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沖縄から世界に羽ばたき、その経験を沖縄に貢献するために生かしたい!

将来自分が思い描く姿を実現するために、今行っていることはありますか?ゴールがあっても、行動に移すことは中々難しいですよね。そこで、沖縄をアイデンティティとするうちなーんちゅのKumiさんが、沖縄から世界に羽ばたき、そして沖縄のために日々奮闘する姿から、ゴールに近づくためのヒントを紐解きます。

※うちなーんちゅとは:沖縄生まれ(沖縄が地元)の人のことを意味します。

沖縄という地から、Kumiさんは POOLO JOBや、Marbleスクールといったオンライン講座にて、ライティングや取材、SNS運用などについて勉強されています。現在は本業とは別で副業をしており、ライターの仕事をされています。

沖縄のトリコであり、うちなーんちゅのKumiさん。好奇心旺盛で探究心のあるKumiさん。この原動力は何か、その先に描くものは何かについて語ってくださいました。

◎POOLO JOBについて
https://tabippo.net/poolo/course/job/
◎Marbleスクールについて
https://marble-school.studio.site/



私のアイデンティティは沖縄にある

ー沖縄にアイデンティティがあるとのことですが、その理由を教えてください。
Kumi:沖縄独自の文化や琉球古典の音楽に触れると、自分はうちなーんちゅだなと感じるからです。中学3年生のときに、県の事業に参加したことで沖縄は自分のアイデンティティだと思うようになりました。

この事業は、国内外にいるうちなーんちゅの子弟と繋がろうというプログラムでした。これに参加すると、国内外にいるうちなーんちゅの方が、自分よりも沖縄について知っていたんです。私は生まれも育ちも沖縄なのに、沖縄のことを全く知らない事実に気づき、劣等感を覚えました。それでも琉球古典の音楽を聞くと、うちなーんちゅとして国内外のうちなーんちゅと繋がっている感覚がありました。遠い国や地域に住んでいても沖縄を通して繋がっていることを知り、沖縄の偉大さに気づいたんです。

ーこの出来事をきっかけに、アイデンティティは沖縄にあると気づいたんですね!
Kumi:そうですね!そして沖縄について知りたいと思うようになり、学校で配布される琉球・沖縄の歴史について書かれた本を読み返したり、沖縄について学ぶことができる学科に進学したりしました。これをきっかけに、自分の選択の1つに沖縄について学びたい、ということが加わりました。

ーなるほど。ではそんなKumiさんだからこそ感じる、沖縄の魅力について教えてください。
Kumi:1つは、カメカメ攻撃ですかね。

ーカメカメ攻撃とはなんでしょうか?
Kumi:地域のおじいやおばあ、親戚から「あれ食べなさい、これ食べなさい」という意味で、「カメ〜、カメ〜」と言われ、ご飯やお菓子をお腹いっぱいにもてなすことです。私は人と話すことが好きなので、カメカメ攻撃を通してコミュニケーションを取れることは魅力の1つです。たまに懐かしく思いますね。

ー沖縄ならではのあたたかいエピソードですね!
Kumi:確かに沖縄独自の文化が多いですね。他にも、いちゃりばちょーでーと言って、一度会えばみな兄弟という意味の方言があります。そのため観光客にもフレンドリーで、繋がりを大切にしています。この繋がりの強さが沖縄の魅力だと思います。ですが、このような明るい面だけでなく、沖縄には様々な問題があるのも事実です。

ーその問題というのはどんな問題なのでしょうか?
Kumi:国内にある米軍基地の約70%は沖縄にあることや、第二次世界大戦末期の沖縄戦で着弾した不発弾が未だに取り除かれていないことです。子供の頃から見てきたため日常化していますが、こういった歴史があったからこそ今の沖縄があると思うんですよね。

ーその視点は意外でした。
Kumi:そうですよね。この現状を変えるために、歴史を風化させないために、私たち若い世代が動くべき時でもあると思っています。

ーKumiさんが解決に向け、何か具体的に取り組まれていることはありますか?
Kumi:今は会社で、体験者の方の話を動画を回しながら聞き、それをYouTubeで公開しています。継承していくことが重要だと思うので、これをきっかけに語り部や興味を持つ人が増えていくといいなと。一方で、自分自身どのように取り組んでいくべきか分からず、言語化するのが難しいです。なので、勉強しながら少しずつ、解決策を探っていきたいなと思います。

平和祈念公園にある「平和の火」



沖縄を軸に今後も動いていくのか

ーKumiさんの沖縄愛がひしひしと伝わってきました。これから先も沖縄を拠点に活動される予定でしょうか?それとも、どこか別の場所へ旅立たれますか?
Kumi:沖縄を拠点にしたい気持ちもありますが、20代のうちにワーキングホリデーや世界一周もしてみたいと今は考えています。沖縄を離れることが多くなるかもしれませんが、最終的には沖縄に戻ってくるような気がします(笑)。

ーやはり沖縄にアイデンティティがあるということもあって、切っても切り離せない関係にあるのですね!
Kumi:そうですね。沖縄に戻るか、県人会のある地域か国に移住して、そのコミュニティに入ることも面白いかもしれないですね。

ー県人会とはなんでしょうか?
Kumi:沖縄出身者や沖縄にルーツを持つ人、地域によっては沖縄好きな人が入ることのできるコミュニティ団体です。国内外に住むうちなーんちゅは約40万人いると言われています。沖縄出身者のいる国や地域で県人会が組織され、会員同士の交流や沖縄の文化を学んでいます。例えば、東京やアメリカ、ハワイなど、様々な地域にあります。

ーそういったコミュニティもあるんですね!沖縄を離れても繋がれる機会があるのはいいですね。
Kumi:とてもありがたいです。こういったところも沖縄の魅力かもしれないですね。私は地元に貢献したい、沖縄をより良くしたいという思いがあるので、沖縄にいたいと考えているのだと思います。沖縄が抱える問題を解決するためにも、長期間沖縄を離れ、他の地域の良さやマイナスの面を見てみたいですね。


Kumiさんが見据える未来

ー沖縄が抱える問題を解決したいとのことですが、特に解決したいと考えている具体的な問題はなにかあるのでしょうか?
Kumi:失業率や3年以内の離職率が高いため、沖縄の雇用支援や、学生の就職支援をしたいと考えています。特に学生は、キャリアセンターがあっても利用する人が少ないため、企業とのミスマッチが生じ、離職率が高くなっています。私は休職経験があるため、休職者はもちろん、求職者や学生の就職活動の相談にのれるような存在になりたいです。

ー今はそれに向けての準備期間ということですね。では、POOLO JOBが終わってからの道のりについて教えてください。
Kumi:POOLO JOBが終わる7月以降は、キャッチコピーにもあったように月5万の収入を目指しています。いずれ、今の会社の給料以上稼げるようにし、会社に依存しない状態を作り、いつでも独立できるようにしたいと考えています。

休職を経験し、今の仕事と向き合った際に、自分が5年後、10年後もこの会社にいる未来が想像できませんでした。また、ワーキングホリデーや世界一周にも行き、ずっと挑戦し続けたいと考えています。自分のやりたいことを成し遂げるためには、今の会社にいてはできないことに気づきました。いつでも別の道へ舵をきれるように、今はスキルを磨く期間だと思い、勉強や経験を積んでいる段階です。会社を辞めたいという気持ちよりも、自分の可能性を広げたいという気持ちが原動力となっています。



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