Kieli
[カレリア民話] 黒いヒツジ(MUŠTA LAMMAŠ)
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[カレリア民話] 黒いヒツジ(MUŠTA LAMMAŠ)

Kieli

※ぼちぼち長いお話です。

黒いヒツジ

昔、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんとおばあさんには、娘と息子がいました。それから兄弟のような黒いヒツジもおり、(ある日)おじいさんとおばあさんは、ヒツジを探しに一緒に森へ行きました。そうして(ヒツジを)見つけた方が、もう一人を大声で呼ぶよう約束すると、別々の道に沿って進んでいきました。おばあさんが歩いていると、魔女のシュオヤタルがやって来て言いました。
―あたしの鞘に向かってツバを吐きな、そしたら黒いヒツジに変わるからさ!
おばあさんは最初、ツバなんて吐きたくありませんでしたが、とうとうツバを吐かざるをえなくなりました。(こうしておばあさんはヒツジになってしまいました。)シュオヤタルは大声で叫びました。
―おおい、じいさん、こっちへ来てちょうだい、ヒツジを見つけたよ!

おじいさんがやって来て、そうして家に帰りました。娘は出迎えると、ヒツジの首元に走ってくると言いました。
―ああ、これは私のお母さんだけれど、お母さん(の姿)じゃないわ。
それからというもの、ヒツジには家畜用の飲物しか与えられませんでしたが、娘はこっそりとパンを運んでいました。そうして食べて過ごして数日が経つと、シュオヤタルは、これ以上やせ衰えて死んでしまう前に、このヒツジをと殺しなければならないと言いました。おじいさんがと殺するために出かけると、娘は追いかけました。
―どうか、お父さん、お母さんを殺さないで。これはお母さんだもの、ただシュオヤタルがこんな姿に変えただけなのよ。

おじいさんはヒツジを殺すことはせず、そのままにしておき、家に戻ってナイフを釘(フック)にかけました。次の日、(ふたたび)シュオヤタルは言いました。
―このヒツジは殺さないと、これ以上、面倒はみれないよ。
いっぽうヒツジは娘に言いました。
―娘よ、私が殺されたら、スープはお食べなさい。ただね、愛する娘よ、どうか肉は食べないで。骨を取り出して集めて、それをあそこの白樺の根元に持っていき、そこに埋めてちょうだい。
おじいさんはヒツジのもとへ行き、殺してしまいました。スープが作られると、娘はほんの少ししか食べませんでしたが、他の者は大いに食べました。シュオヤタルは言いました。
―何も食べないってんなら、この娘をさんざん苦しめてやらないと。

そうこうして暮らしていると、皇帝の招待が届きました。結婚式があるのです。シュオヤタルは、そこへ行くようおじいさんを説きふせました。彼らは出発しましたが、娘を一緒に連れていくことはせず、シュオヤタルは、自分たちがパーティーに行っている間に行う仕事を娘に与えていきました。シュオヤタルはその頃、自分の娘を授かっていて、その子はものすごい速さで成長していたのでパーティーに間に合いました(連れていきました)。さてその以前の妻の娘には、3種類の穀物をごちゃまぜにしておき、それを別々に分けてふるいにかけておくよう言いつけました。娘は母親のもとへ、骨をうめた場所へ行き、泣き始めました。
―母さん、私を助けて、今や私も殺されそうになっているわ。
母親は言いました。
―この白樺から細い枝をお持ちなさい。その枝で十字に交差させるように打ちつけて、「行け、穀物よ、別々に、元あったように」と言うのです。

娘はそのとおりにして、穀物のある場へ行くと枝を打ちつけて言いました。
―行け、穀物よ、別々に、元あったように!
(娘が枝を)打ちつけるやいなや、穀物は別々に分かれていきました。それからその枝を、取ってきたところへ戻しておきました。ふたたび母親のもとへ行くと、母親は言いました。
―私の娘よ、お前はその晩餐会に、舞踏会に行きたくはないのかい?
―行きたくないだなんて、そんなはずないじゃない、けれど、私には今着ている麻袋からつくったワンピース以外に服を持っていないもの。

母親は言いました。
―霊地に行って、馬を求めてきます。そうしたら、(その馬の)片側の耳の中で身を洗い、もう片側で身支度を整え、(馬に)乗ってパーティーへ行きなさい。
娘が立って馬を待っていると、馬がやって来るのが見えました。そのたてがみの一部は黄金で、一部は銀で、さらに一部はどんな色でも(言い表すこともでき)ないほどです。娘はすぐに服を脱ぎすてると、片方の耳に飛び込みました。すると、この世に二人といないほど、清らかで美しくなりました。もう片方に飛び込むと、この世にまたとないような衣装が出てきました。

こうして、彼女は弟とともに馬の背に飛び乗り、皇帝の祝賀会へ出かけて行きました。宮殿の庭にやって来ると、馬を繋いでおきました。彼女を見ると人々は駆け寄り、彼女はいったい誰なのか、おそらくは外国の皇帝の娘で、祝賀会に来たのだろうと話しました。
彼女はもっとも豪華な部屋の、もっとも豪勢なテーブルに案内されました。席につくと、シュオヤタルの娘がテーブルの下で犬と一緒に競って骨をかじっているのを見ました。彼女はドシンという音を立てて蹴っ飛ばすと、シュオヤタルの娘の片眼がぽーんと飛んでいきました。
すぐにシュオヤタルは叫び始めました。
―捕まろ、そこにいる者を捕まえておくれ!そいつはとんでもないことをしたよ、あたしの娘の眼をくりぬいたんだ!
人々は弟と娘を急ぎ追いかけましたが、娘は逃げ出しました。今にも掴まれそうになったので、娘は手袋を外して放り投げ、人々が手袋をつかんでいる間に逃げていきました。

