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プレスリリースをバズらせろ!

こんにちはムハン窓・アリです。
初めてのnoteという事で、タイトルにあるように「バズる」プレスリリースの書き方を、私の拙い経験から簡単にお伝えしようと思います。無料です!

その前に「おまえ一体何者なんだ?」という声に応え、ふわっと自己紹介をします。

  • ミッション系大学卒業


こんな感じの「ギンギン👺チルドレンです」(noteを買ったという事です)。しかし、多分年齢は私の方が上です。(私の方が先輩だよという意味ではありません。単に少し歳をとっているという意味です。)こんな経歴の男がお伝えする「バズる」プレスリリースの書き方です。


プレスリリースの基礎については書きません

プレスリリースの基礎的なことについては、ググれば「プレスリリースの書き方のコツ」などの記事がたくさん出てくると思うので、そちらを見てください。

実際にスタートアップで経験し、そこで得た知識をまとめます

と言いながら、一つだけ基礎的な事を伝えます。広告と広報は同じように見えて、全く違います。
広告→お金を払えば確実にメディア掲載される。
広報→お金は必要ないが、メディアに掲載されるかどうかはわからない。
プレスリリースを書くことは、広報の活動に分類されます。

プレスリリースがバズるってどういう事?

プレスリリースがバズるとは一体どういう事?どういう状態の事をいうのか?ここで定義しておこう。
プレスリリースがバズるとは「多くのメディアに記事として掲載される事」です。
メディアといってもたくさんありますが、メディアパワーがあればなお良いですね。
例えば、新聞、テレビ、WEBメディア、ニュースアプリなどです。

よくプレスリリース配信サービスなどで「200のメディアに掲載可能!」などの記載がありますが、このサービスを使って200のメディアに掲載されたとしても、それはプレスリリースがバズったとは言えません。
それは各メディアが準備しているプレスリリース欄という場所に、内容がコピペされるだけですので、記事ではありません。正直に言ってそこに掲載されても全く意味がなく、記事にならなければ絶対にバズらないのです。

プレスリリースが記事化されるってどういう事?

プレスリリースの記事化とは、プレスリリース配信サービスなどを使い、多くのメディアにプレスリリースを届けた後、それを目にした記者さんに「これ面白そうだ」と思ってもらい、記者さんが独自の切り口で、その商品やサービスの紹介を書く事を「記事化される」といいます。
記事化されるとメディアの一面や目立つ所に表示され、多くの人に見てもらう事ができます。プレスリリースの文面がそのままメディアの目立つ所に掲載される事はありません。

記事を書いてもらうコツは?

記事化されるには、記者さんの心に響くプレスリリースを書く事はもちろんですが、重要なのは、記者さんが記事を書く上で「必要な情報が揃っているか?」がとても重要です。これが揃っていないと記事が書きにくく、書き始めたとしても途中でやめてしまう事もあります。記者さんも見て知った情報を元に記事を書くので、情報量が少ないと聞いたり、調べたりと手間が発生しますよね?この手間をできるだけ省けるように意識をする事で、記者さんも記事が書きやすくなります。要するに記事化される角度を上げる事が大事です。

記事を書いてもらう為に必要な情報

  • 商品、サービスの情報

  • 訴求ポイント

  • 他社や今までとの違い

  • どのように実現したのか?

  • どんなテクノロジーか?

  • 特許はどうか?

  • 課題あるか?

  • 価格

  • 販売時期、サービス開始時期、

  • いつまでに

  • 何個売るか?何万人獲得したいか?売上は?(定量的目標)

  • 将来的に考えている事(上場、海外展開など)

この辺りをしっかりとプレスリリースに記載する事で、記者さんが記事を書く時に、手が止まる事はありません。
「2024年中に会員数1万人を目指している」という感じで結ばれている記事をよく見かけますが、定量的な目標は記事の結びに使いやすいのです。

プレスリリース配信方法

しっかりと文面を整え、プレスリリース配信を行う当日、配信サービスを利用してプレスリリースを送るのもありですが、それと合わせて、各メディアの担当者に向けて、直接メールでプレスリリースを送るのも効果があったりします。メディアのページを探すと、何かしらメールアドレスが記載されている場合があります。それを見つけたら、メールにプレスリリースを添付して送るのです。担当者の名前の記載があれば更にチャンスです。配信する時間は午前8時がベスト、これは配信後の活動時間をできるだけ長くするためです。

