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おうち時間におすすめ怖い本

「何かが道をやってくる」創元SF文庫
レイ・ブラッドベリ

町にカーニバルがやってきて、友達同士の少年二人は大喜び。だけどカーニバルには邪悪な秘密があって、秘密を知った二人は狙われてしまう。大人は信じてくれない。じわじわとカーニバルの住人に追いつめられる二人は果たして助かるのか。読んでる方にも、じわじわくる。ぜひ一気に読める時間を確保して読んで欲しい。

ホラー映画とかだと、怖い怖いと聞き過ぎて、一瞬たりとも油断しないで観たせいで思ったより怖くない代わりに、思ったよりも面白くなかったなんてことがあります(ないですか?)。そんなのもったいなーい!ジェットコースターが怖くなかったら乗る意味ないじゃないですが。辛いものがへっちゃらだったら、辛くしないでもいいじゃないですが。怖いものにはキャーキャー言って、辛いものはヒーヒー言いながら食べたいものです。

でもこの本は大丈夫。すごく怖いです。油断せずに読んでも怖いです。子供のころに怖かったあらゆる何かの想像力が総動員されて、続きを読むのが怖い、でも読まずにはいられない。読み終わったときに心の底からほっとして、こんな読書体験があるのかー!と感動した記憶があります。

自粛の日々で刺激が足りないという方、安全な場所で約束されたストレスからの解放を味わってみては。読み終わって、家でよかったー・・・。と思えるかも。



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