娘は家に帰ると白樺のところへ行き、母親に馬と衣装を渡すと、みすぼらしい麻のワンピースを着ました。そして家へ入り、穀物を移し始めました。家族が祝賀会から帰ってきましたが、(シュオヤタルの)娘は片眼がなくなってしまったので、殺されかけたかのように泣きました。
―まあ、どうしたの妹よ、何があったの?
(シュオヤタルが言いました。)
―パーティーで皇子とベッドからベッドへ、ベンチからベンチへ跳んだり跳ねたりしてたら、眼がえぐれてしまったんだよ。
(シュオヤタルの)娘は言いました。
―それはそうと姉さん、そこにはたくさんの人がいてね、とっても美しい外国の皇女が来たとき、その場のみんなが彼女を見たのよ。
(以前の)妻の娘は言いました。
―母上さま、それはひょっとして、私ではなかったかしら?
―おいおい、なんだい、お前があの場にいたってのかい!お前なもんかい、見てみろ、そんな高貴な人じゃないだろ、服だってお前みたいなもんじゃなかったよ!

翌日、(家族は)ふたたび出かけて行きました。シュオヤタルは1つぼの水と1つぼの牛乳をあわせると、娘に自分たちがパーティーに行っている間に別々に分けておくよう言いつけました。娘は母親のもとへ、お墓の上へ行くと泣きました。
―母さん、今こそ殺されそうだわ、今度は1つぼの水ともう1つぼの牛乳が合わさっているの、それを私に分けろと言うのよ。
―ほらお持ちなさい、娘よ、そこから枝を、そして十字に打ちつけなさい。そうしたら別々に分かれてくれるわ。
娘は仕事に取りかかりました。枝を手に取り、十字に打ちつけると、牛乳と水は別々のつぼに分かれていきました。娘は元の場所に枝を持っていくと、母親のお墓へ行きました。ふたたび母親はあの馬と、(以前よりも)さらに豪華な衣装を与え、娘は晩餐会へ、祝賀会へと(馬に乗って)出かけていきました。

その場へやって来ると人々は走り寄って迎え、ふたたび昨夜の娘が来たと話し、人々は彼女を丁重に迎えました。ふたたび彼女が最高のもてなしを受けていると、妹がテーブルの下で犬と競うようにごちそうを食べているのを見ました。娘は去る前に、妹をつかんで蹴っ飛ばしたので、妹の腕は折れてしまいました。娘は走り(逃げ)、指輪を投げつけると、人々がそれを取っている間に逃げていきました。家に帰ると馬を連れていき、みすぼらしい服を着ました。そして、牛乳と水を移動させました。

(家族が)帰ってきたとき、(シュオヤタルの)娘は腕が折れ、痛いと泣きました。それについて、シュオヤタルはこう言いました。
―妹は、皇子と一緒に跳びはねているときに打ちつけてしまったんだよ。
―ひょっとして、蹴ったのは私ではなかったわよね?
―お前はその場にいなかっただろ、外国の皇女はいたけどね、彼女はとっても美しいんだよ。それに目を見張るのは、(彼女の)馬のたてがみの一部は黄金で、一部は銀で、さらに一部はどんな色でも(言い表すこともでき)ないほどなのさ!

そうして3日目もふたたび(家族は)パーティーへ出かけていき、娘は家に残されました。シュオヤタルはペチカをひっくり返して壊すと、言いました。
―これを使える状態に戻しておかなければ、パーティーから戻ってきたら、お前の首を落としてやるからね!
娘は母親のところへ行き、枝を受けとると、家に行き、(枝を)十字に打ちつけました。
―いらっしゃい、ペチカよ、くっついて、元あったよりもさらに良く!

ペチカの準備が整うと、娘は枝を母親に返しました。娘は母親から馬と衣装を受けとり、皇帝のパーティーへと出かけました。人々が出迎えに来て、最上の席に連れられました。すると娘は、妹が犬と競うように食べているのを、そして弟が彼女を蹴っ飛ばし、足が折れてしまうのを見ました。娘は馬のところへ走っていき、ブーツを足から脱いで放ると、逃げていきました。彼女は馬を元の場所にもどし、自分の服を着ると、まるで彼女がペチカをくっつけたかのように、床から土を集め始めました。

(家族が)家に帰って来て、またしてもそのような者(美しい皇女)がいたこと、皇子とふざけていたら足が折れてしまったと言いました。
―そこにはひょっとして、私はいなかったかしら?
―お前はまだそんなバカなことを言って!
そうシュオヤタルは言いました。

さて皇居ではふたたび人々を招待し、ブーツ、手袋、指輪がぴったり合う者を探し、皇子の花嫁に迎えようとしました。そして国民みんながやって来ました。シュオヤタルは、それらに収めるために自分の娘の足を削りそぎましたが、それではぴったり合うとは言えません。皇子は、まだこれらを試しに来ていない者が我らの城下にいないか、と尋ねました。
―あたくしには娘がいますが、ここには来たことなんてありはしませんよ。
―その者も連れてきて試させるんだ。
―その愚かな娘は、どこへも行ったことなんてありはしませんよ。
シュオヤタルはそう言いました。

