統計学のための線形代数は、"数学な"線形代数とは異なる。
統計学を本格的に学ぶときに現れる、統計学のための線形代数は、数学な線形代数とは少しばかり異なります。
統計学のための線形代数は、たとえば、こういった本です。
和書で、統計学へ応用できる書籍は、
アドバンスドな行列解析だけを知りたいのならば、
上記の本の内容は、よく知られた線形代数の専門書をいくら読み込んでも、書いていません。たとえば、つぎの本は有名ですよね。
このような本で線形代数を勉強しても、統計学へのニーズには応えてくれません。これらで勉強するのは、端的にいえば、遠回りです。
その事情を書きましたので、もしよろしければお読みください。
線形代数を初めて学ぶのであれば、ショートコースで一周したほうがいいと思うんです。線形代数で挫折するのはもったいないです。
キーポイント線形代数(理工系数学のキーポイント2),薩摩順吉,四ツ谷晶二,岩波書店,1992
以前、講座で川久保本を使っていました。講師がいうのも躊躇われますが、川久保本を読まなくていいです。川久保本はムダが多すぎます。
今回挙げた本で、統計学ベストな本は
です。理由はこの本で学ぶと量子コンピュータにも使えます。
必要に応じて、さらに
を読み込めば、統計学への線形代数は完成します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?