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知っておきたいAIの基本【誕生の歴史をわかりやすく解説】

人工知能の定義

近年話題に上がる人工知能や AI の中でも近年目覚ましい活躍を遂げているのは特化型人工知能です。

例えば英語に特化した人工知能、AlphaGo(2016年)などはその最たるものの一つです。ある特定のタスクについて人間よりも秀でているものを作ることは可能であるが、善悪などの難しい哲学的問題や多角的に判断しなければいけないタスクに関してはまだ実現に至っていません。 

また、「汎用型人工知能」を「強いAI」、「特化型人工知能」を「弱いAI」ということもある。

※汎用型人工知能とは
役割が限定されず、さまざまな役割や課題を処理できるシステムです。柔軟性が高く、自分がどのような状況にあるのかを理解して、取るべき行動を考えることができます。特化型よりも、より人間に近いシステムだといえるでしょう。実用化が期待されていますが、未だ実現はしていません。

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人工知能の誕生

1956年のアメリカのダートマス会議という研究発表会が行われた。
そこでジョン・マッカーシーが会議の定案書において、人工知能という言葉を使ったとされており、これが人工知能という言葉の誕生の瞬間となりました。

人工知能の歴史

近年におけるAIブームは初めて起こったものではなく、これまでの歴史の中で何度も流行になったことがあります。

しかし、そのたびに冬の時代を迎えてきました。
それらの流行と冬の時代は大きく三つの時代に分けて語ることができます。

第1次AIブーム

第1次AIブームは、「推論と探索の時代」と呼ばれています。

1950年代末から1960年頃に流行し、 トイプロブレムと呼ばれるような簡単な迷路などの問題を解くことができるAIが開発され、それが話題となりました。

しかし複雑な問題には対応できなかったため1970年代後半からは様々な人工知能研究への投資が打ち切られるなど冬の時代に入ってしまった。 

第2次AIブーム

第2次AIブームは、「知識の時代」とも呼ばれ1980年代頃から再度注目を集め始めました。

当時、専門家の知識を用いて質問に答えたり問題を解いたりするプログラムエキスパートシステムが話題になりましが、そのデータベースの管理の大変さや用途が限定的すぎることなどが理由で、ここでもまた冬の時代を迎えることとなりました。 

第3次AIブーム

第3次AIブームは、「機械学習・特徴現学習の時代」や「ディープラーニングの時代」などと呼ばれ、以前のブームの反省を生かし再度ブームとなりました。

2012年に物体の認識率を競うILSVRC(ImageNet Large Scale Visual Recognition Challenge)という大会においてディープラーニングを用いた技術が圧倒的な精度を出したこと。
2016年には囲碁対戦用 AI アルファー号が人間のプロ囲碁士に勝利したことなどから注目を浴びブームとなりました。

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今回のようなAIやディープラーニングについての解説記事が人気がでれば、シリーズ化も検討しています。
お楽しみに!

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