娘がやって来るとすぐに、すべてがぴったりと合いました。そうしてその後、皇子は言いました。
―ここに我が妻がいるぞ。
そして今や皇子は言いました。
―妻よ、お前が歩いてきた道を見に、ともに行こう。
彼らは進んでいくと、娘は言いました。
―少しの間、ここにいて下さい。私はあそこに行ってきますから。
少年は残り、娘は(そこへ)行くと、言いました。
―母さん、今私は困ったことになっているの、皇子が私を妻にめとってくれるのに、私にはこんなみすぼらしい服しかないの。
―娘よ、上等な服をお持ちなさい。私の子よ、3頭の馬と3台のソリいっぱいの荷を持って行きなさい。
娘は言われたとおりにした後、夫のもとに戻りました。

シュオヤタルは自分の娘にこう教え込みました。
―お前は見送りに行くんだ。そして川に行きあたったら、姉を川に押しやって、自分が姉の座につくんだよ。
彼らが橋にやって来ると、シュオヤタルの娘はもう1人(姉)を川に押しやろうとしましたが、その時、弟が2人を入れ替え、1人(シュオヤタルの娘)を川へ押し、もう1人(娘)はその場に残りました。
さて皇帝のもとへやって来ると、すぐに結婚式が執り行われました。かつてないほど特別に、盛大に。

今では彼らは宮殿で過ごして暮らし、皇子の妻は妊娠して子どもを授かりました。シュオヤタルは子どもが産まれたことを聞くと、歯で届けに(出産祝いを届けに)出かけました。橋までやって来ると、ドクニンジン草が生えているのを見つけました。
―孫のためにこれでもあげるかね。
引っ張ろうとしたとき、そこから叫び声が聞こえました。
―やめて、母さん、引っ張るのは。だってほら、私がここにいるのよ。
すぐにシュオヤタルは(怒りを)まき散らさないではいられないと、皇居の中に入っていきました。まず最初の部屋へ、皇帝のところへ向かい、こう叫びました。
―ここで寝ているのかい?起きているのかい?
―いいや、寝ても起きてもいないよ。お前さんを待っていたんだ。
鶏の卵がペチカの炉口前にある台から答えました。

2日目もまたやって来て叫びました。
―ここで寝ているのかい?起きているのかい?
―いいや、お前さんを待っていたんだ。
またしても鶏の卵は答えました。
3日目にふたたびやって来ると、卵は熱くなってしまっていたので答えることができず、シュオヤタルは部屋の中へ入っていきました。すると(シュオヤタルは)言いました。
―あたしの鞘に向かってツバを吐きな、そしたら黒いトナカイに変わるからさ!もし吐かないってんなら、ここで殺してしまうよ!
娘はツバを吐くとトナカイの姿になって森へ行く羽目になりました。シュオヤタルは言いました。
―あたしの娘ができないってんなら、あたし自身が皇子の妻になってやろうじゃないか。

子どもは何も食べなくなって泣き叫び、産婆がやって来て、そこのサウナの中ですらどうしようもできないと言いました。(産婆は)どうもこの人(シュオヤタル)は、以前いた子どもを産んだ女性ではないように思いました。サウナよりは気分も悪くはなかろうと、弟はシュオヤタルと子どもを小屋に連れて行きましたが、まったく効果はなく、(子どもは)ますます激しく泣きました。小屋に連れてくるとすぐに、(家族は)妻は錯乱してこんな風になってしまったのだろうと思いました。

数日が過ぎたある日、トナカイがやもめ暮らしのばあさんを訪れ、言いました。
―私の子どもを連れてきてくれませんか、少しの間お乳をあげるために。
―連れてこないことがあるもんか、今夜連れてきてあげるよ。
やもめのばあさんは行き、皇子に尋ねました。
―息子さんを預けてくれませんか、その子はあまりにも激しく泣くようだし、私が今晩面倒をみてあげますよ。
―あなたが引き受けてくれるというなら、預けないはずがないよ。
―では引き受けていくよ、彼を連れていくからね。

やもめのばあさんは子どもを連れて庭に行くと、大声で言いました。
青き花のごときトナカイよ
おいでなさい 子どもを養いに
シュオヤタル(喰らう女)からは食べたりしない
ユオヤタル(酔っ払い女)からも飲んだりしない

すると青いトナカイがやって来て、毛皮を頭から脱ぎとると姿を人間に変え、子どもを上手に養い、あやしました。
朝になると、やもめのばあさんが子どもを連れて行きました。子どもは皇居の人々を一晩中、安らかに眠らせてくれました。
次の日も、やもめのばあさんが子どもを預かりに来て、家に連れ帰ると庭で叫びました。
青き花のごときトナカイよ
おいでなさい 子どもを養いに
愛しのおチビちゃんを養いに

するとトナカイがやって来て、毛皮を頭から脱ぎとり、庭へあがり一晩の間子どもの世話をしました。
トナカイが頼んだので、3日目もやもめのばあさんは子どもを預かりにやって来ました。
ばあさんはやって来ると、皇子に言いました。
―息子さんを預けてくれませんか、3日目の晩も私が面倒をみます。その後はあなたが世話をするんですよ。
もしくは、あなたは私のところに、この貧しい我が家に来ることはできないでしょうか。
―あなたはとても上手く面倒を見ているというのに、預けないはずがないよ。あるいは、そうだな、私も行こう、仕事の後になってしまうが。