プレスリリース配信後にする事

プレスリリースを配信したら、ここからが本番です。バズらせる作業に入ります。この時点で、記事にしてもらいたい大手メディアを5社程に絞っておき、そのメディアを常に観察し記事になっているかを確認します。(新聞の紙面を狙っている場合は少し手法が異なるので、別のnoteに書くか、いつか書き足します)
他にはTwitter(𝕏)で検索して、記事を誰かがツイートしていないか確認する事も有効です。ツイートされていたら、しっかりRTやリプをして拡散させます。
午前中には少しづつ記事化されてきます。これらの記事をしっかりとツイートしバズに繋げます。昔はfacebookにも投稿し友人の力を借りてバズらせたりしましたが、今はfacebookには投稿しません。なんだか自慢しているように思われるからです。それにfacebookはそこまで拡散力がないのも理由の一つです。
お昼を過ぎても、お目当てのメディアに掲載されていない場合は、直接電話をかけて記者さんに繋いでもらい直接話をします。メールでプレスリリースを送っていたら、その担当者さんに繋いでもらい「本日プレスリリースを送らせて頂きました⚪︎⚪︎です」と伝え、そのまま電話でプレゼンテーションをするのです。熱量を込めて熱く語りかけてください。
このやり方で夕方ギリギリに記事化された事が数回あります。この粘り強さがとても重要です。図々しいくらいがちょうど良いと思ってください。しかし、しっかりと敬意を持ち、話を聞いてくれたお礼を言いましょう。

一日を終えたらやる事

その日の広報活動を21時くらいまで行い、その日の結果を検証します。(次の日に記事になってたりもするので、次の日以降もしっかりと見てくださいね)
広告換算でどのくらい効果があったかをざっくりと計算します。時には数億円〜10億円の広告効果が得られる事もあります。
そして記事にしていただいたメディアの記者さんに、しっかりとお礼のメールをする(記事の最後に、記者さんの名前があります)。メールがわからなければ私は電話をします。記者さんが不在であってもしっかりと感謝の気持ちを伝えていただく。
そして、ここで終わりではなく、忘れてはいけないのは、定期的に商品、サービスの近況報告をメールなどで報告する事。目的は記者さんと良い関係を築く事です。これをしっかりと行い信頼を勝ち取ってください。
そうする事で、次にプレスリリースを出す時、事前に相談ができる関係性が構築され、あなたの大切な資産になります。
誤解のないようにお伝えしますが、記者さんと仲良くなったからと言って記事化される角度が上がる事は絶対にありません。あくまでも連絡、相談がしやすくなるだけです。メディアの記者さんがニュース性のない記事を、仲が良いからという理由で記事化する事は、メディア価値を下げる事になるので絶対にありません。従って、記者さんとの信頼関係構築は、ご自身の広報担当者としてのネットワークを増やすという意味で捉えてください。ここで構築されたネットワークは、あなたが転職してもずっと残るあなたの武器になります。広報を続けていくと、これは記事になる、ならないというのが判断できるようになります。ちなみに私は、記事にならないと判断した時は、一切PR活動をしません。無駄だからです。


メディアに掲載される事のメリット

プレスリリースをバズらせ、大手メディアに掲載されると、上場企業であれば株価に影響します。ポジティブに捉えられれば株価は上昇します。一方、スタートアップは、大手メディア(特に日本経済新聞、日経産業新聞は多くの投資家、VCが見ている為)に掲載されるとVCから面談希望の連絡があり、資金調達の機会が増えます(投資家との接点が増える)。その為、プレスリリースに力を注ぐスタートアップ経営者が多い。

最後に

ここまでざっくりと、バズるプレスリリースの書き方について、私なりの考えをまとめてきました。しかし、これは絶対にバズるというやり方ではありません。再現性は低いのです。なぜかというと、プレスリリースがバズる理由は、リリースされた商品やサービスの評価によるものが大きいからです。従って、プレスリリースをバズらせるには、生活をより豊かにするサービス(商品)、課題を解決するサービス(商品)を創造する事だと思います。
最後にテーブルをひっくり返すような事を言ったと、思われたかもしれませんが、そんな事はありません。私が実際にスタートアップ経営者として経験した事実であり、他では書かれていないようなトリッキーな手法も少なからずお伝えできたと思っています。是非、試してみてください。

最後の最後に

私自身も近く新サービスのリリースが迫っており、良い関係を築いてきた記者さんに連絡をし、リリースの準備、相談をしております。そのあたりもツイートして行くので、興味のある方はフォローしてくださると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


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