[カレリア民話] お金の入ったお財布(RAHALOMPŠA)
お金の入ったお財布
昔、おじいさんとおばあさんが暮らしていました。おじいさんが村を歩いていると、とても大きなお財布を見つけました。(中には)何百ルーブルものお金がありました。おじいさんは喜んで家に帰ると、おばあさんに言いました。
―見てみろ、わしが見つけた金の、この額を!今や貧乏ともおさらばだ。さあ、このお金をしまっておくんだ。
おばあさんは、どこにお金を置いておけばよいか分からず、途方にくれました。どこに置いても、すっぽりと隠せる場所はなく、長持ちに入れても、誰かがそこか