やもめのばあさんは子どもを連れて家に帰り、皇子もまもなく後から出かけ、途中でばあさんに追いつきました。やもめのばあさんは言いました。
―私の家に着いたら、あなたは隠れていて下さい。私が呼んでトナカイがやって来るまで、隠れていて下さいね。私がトナカイを小屋に連れてきたら、それは庭で毛皮を脱ぎとるから、あなたはそれを取って燃やして下さい。それから小屋へやって来て(彼女に)「あなたは私のもの、私はあなたのもの」と言うのです。そうしたらあなたは自分の本当の妻を取り返すことができますよ。そうでないと、奥さんは青いトナカイのままで、今のままシュオヤタルを妻とすることになりますからね。

皇子が隠れると、ばあさんはトナカイを庭に呼び、小屋に連れてきました。妻が子どもを養いはじめたその時、皇子はトナカイの毛皮をとり、燃やしました。妻は跳びあがって叫びました。
―焦げた臭いがするわ、私の毛皮が燃えているみたい。
やもめのばあさんは言いました。
―誰がお前さんを燃やしたりするもんかね?
―誰かが燃やしているか、燃やしてしまったのよ。
そう言うと(妻は)庭へと駆け出そうとしましたが、扉に皇子がやって来て叫びました。
―あなたは私のもの、私はあなたのもの。そうでない限り、僕らは幸せに暮らすことはないだろう。

―あなたとはいられないわ、岸辺の岩肌を駆けて生きる方が良いわ、シュオヤタルはまた私を手に掛けるでしょう。ほら見て、行けないわ、私の母も殺され、私も一度亡き者にされたもの、行けないわ!
―あいつはもう誰も殺したりしないよ、私があいつを殺すよう命じたからね。

そうして皇居へ帰ると、ただちにシュオヤタルを燃やすよう命じられ、シュオヤタルは燃やされてしまいました。皇子は妻と子どもを連れもどし、幸せに暮らしはじめました。それから、やもめのばあさんには新しい家が建てられ、一生涯の食べ物と飲み物が与えられましたとさ。

MUŠTA LAMMAŠ

Oli ennen ukko ta akka. Ukolla ta akalla on tyttö ta poika. Šiitä heilä, vellisen, on mušta lammaš, ta hyö ukkoh kera lähetäh šitä eččimäh mečästä. Šiitä luatiuvutah, jotta kumpani löytänöy, nin šiitä pitäy karjuo toisellah. Hyö lahetäh toini toista tietä myöte. Šiitä akka kävelöy, tai tulou Šyöjätär vaštah ta šanou, jotta «Šyle, huora, huotrahani ta muutu muššaksi lampahakši meččäh». Akka vet enšin ei mielelläh ois šylken, vain viimein piti šylkie. Šyöjätär karjuu:
- Hoi ukkosen, tule pois, mie löysin lampahan!

Ukko tuli, ta männäh kotih. Tyttö tulou vastah ta juokšou lampahan kaklah ta šanou, jotta «tämä on miun muamoni, ta tämä ei ole miun muamoni». Šillä lampahalla ei anneta kuin juomista. Tyttö viepi šillä varastamalla leipiä. Šiitä šyötetäh muuven päivä, ta Šyöjätär šanou, jotta tämä pitäy tappua, jotta ei kuolis ta ei laihtuis. Ukko läksi tappamah, vain tyttö juokši ja šanou, jotta «elä, tuattoseni, tapa muamuoni, vet tämä on miun muamo, vain Šyöjätär muutti šen tämmösekši».

Ukko ei ni tappan šitä lammašta, vain heitti šilläh ta mäni ruttoh pirttih ta pani veiččeh nuaklah. Toisena piänä Šyöjätär šanou, jotta še pitäy tappua eikä šitä pie elättyä. A lammaš šanou, jotta «kun, tyttön, milma tapetah, nin rokkua šyö, vain lihoja elä, armahaiseni, šyö. Ta ota ne luut ta keryä ta vie ne tuonne koivun juureh ta hautua šinne». Ukko läksi ta tappau sen lampahan, ta keitetäh keittuo, nin tyttö ei šyö kuin vähäsen, a toiset šyyväh jotta hirvittäy. Šyöjätär šanou, jotta «vain tuo tyttö pitäy uhhotie kokonah, kun ei šyö eikä mitänä».

Eletäh ta ollah, ka lähetäh čuarih, pitoih, kun šielä on hiät, ta Šyöjätär oikein pyrittäy šinne käymäh. Šinne lähetäh ta tyttyö ei ni oteta matkah, vain Šyöjätär antau tehtävie tytölläh, jotta mitä pitäy ruatua šillä aikua, kun hyö ollah šielä. Šyöjätär vielä šuau tytön šiinä lähtiessä, ta še kasvau hyvin ruttoh, jotta kerkiši niih pitoih. Šiitä antau šillä vanhan akan tytöllä, jotta ševottau jyvie šekasin kolmie lajie ta käšköy ne šelittämäh erikseh, jotta ne vain oltais šelvemmät. Tyttö mänöy muamoh luijen piällä ta itköy, jotta «auta, muamosen, milma, nyt jouvun mieki tapettavakši». Muamoh šanou, jotta «ota tuošta koivušta varpa ta šano, jotta mänkyä, jyvät, erikseh, mitein ennein olija».

