知っておきたいビジネス用語集【就活生・社会人1年目】
AISAS(AISASの法則)
AISASとは、消費者の購買プロセスを説明したモデルを指す。マーケティング戦略の立案にてよく使われます。
AISASは以下の5つの英単語の頭文字から名付けられています。
・Attention(注意)
・Interest(興味)
・Search(検索)
・Action(行動)
・Share(共有)
以下のように、上から下へのプロセスを踏んでいきます。
消費者が現在どのような行動をしており、段階に合わせた適切なマーケティング施策の立案につなげるために用いいられます。それぞれの段階で消費者の購買意欲は異なるため、段階に応じた施策が求められます。
近年は一方的な情報発信だけでなく、ユーザーと双方にコミュニケーションを取ることが重要視されていて、企業のSNS活用が注目されています。
STP(STP分析)
STP分析とは市場を細分化し、自社が競争に優位性を発揮できる標的市場を定めるマーケティング戦略です。
STP分析とは、以下の3つの単語の頭文字を取って名付けられています。
・Segmentation(セグメンテーション:市場細分化)
・Targeting(ターゲティング:参入する市場の決定)
・Positioning(ポジショニング、自社の立ち位置の明確化、他社との差別化)
市場を細分化するときの軸として、年齢や性別などが用いいられます。次に、成長性や市場規模を加味して参入市場を決定します。最後に、市場の中で競合とどのようにして差別化するのかを定めます。
LTV(顧客生涯価値)
LTVとは「Life Time Value」の略称で、「顧客生涯価値」と呼ばれています。顧客から取引を開始してから終了するまでの生涯に渡って、自社が得られる利益をの総額を表す指標です。
他社にない独自の価値を提供し続けることで自社ブランドのファンになってもらうことができ、長期に渡る取引が行われます。ブランドのファン育成が中長期的な利益を生むことに直結します。
LTVは、1回あたりの平均購入単価、利益率、年間の購入回数、平均継続年数の4つに分解することができます。
新規顧客獲得にかかるコストは既存顧客の維持にかかるコストの約5倍かかると言われています。こうした中、LTVは企業の中で重要な指標の1つとして意識されるようになっています。
KPI(重要業績評価指標)
KPIとはKey Performance Indicatorsの略で、組織の最終的な目標達成に必要な業務プロセスを、どの程度達成できたのかを測る指標です。やるべきことが明確になり業務効率が上がるほか、評価基準の1つとなるため、課題対応がしやすくなるという利点があります。
例えば「売上を10%増やす」という組織全体の目標があったとします。次に、目標達成のために必要な要素を提示し「顧客単価を3%増加させる」などのように、成功要因を数値化したものをKPIとなります。
成功要因を正しく見つけることが、精度の高いKPIの設定に繋がります。
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