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○○の話ができる友達

東京の駅でたまたまばったり
地元の高校の友達にあった

会うのは5年ぶりだった

高校のとき
グループで数回遊びに
行ったことのある女の子

誕生日のタイミングだけ
連絡をするから
その女の子が東京にいることは
知っていた

本当に偶然会ったから
少し道端で話して
「またランチ行こう!」と
その場で解散した

その友達とこの前
ふたりで久しぶりに会った

ふたりで会うのは
初めてだったと思う

久しぶりだから
はじめは「休日何してるの?」とか
「実家帰っている?」とか
簡単な世間話から始まったけれど

話の途中で感覚が戻ってきて
共通の友達の話や
「あの頃」の話で盛り上がった

仕事は営業職で
わたしと同じBtoBの企業向けに
営業活動をしているそう

わたしと同じように
男社会で揉まれていて
わたしと同じような悩みを抱えていた

社会人4年目特有の
「転職しようかな」とか
「上司との関係」とか
「後輩の指導」とか「スキル」とか

新人でもベテランでもなく
ちょうど間で業務量も多くなる時期

わたしの会社では30代が少ない

その友達の会社も
みんな30代が辞めていって
その子が主戦力になっているらしい

わたしの取引先でも
よく30代がいないという話を聞く

30代の人はどこで
何をしているのかなと思う

こういう話ができる友達が
いまのわたしの周りにいないから
いろいろ話が盛り上がった

いま彼氏がいるのかなと
気になったけれど
聞くのはやめた

結婚してから
既婚の友達には「旦那とどう?」と
聞くけれど

それ以外の友達に
自分から恋愛の話を振ること
変にアドバイスを
しようとすることはやめた

年齢を重ねるごとに
すべて合う友達を見つけること
すべての話題が合う友達が
少なくなることに気づく

というか
いまの自分にはいない

だからと言って
友達いないわと悲観的になるのではなく

ランチをした営業職の女友達は
「仕事の話」と「懐かしい話」が
できる友達と考えると楽になる

いろんな出会いがある中で
共通で何か1つでもあって
まだ縁が続いているということに
感謝の気持ちでいっぱいだなと思う

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