Tyttö niin ni ruatau ta mänöy šinne jyvien luokše ta lyöy varvalla ta šanou, jotta «mänkyä, jyvät, šinne mitein ennen olija». Šamassa kuin löi, niin jyvät mäntih eri läjih. Vielä vei šen vičan šinne mistä otti. Mäni vielä muamoh luo, ta pakajau muamoh, jotta «eiköš šiula, tyttön, haluttais šinne piiruih ta paaluih? ».
- Ka mintäh šei miula haluttais, ka vet ei ole vuatetta mimmoistakana, kun on vain värčistä košto yksi piällä.

Muamoh šanou, jotta «kun mie mänen hautah ta käšen heposen, nin yheššä korvašša šuoriuvu, toisešša peseyvy ta lähe šillä ajamah šinne piiruih». Tyttö šeisou ta vuottau hepoista, ka kaččou, kun heponi tuli, jolta yksi kylki on kultua, toini hopieta ta kolmatta ei vet väreissä ole. Tyttö ruttoh otti ta jakšautu tai hyppäi yhteh korvah ka kuin puhaš ta kaunis, jotta mualla ei toista ole! Hyppäi toiseh — ka kuin vuattiet, ni mualla ei moista vuatetušta ole!

Ka niin, velli, tyttö hyppäi heposen šelkäh ta läksi čuarin pitoih ajamah. Mäni čuarin pihah ta pani heposeh kiini. Ta kun väki näki hänen, niin juoššah vaštah, jotta ken tämä tämmöni on ta paissah, jotta tämä on varmah ulkomuan čuarin tyttö ta tuli pitoih.
Häntä pantih parahih huonehih ta parahih stolih. Istuu stolašša ta kaččou, jotta Šyöjättären tyttö stolan alla koirien kera kilpua luita jyrsiy. Hiän vet kuin potata kamahutti, ta šilmä lenti pois Šyöjättären tytöltä. Ka kun Šyöjätär rupei karjumah, jotta «ottuat kiini, ottuat kiini, jotta ken tuo oli, kun tuon čuuton luati, jotta tytöltä šilmän potkai!». Rahvaš hyppäi, vellisen, tyttyö ajamah, ka tyttö pakoh juokšomah, tai oltih juštih šuamassa, nin tyttö loi šormikkahan kiäštäh ta niin i piäsi pakoh, kun rahvaš ruvettih šormikasta tavottamah.

Tyttö ajo šinne koivun luo ta anto muamollah heposen ta ne vuattiet ta pani šen värččimekon pahasen piällah ta mäni kotihis ta rupei niitä jyvie liikuttelomah. Ne tullah, kun tyttö itköy kuin tapettu, kun šilmä piästä läksi.
- Ka mi šiula, sisären, on tullun šielä?
- Ka tuli šillä, kuin čuarin pojan kera krovatilta krovatilla hypittih ta laučalta laučalla, nin šielä puhkai šilmäh.
Tyttö šanou, jotta «vain kun, sisären, šielä oli väkie äijä ta kun kävi ulkomuan čuarin tyttö, nin še vašta oli kaunis, kun kaikki rahvaš sitä kačottih». Šen naisen tyttö šanou, jotta «enkös muamosen, hoti mie ollun? ».
- Ka a-voi-voi, šiekö šielä olisit ollut! Ka et, kačo, vielä šemmoni vekari ole, tai ei vemmoset vuattiet oltu, kuin šiula.

Toisena piänä lähetäh, ta Šyöjätär panou yhen patasellisen vettä ta yhen patasellisen maituo yhteh ta käšköy šelvittyä tytön šillä aikua, kuin hyö ollah šielä pivoissa. Tyttö mänöy muamoh hauvan piällä ta itköy, jotta «nyt, muamosen, jouvun tapettavakši, kun tuaš pani vettä patasen ta maituo toisen yhteh ta käški miun ne šelittyä».
- Ka ota, tyttön, tuošta varpa ta mäne lyö ristih, nin ne šelkiey šiitä.
Tyttö ruato työtä n'euvottuo ta otti varvan ta löi ristih, ta maito i vesi šelkisi erikseh ta toini toiseh pataseh. Tyttö vei šen varvan šinne entiseh paikkah ta mäni muamoh hauvan luokše. Tuaš muamoh anto hänellä šamammoisen heposen ta vielä paremmat vuattiet, ta tyttö lähtöy šinne piiruih ta paaluih ajua köröttelömäh.

Ka kun mäni šinne, ta rahvaš juoššah vaštah ta šanotah, jotta tuaš še eklini tyttö on, ta otetah rahvaš häntä hyväsešti vaštah. Tuaš kun šyöy parasta ta hyvyä, nin kaččou, kun sisäreh šyöy hyviä-parasta koirien kera stolan alta kilpua. Šiitä kuin on lähössä, niin ottau ta potkuau šitä sisärtäh, ka käši i mäni poikki. Hiän juokšou ta šormuksen ni loi, ta rahvaš šitä ottamah, tai piäsi pakoh. Vei heposeh ta pani pahat vuattiet piälläh ta alko liikutella niitä maitoja ta vesie.

