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プラグマティックな古典文法 1:文法~入門・振り返りとして

まず、日本古典文学を専門にしたい方向けではありません。

あくまで趣味として、古文を読む際に、気軽にお安く習得できる方法です。

この意味でプラグマティック(実用的)としています。

大学受験対策にも使えるかもしれませんけど、高校生が好む方法ではないかも。

わたしは理系ですし、高校生の頃に古文の意義を認識しておらず、国語・古典の授業は数学・物理の内職ばかりしていました。

こういう人が書いています。
古文を読むモチベーションを、あえて書きません。本を読んでいると古文に稀に出会うため、古文を読めるように維持しているだけです。

どのように古文を読み込んでいるのか、専門家さん、大学の日本古典を学ばれた方が、このような記事を書いてくれると嬉しいのだけれど。

そろえるもの1 文法書

古典文法の解説書ではなく、古典文法書を持っておきます。

古語辞典にも文法解説がついていますが、使いにくいんですよね。
フランス語でいえば、仏和辞典の『プチ・ロワイヤル』『ロベール・クレ』にも文法解説が載っており、こちらは使いやすいです。
古語辞典の執筆者と使用者にあるニーズのズレは、何年経っても埋まらないですね。

例外はこちらです。辞書としては珍しく、文法項目が断然、調べやすいです。
『新全訳古語辞典』大修館書店

そろえるもの2 辞書

一般的な古典の読者は、一冊だけ持っていれば十分です。この記事を読まれている方は、日本古典文学を専門を目指していないでしょう?

ただしです、古語辞典のイチバン人気であろう『旺文社全訳古語辞典』はダメです。『全訳古語辞典』では、古典特有の固有名詞があまり載っていません。多くの方が、詳しく調べたい欲求がつのり、買い直しになってしまうでしょう。

  • 旺文社古語辞典 第10版 増補版

    • こちらで一択です。収録項目の豊富さ、付録が満載で、一生モノです。

      • 専門家さんは何を使っているんでしょうね。。。

ド・ド・ド はじめにすること

古典文法をコチラの動画で速習します。

注意してほしいこと

英語を学習する際に、英文法をかっちりと仕上げるのを目指してしまうと、英文読解・英会話に進めなくなりますよね。

おなじく、古典文法100%の仕上げを目指すと、古典文法で燃え尽きてしまいます。60%くらいの出来でいいと思います。たとえば、助詞や敬語は保留して読解に進む、でも構いません。

「スタディサプリは?」と思われた方はいるかも。スタサプはあとで使います。お待ち下さい。

副読本

助動詞を克服するオススメ方法

この本に、"IV 語法演習 演習 助動詞・助詞の接続と意味"が載っています。

風吹きけり / 風吹けり/ 風吹けりけり/ 風吹かむ

などの覚えておきたい「助動詞・助詞の30フレーズ」が載っています。この30フレーズを覚えてしまえば、古文読解や短歌などで反射的に意味理解ができるようになります。

ここで30フレーズを書いてしまうのもアリですが、「著作権で。。」はもちろんですが、そもそもこの本が良書なので、消えてほしくないので、ぜひご自分でお調べください。

次回予告

記事を書くほどなので、ぜひ紹介したい本があります。しばしお待ち下さい。

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