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非日常な日常

こんな時にはこんな本が楽しいかも知れません。

『南極越冬記』は第一次南極越冬隊長の西堀栄三郎の手記、『洞穴学ことはじめ』の吉井良三は洞穴生物学者です。

 子どもの頃から人のいない場所に憧れます。
しかし駆け抜けて来た私の日常は人との縁が切れては生きていくことの出来ない憧れとは真逆の日常でした。

二人とも理学博士ですが、ここに書かれている二人の本当の専門のことより昭和基地での越冬の日常や洞穴の歩き方の日常が楽しいのです。

この二人の日常は読者からすると非日常です。
それがなんとも楽しいのです。

考えても分からない事は誰にでも必ずあるものです。
自分一人ではどうにも出来ない事も。
そんな時は少しだけ考えて、少し日常を忘れてみましょう。

そんな日常から離れた本でも読みながらゆっくりコーヒーでも味わってみましょう。

日常と非日常の区別がつくようになるかも知れませんよ。

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