Ka kun tullah, ka tyttö itköy, jotta käši mäni poikki ta kipie on. No šiitä Šyöjätär šanou, jotta «sisäres kun čuarin pojan kera hyppi, nin šai rapšun».
- Ka enkös mie hoti potannun?
- Ka šie šielä et ollun, ka oli hos min čuarin tyttö ta še oli kaunis. Ta oli šiinä kačottavua, kun heponi oli karva kultua, toini puoli hopieta ta kolmatta väriekänä ei ole.

Šiitä tuaš kolmantena piänä männäh šinne, a tyttö jätetäh kotih. A Šyöjätär kuatau kiukuan ta šanou, jotta «tätä kun et šuanne valmehekši, nin piältäš pois jouvut, kun tulemma pois pivoista».
Tyttö mänöy muamoh luo ta šuau šen varvan ta mänöy kotih ta lyöy ristih, jotta «tule, kiukua, kuvotuksi ta vielä parempi ennistä».

Kiukua tuli valmehekši ta tyttö vei varvan pois muamollah. Tyttö šuau heposen ta vuattiet muamoltah ta mänöy čuarin pitoih. Ka kun rahvaš mänöy vaštah ta viijäh parempih pitoih. Ka tyttö kaččou, kun sisäreh šielä koirien kera kilpua šyöy, tai, velli, ravahutti potata šitä, ka jalka mäni poikki. Tyttö juokšou heposen luo ta luou kalossih jalasta ta piäšöy pois. Hiän viepi heposen ta šuorieu omih vuatteihes ta mänöy puitto šavija keryämäh lattielta, jotta hiän šen on kuton.
Ka kun tullah ta šanotah, jotta šemmoni šielä tuaš oli, ta jalka mäni poikki, kun čuarin pojan kera telmi.
- Ka enkö še mie hoti ollut?
- Ka šie šiinä vielä pakaja piättömie aseita, - šanou Šyöjätär.

Ka nyt tuaš čuarilassa tulou pivot, jotta kellä šopiu ne kalossi, šormikas ta šormus, nin še piäšöy hänellä moršiemekši. Ka rahvaš vet kuin kaikki käyväh ta Šyöjätär veštäy ta vuolou jalkoja tytöltäh, jotta vain paššuas ne veššat, ka ei vet šuanut šemmosie. Čuarin poika šanou, jotta vieläkö on šemmosie ihmisie miän linnassa, ken ei ole käynyn näitä paššauttamašša.
- Ka on miula tyttö, mi ei ole käynyt tiälä.
- Ka antuat šenki tulla ta paššauttua.
- Ka minnehän tuo on käynyt, hulvattu, - šanou Šyöjätär šielä.

Tyttö kun mäni, nin juštih i kävi ne kaikki. Vain tämän jälkeh čuarin poika šanou, jotta «tässä on miun akka». A nyt čuarin poika šanou, jotta «läkkä myö i nyt naiseni teitä ta kačomma šitä».
Hyö mäntih ta tyttö i šanou, jotta «ole šie tässä vähäni aikua, nin mie käyn tuola». Poika i jäi, a tyttö mäni ta šanou, jotta «nyt mie, muamosen, jouvuin petah, kun čuarin pojalla naisekši, ta vet ei ole kuin tämmöset pahat vuattie».
- Ka tyttön, ota parahat vuattiet ta mäne, lapšen, ota kolme hepoista ta tavarua täyvet rejet.
Tyttö ruato tämän käšetyn työn ta vašta šiitä mäni miehen luo.

Šyöjätär neuvou tyttyöh, jotta «šie mäne kaimuamah ta kun tulou joki, nin luo sisäres jokeh ta mäne šen tilalla».
Ka kun mannäh šillalla ta Šyöjättären tyttö rupei luomah toista jokeh, ka kun, vel'l'et, toini kiänty ta työnti šen jokeh ta šinne i jäi. Nyt kun mäntih čuarih, ka šielä vašta ruvettih häitä pitämäh erilailla ta hyväsesti, ei kuin ennein.

Nyt hyö šielä čuarissa ollah ta eletäh ta čuarin pojan naini tulou pakšuksi tai šuau lapšen. Šyöjätär kun kuulou, jotta lapšen on tullun, ta lähtöy hammašta kantamah. Ka kun mänöy šillalla, ka näköy, jotta on hukanputki kašvan. «Ka anna hoti otan tuon punukalla». Vain kuin vejälti, nin šieltä karjutah, jotta «elä, muamosen, vejä - vet mie olen tiälä». Vain šilloin Šyöjätär läksi vualussah [?] čuarih, jotta mie en ole kenenkänä luokšenneltava. [?] Tai mänöy čuarin luokši ta ensimmäisessä huonehessa i karjuu, jotta «muatahko vain valvotah tiälä? ».
- Ka eikä muata, eikä valvota, šilma vasista [?] vuotetah, vaštuau kanan jiäliččä hinkalosta.

Tulou vielä toisena piänä ta karjuu, jotta «muatahko tiälä vain valvotah? ».
- Ka šilma tiälä vuotetah, - tuaš vet kanan jiäliččä vaštuau.
A kun kolmantena piänä tuli, nin jiäliččä oli joutun kuumah, niin ei voinut vaššata, tai Šyöjätär i piäsi huoneheh. Tai šanou, jotta «šyle, huora, huotrahani, muutu muššaksi petrakši, vain et šylkene, niin paikalla tapan». Naini i šylki ta joutu petrakši meččäh, a Šyöjätär šanou, jotta «rupienpas čuarin pojalla akaksi iče, kun ei tyttöni piäššyt».

