問題があり、琵琶湖の水環境を守るための市民による地域の環境保全活動は、今も継続されています。
ではそもそもなぜ赤潮問題が起きたのでしょうか。
琵琶湖と赤潮
湖などで水に含まれている『窒素』や『リン』などの栄養分が多い状態になることを『富栄養化(ふえいようか)』といいます。
栄養が増えるといえば聞こえはいいかもしれませんが、本来の状態より増えすぎることにより問題が発生するのです。
この状態が進むとプランクトンが増え、赤潮が発生します。
水中の植物プランクトンが大量に増えることで海や湖が赤褐色に変わる現象を赤潮といいます。
赤潮が発生すると魚介類などが死んだり、悪臭が発生したりするなど生活環境にいろいろな影響を与えることがあります。
石けん運動
先に書いたように栄養分が増えたのはなぜか。
家庭から出る生活雑排水の問題。
赤潮の原因の一つが合成洗剤に含まれる『リン』だと知った滋賀県の人々は、自分たちの力で琵琶湖をきれいにしよう!と、
『リン』を含む合成洗剤をやめて粉石けんを使う『石けん運動』をはじめました。
そして、琵琶湖を汚さないための条例ができ、最近では赤潮はほとんど発生していない!すごい!
「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」(琵琶湖条例)では、
リンを含む家庭用の合成洗剤の使用の禁止や工場排水に含まれる窒素とリンの規制基準を定めているそうです。
菜の花エコプロジェクト
琵琶湖の赤潮問題をきっかけに、滋賀県東近江市から全国に広がった
『菜の花エコプロジェクト』
『菜の花エコプロジェクト』とは、
菜の花を通して地域内循環型社会(限りある資源を効率的に利用し、リサイクルなどで循環させながら、将来にわたって持続して使い続けていく社会のこと。再利用できるものはできるだけ繰り返し活用し、資源が枯渇させない)を目指す取り組みのことです。
菜の花を栽培し、収穫した種から油をしぼり、学校給食や一般家庭で食用油として使用したあとの廃食油をバイオディーゼル燃料に精製し、
ディーゼル車の燃料として使用。
排出された二酸化炭素は菜の花の成長により吸収されるという資源循環型プロジェクト。
この活動を通して、食やエネルギーの地産地消・持続可能な暮らしを提案。
SDGsという言葉が生まれる前から、今や全国に広がる地域内資源循環活動をされているのです。
菜の花エコプロジェクトに賛同
なの花ドラッグストアでは、『菜の花エコプロジェクト』に賛同し、
プロジェクトから作られた菜たね油『菜ばかり』や、
廃食油リサイクル石けん『愛しゃぼん』の販売を始めました!
弊社としてはなの花つながりでとても親近感を覚えます。
次回『菜ばかり』と『愛しゃぼん』について詳しくお伝えさせていただきます!
商品を是非店頭でご覧下さい。
店舗情報
なの花ドラッグストア南茨木店
住所 大阪府茨木市沢良宜西1丁目1番3号 南茨木第2阪急ビル内
TEL 072-633-4460
営業時間 月~金 9:00~22:00
土・日・祝日 10:00~21:00
なの花健康クラブ(なの花ドラッグストア南茨木店内)
営業時間 月~日・祝日 10:00~20:00
※管理栄養士は17時まで