【映画記録】善良と傲慢　辻村深月

ずっと公開を楽しみにしていた
映画「傲慢と善良」を見てきた

原作者が大好きな辻村深月さん
原作は大学生のころに読んだ

5年経ったいま
「アラサーに刺さる」と言われる作品を
アラサーになってみると
どうなのかなと思いながら見てみた

あらすじは
婚活アプリで出会った男女の話

男の子は自営業で社長
かっこよくて全てを
持っている感じがする男の子

女の子は真面目
気が利いて主張が少ない
ちょうどいい女の子

ふたりの利害関係が合って
結婚することになるが
そのタイミングで女の子が失踪する

そんな婚活、恋愛の話である

ぜひ読んだことがない人は
読んでみてほしい

必ず刺さるものがあると思う

見た感想…

もしわたしが学生時代から続いている
彼と恋愛結婚しておらず
婚活中だったら
ダメージを受けただろうな

映画のセリフの中で
婚活アドバイザーがこんなことを言う

婚活が上手くいくのは
自分が欲しいものがきちんと分かっている人
ビジョンがある人

これは婚活だけでなく
仕事や人生においても言えるなと思った

婚活は相手に「ラベル」を付けるもの
ああ、わたしに釣り合わないとか

「ピンときた」人というのは
この人はわたしと釣り合うと
思った人らしい

最近の条件で恋人を探して
頭で恋をする

そんな恋愛を象徴しているなと思った

結婚しないと「普通」ではなくなると
思っている人が多い

だから、お互いちょうどいい関係が
築けそうな人と結婚をする

この映画に出てくる女の子は
世間的に見ると、「善良」

親のいいつけをしっかり守って
親が良いと言った大学を出て
親がしろと言ったお見合いをして

だけれど
相手に「ラベル」をつけたり
「普通」になりたくて
嘘をついてまで彼と「結婚」に
こじつけようとする

この嘘もみんなが
簡単に見抜ける嘘で
「いい子」なのが丸分かりである

こういう女の子いるよね

リアルすぎて、よく共感ができる

今回映画はひとりで見に行ったけれど
そういうところに鈍感な彼と
見に行ったらどんな感じだったのかな

彼の感想も聞いてみたいなと
思ったりもする

ぜひアラサー女子には
刺さる映画だと思う

原作を読んだ方も
映画はちょっと違った展開、
内容になっているので
違いを見に映画館に足を運んでほしい