Lapši ei rupie šyömäh mitänä ta itköy, ta puapo i mäni ta šanou, jotta «emmä myö tule juttuh šielä kylyssä». Kaččou, jotta ei tämä ole še entini naini, mi oli ta šai lapšen. Tuotih, vellisen, še Šyöjätär lapšen kera pirttih, jotta ei ois niin paha olla sielä kylyssä, ta kuin vielä itköy niin lujah, jotta ei ni mitänä tolkkuo tule. Ka kun tuuvah pirttih, nin toivotah, jotta še naini on rikottu ta tuommosekši on männyn.

Kulu muuven päivä, tai yhtenä piänä petra mänöy leškiakkah ta šanou, jotta «käy šie še miun lapši, jotta mie šaisin vähäsen imettyä».
- Ka puitto en voi käyvä, käyn mie täkši yökši.
Leškiakka mäni ta čuarin pojalta i kyšyy, jotta «anna, poikan, mie hoijan tuata lašta yhen yön, kun hiän teilä noin itköy lujašti».
- Ka mintäh mie en voi antua, kun vain ottanet.
- Ka otan mie, kerran tulin käymäh.

Leškiakka otti lapšen ta mäni pihallah ta alko karjuo, jotta
šinikkisen, punikkisen,
tule laštaš ruokkimah,
kun ei šyö Šyöjättäriltä,
eikä juo juojattarilta.

Šilloin šinipetra tuli ta loi turkkih piältäh ta otti ta muuttu ihmišeksi ta šyötti ta hoiti hyväsešti laštah.
Huomnekšella leškiakka vei lapšen, ta lapši anto rauhašša muata koko čuarin väjen ta vielä koko yön. Toisena piänä tuaš leškiakka kävi lapšen ta mäni kotihis ta karjuu pihalla, jotta
šinikkisen, punikkisen,
tule laštaš ruokkimah,
ihalaištas ruokkimah.

Ka šilloin poro tuli pihah, loi sen turkkih piältäh ta mäni pirttih ta yön ajan hoiti vet laštah.
A kolmantena piäna i lähtöy vielä leškiakka käymäh lašta, kun še petra käski käyvä. Hiän mäni käymäh ta šanou čuarin pojalla, jotta «anna, poikan, mie vielä kolmannen yön hoijan laštaš, niin šiitä šie šuat hoitua. Tai šie kun voinet, nin lähe miun, köyhän luo käymäh».
- Ka mintäh mie en anna, ka annan kun vielä niin hyvin hoijat. Tai iče tulen šinne, kun vain piäšen aseiltani.

Leškiakka otti lapšen ta mäni pois kotihis, tai čuarin poika niisi ruttoh mäni jälkeh ta tavotti vielä leškiakan tiellä. Leškiakka hänellä šanou, jotta kun, vellisen, mänemmä meilä, nin mäne šie peittoh nin kun tulou petra tiellä, kun mie kučun, nin šie ole peitošša, a kun mie šuan šen pirttih ta hiän heittäy turkkih pihalla, nin šie ota ta polta še ta šiitä tule pirttih ta šanoi jotta «šie miun ta mie šiun", nin šuat omaš entises naises, a šiula vet on nyt Šyöjätär naisena ta oma on šinipetrana».

Poika mäni peittoh, ta akka kučču petran pihah ta vei šen pirttih, i poika šillä aikua, kun naini rupei laštah šyöttämäh, nin poika otti ta poltti šen petran nahkan, a naini vašta viimekši hyppäi ta karjuu, jotta «aivan turkkini ken lienöy polttat, kuin käryllä haisuu».
- Ka ken šiulta poltti?-šanou leškiakka.
- Ka ken ni lienöy polttat, ka poltettu on, - i niin yritti pihalla, ka poika on ovilla jo tulošša ta karjuu, jotta «šie miun ta mie šiun, nyt ei muuta kuin hyväsešti elämäh».

- Ka en mie šiula lähe, vaikka rannan kivijä juoššen ta vielä Šyöjättären käsih toisen kerran - ka en mie, kačo, lähe, jo muamoni uhhoti tai miun yhen kerran, nin en lähe!
– Ka še ei ni ketä uhhoti, kun mie vain käšen hänet uhotie.

Tai mäni čuarih ta käški Šyöjättären polttua ihan paikalla, ta še poltettih.
Čuarin poika mäni ja otti naiseh ta lapšeh ta ruvettih hyväsešti elämäh. Ka vielä i leškiakalla luajitti uuvet huonehet ta anto šyömistä, juomista iäkšeh.

