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noteで再発信することで、エネルギーを放出してみる

2022年2月、noteを約1年半ぶりに再開してみることにした。

発信することを辞めた2021年は、
発信することがなかったわけではなく、むしろネタの宝庫すぎた。

一から作り上げた動画制作事業が伸び、売り上げも前年比10倍。
雇われることを辞め、旅をしながら仕事をしてみたり、
行ってみたかった服飾の学校でデザインを学んでみたり、と
仕事も生活もガラリと変わった1年であった。

そんなネタづくしの2021年だったが、
発信することに対してとても抵抗があった。
それはnoteだけではなく、個人のSNSだったり、友人とのやりとりでも。

その抵抗について自分なりに理由を探ってみることにした。

■理由その1:「“今“が精一杯で、自分を俯瞰してみることができなかった」

あまりにも目まぐるしく変化した1年。その変化は自分が置かれる状況だけではなく、心や頭もだ。文章にして発信するという行為は私にとって、「俯瞰して整理する」ということ。自分を俯瞰できないぐらい変化のスピードが早く、心も頭もぐちゃ〜として余裕がなかったんだろう。そして、そんなバタバタ乱れている自分はかっこ悪く、とても自信を持って発信できるものではなかった。

■理由その2:「企業向けの事業をはじめたことで、発信の責任を感じるようになった」

2021年はお客様が個人から企業になり、その規模もかなり大きなものになった。契約上、制作物を公で発表することができないものもあり、発信の線引きが難しかったのもあるだろう。制作にいたる過程でもかなりのネタが生まれていたのであるが(それはそれは壮大なドラマが・・・笑)、さすがに現在進行形で発信するのははばかれた。企業に対してなめられてはいけない、事業主としてちゃんと見せないといけないっていう気持ちが強かったかな。謎プライド。

■理由その3:「成功体験が逆にプレッシャーになった」

事業が順調に進んでくると、失敗したくない!間違えたくない!という気持ちが芽生えてくる。そして成功体験の伝え方によっては過大表現になって、自分で自分の首を絞めることも。「常に順調であるように見せないと・・・」「粗を見せたら事業主としてなめられる・・・」なんて謎のプレッシャーを自分にかけてしまい、気がつくと発信することが怖くなっていた。他で成功している人や一線で活躍している人と勝手に比較して、自信がなくなっていたというのもある。

・・・と理由をいろいろ挙げてみたが、
共通して言えるのは、「人の目を気にしていた」ってこと。

つまり、
■ゴチャゴチャした自分を見せるのはかっこ悪い
■事業主としてなめられたくない、弱みを見せたくない
■他人と比較して自分に自信が持てない
ということ。

結局のところ「人の目」を“また“意識してしまっていたのだ。

“また“というのも、3年前正社員を辞めたときにも同じことが起きていた。
「人の目をずっと意識してきた生き方を変えたい・・・!」
と思ってnoteで発信し始めたにも関わらず、
また人の目を意識して発信できない自分に戻ってしまった。

まさに歴史は繰り返された現象。
まあ、人ってそんなもんよね。

なぜまたnoteを再開しようと思ったかというと、
そうしたことに気づいたのもあるが、
自分について伝える手段が今ないからである。

今新しく出会った人に自己紹介するとき、
「私はこういう人です」と伝えるのにとても苦労する。
というのも、活動していることが点々として肩書きがないから。
(肩書きを縛られたくないって思って会社を辞めたのに、今肩書きがないことで苦労しているという・・・笑)

でも、自分を伝える手段は何も肩書きだけではない。
それは絵でも写真でも服でも動画でも、表現できるものであればなんでもいい。
もちろん文章でも。

今は肩書きで綺麗に自分をまとめるより、
文章でぶつけた方が自分について表現できるかなと思っている。
私にとって「俯瞰して整理する」ことは、
どうやら自分の表現方法の一つであるらしい。
(と、企画書作成が得意な理由を最近考えていたら気がついた。)

何かを表現して発信するということは、
自分のエネルギーを放出するようなもの。
エネルギーを溜め込んだって、使わなければ何も起こらない。(むしろ腐る?)
血液のように循環させて新鮮な酸素を得るが如く、
エネルギーも循環させていくことで新しいものが入ってくる。

実際、3年前に書いていた内容はエネルギーを感じるし、
自分を振り返る貴重な財産になっている。
それはただの日記ではなく、発信を前提に書いているからこそであろう。

とりあえず今はnoteで自分を表現して、発信して、
有り余っているエネルギーを放出していこうと。
きっと放出することで何かが起こるであろう。

そんなことを決めた2022年2月1日。
私の2022年がやっとスタートした。


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