単語

luatiutuo [動] 約束する, 合意に達する
kumpani [代] 誰もが, 誰かが
huotra [名] 刀の鞘
hirvittäy [副] ひどく, 恐ろしく, 非常に
juomini [名] 飲物, 家畜用の飲物
peitočči [副] ひそかに, こっそりと
laihtuo [動] やせる
hauvata [動] 葬る, 埋葬する
uhhotie [動] やっつける, 苦しめる, 破滅させる
kokonah [副] 完全に, すっかり, まるごと
pidot [名][複] 招待, 祝賀晩餐会, バンケット
pyrittyä [動] 頼む, 求める, 説き伏せる
ševottua [動] まぜ合わせる, かき混ぜる, 混乱させる
jyvä [名] 穀物の実, 穀粒
šekasin [副] ごちゃまぜに, まぜこぜに
laji [名] 種類, 種目
selittyä [動] 説明する, 解釈する, (もつれたものを)ほどく, 解く, 粉などをふるいにかける
erikseh [副] 別々に, 離れて
šelvä [名] はっきりとした, 分かりやすい, 明瞭な, 明るい
varpa [名] 細長い枝, むち
sivaltua [動] 打つ, たたく
risti [名] 十字架
rasti [名] 十字架
ristih rastih 十字に, 交差させて
šamašša [副] 同時に
viičča [名] (よくしなう)細長い枝, むち
piiru [名] 招待, 祝賀晩餐会(пир)
paalu [名][複] 舞踏会, ダンスパーティー(бал)
karva [名] 動物の体毛, 毛色
puhaš [形] 清潔な, 清らかな
väki [名] 人々, 群衆
potata [動] 足でこづく, 蹴っ飛ばす
kamahtuo [動] ドスン・バタンなどの音を出す, ドシンと叩きつける
čuuto [名] 奇跡, 神業, 不思議なこと, 脅威
šormikka [名] 手袋
luuvva [動] 投げる, 放り出す
tavottua [動] 捕まえる, つかむ
laučča [名] 長椅子, ベンチ
šormuš [名] 指環
kisata [動] 踊る, 戯れる, 競う
rapšu [名] 打撃, 一撃, ショック
kuatuo [動] ひっくり返す, 倒す
ravahuttua [動] 叩く, 音をたてて打つ, 殴る
kalossi [名][複] オーバーシューズ(галоши)
puitto [接] まるで~のように, どうやら~らしい
telmie [動] ふざける, はしゃいで悪さをする, なで回す, 引きずる
piätöin [形] 頭のない, おろかな, 常識のない
paššauttua [動] (衣類・靴などを)着て寸法合わせをする,試着する
vestyä [動] (斧やノコギリで)削る
vuolla [動] かんなをかける, 削る
vešša [名] 物品, 道具
peta [名] 困難, ピンチ
kaimata [動] (あるところまで)同行する, 送る
pakšu [形] 妊娠している
siämi [副] 中へ, 内部へ
luoksennella [動] 無造作に言い放つ, まき散らす
valvuo [動] 寝ないでいる, 目を覚ましている, 気を配る
jiäliččä [名] 卵
hinkalo [名] ペチカの炉口の前の小台
tolkku [名] 得, 効果, 利口(толк)
toivuo [動] 思う, みなす
rikkuo [動] 乱す, 攪乱する, 妨げる
ruokkie [動] 食べさせる, 餌をやる
tavottua [動] つかまえる, 追いつく

出典

所蔵:ロシア科学アカデミー カレリア学術研究所(KarRC RAS)
採取地:カレヴァラ地区のピルッティラクシ村(現ヴオッキニエミ)
採取年:1937年(K.Kormuevにより)
AT 510A + 409

数多くのバリエーションが採取されており、カレリアでも人気の民話レパートリーであったことが伺える。

日本語出版物

・ラング世界童話全集(ラング童話集)「さくらいろの童話集」
 └『ふしぎなかばの木』(ロシア カレリア地方)
 東京創元社, 1958-1959
 ポプラ社, 1963
 偕成社文庫, 1977-1978/2008-2009(改訂版)
 東京創元社, 2008-2009(新版)

つぶやき

いやあ、長かった。
長かった上に、手元にあるいくつかの採話のどれを紹介するか迷い、比べてみては行ったり来たりしていたので余計な(に)時間を費やしました。

さて今回のお話は、多くの人がご存じのシンデレラの話型ですね。後半部は前回紹介した『青いトナカイ』と同じ内容です。

紛らわしいようですが、今回のこの『黒いヒツジ』の内容が、「青いトナカイ」というタイトルで民話本などでも紹介されています。紛らわしいので、前回紹介した採話のタイトルを変更した方がよいですかね・・・ひとまずは今のままで。

日本語版はラング童話集で紹介されています。様々な訳が出ていますので、ぜひ読み比べてみてください。

今回のお話では、亡くなった母親の骨に魔力がこもりますが、骨ではなく、血の場合もあります。

シュオヤタルが皇居に乗りこんできた件で展開される、鶏の卵との問答はなんとも不思議ですね。何か意味合いがあるのか、調べてみたいと思います。

さて今回も登場するシュオヤタルですが、最後はあっさりとやられてしまいました。きっとこれまで同様、ぐつぐつ煮だったタールの中に落とされたのでしょう。
それにしても、シュオヤタルの娘がただただ不憫ですね・・・毒草になった後どうなったのかは触れられもせず、なんだか可哀そうになってきます。

>> KARJALAN RAHVAHAN SUARNAT(カレリア民話)- もくじ

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Passipo! Kiitoš! ありがとうございます!
Kieli
自分の基盤であるフィンランド,憧れやまないカレリア。多くの伝統を共有しながらも,その伝統が異なる方向へと新たに「創造」されていく双方文化から目が離せません。しばらくは主にカレリア語独学記録,カレリア民話の和訳、ときどき伝統楽器カンテレやカレリアの音楽について綴っていきます。