【本解説】誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命
今回解説する本はユニバーサルスタジオジャパンをV字回復させた森岡毅さんの『誰もが人を動かせる ！あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』です。
うまく人を動かせないと悩む方にリーダーシップの極意をわかりやすくお伝えします。
結論
本書の結論は4つです。
リーダーシップは才能で決まらない
原動力は欲
3つの欲を探す
相手を受け入れること
具体例を交えながら解説していきます。
リーダーシップは才能で決まらない
１つ目はリーダーシップは才能で決まらないについてです。皆さんに質問ですが、リーダーシップは『人を惹きつける才能がある人』もしくは『カリスマ性がある人』でなければ持てない能力と思いますでしょうか。
答えはNoです。
著者の森岡毅さんはリーダーシップについて、誰もが伸ばすことができる後天的な技術であると断言されています。その理由は森岡氏自身の経験から結論づけられたものです。森岡さんは第一線のビジネスパーソンや何百人ものビジネスパーソンを直接指導して見てきたことから、特殊な才能がなくてもリーダーシップは育つと確信を持ちました。お世辞にもリーダーシップの才能がない人でもあることに気づき、ある経験を積みさえすればリーダーシップは身につきます。
本書はそのあることについて迫っていくわけですが、やっぱりここで気になるのがそのあることですよね。ズバリお伝えします。
そのあることとは自己保存を書き換えることです。自己保存とは生きていくために自分を守らないといけないという本能のことです。人間は元々は個の保全を最優先する本能が備わっています。長い歴史の中で弱肉強食の世界を生き抜くためにはこの自己保存が必要不可欠だったのです。
リーダーシップとは利他行動のひとつであり、個の安全を最優先する本能に反しています。リーダーシップを行うということは自己保存にとってマイナスの状態です。リーダーシップを行うことは自己保存にとってプラスと脳内会を置き換えることでどんな人でもリーダーシップ能力を身につけることができるというわけです。これは実際にリーダーになり成功体験を獲得していくことで定着させることができると森岡さんは言います。
以上を踏まえるとリーダーシップ能力は自己保存といった強い力を借りることで誰もが獲得できる能力です。
原動力は欲
２つ目は原動力は欲についてです。リーダーシップは才能がなくても後天的に獲得することができることが分かりました。次はリーダーシップになくてはならない『人を動かす力』についてお伝えしていき ます。
結論から言いますと、リーダーシップを発揮したり人を動かしたりするには欲が必要です。というわけで著者である森岡さんは人を動かす力の根源は欲の強さであると言います。
ではなぜ欲が人を動かすエネルギーとなるのか。それは欲が目的だからです。そもそもリーダーシップ能力を身につけることは皆さんの目的ではないはずです。リーダーシップ能力はあくまで手段であり、その先にある欲を満たすことが本来の目的です。自分が獲得したいもの・自分が達成したいもののように欲を明らかにすることで人を動かす力が起動するわけです。
ということでリーダーシップ能力を身につける前に、まずはこの欲を明瞭にする必要があったのです。
3つの欲を探す
3つ目は3つの欲を探すについてです。自分の欲を明瞭にすることがリーダーシップ能力を身につける大前提でした。このリーダーシップ能力を身につける肝である欲をさらに深掘りしていきます。
そもそも欲とは一体何でしょうか。食べたい・寝たい・知りたい・買いたいといったように欲のない人はいないと思います。そもそも生きていること自体が生きたいという欲なので、欲のない人は存在しないということになります。
しかし欲のない人が存在しないと言っても欲の強い人、欲の弱い人などその強弱は人によって様々です。ですが『欲が全く無くて困ってます』とおっしゃる方がいるのも知ってます。そんな欲が足りない人のために著者は欲を探す方法を紹介しています。
それは３WANTSモデルです。
３WANTSモデルとは
① People Want !
② Want People
③ I Want !
このことを指します。
People want とは『人が欲するか』という意味です。みんながやりたくなることであるか、参加する一人一人に魅力的なものかをと言います。
Want People とは『人を欲するか』という意味です。達成するためにここの人々の奮闘が不可欠かといいます。
I Want ととは『己が欲するか』という意味です。あなた自身がその目的に本気になれるのかを問います。
これら3つのWantが重なる部分があなたが心からやりたいことであり、リーダーシップを発揮できる領域です。以上を踏まえるとリーダーシップに必要不可欠な欲を見つけるには3つのWantが交わるところに目を向ける必要があったのです。
相手を受け入れること
4つ目は相手を受け入れることについてです。欲を探すには3つのWantが交わるところがポイントでした。最後はリーダーシップには欠かせない仲間についてお伝えしていきます。
ここで皆さんに質問です。何か大きなプロジェクト・大きな仕事を成功させるには何が必要でしょうか。 斬新なアイディア先見の明や資金力か。
答えはどれもNoです。もっとも重要で大切なものは仲間です。しかし仲間といっても他人は他人です。顔も知らないのに突然チームを組まされることもあるでしょう。もし自分がリーダーだとしたらその仲間をいかに本気にさせるかが成功の鍵となります。
ではどうしたら本気にさせることができるのか。森岡さん曰く、動かしたい相手の『仏の部分を尊重できるか』どうかにかかっているといいます。仏の部分とは森岡さんがつくった言葉でその人が根源的に持っている強みのことを指します。そして強みだけでなく、弱みや短所といった部分も全て受け入れられるかどうかが仲間を本気にさせるキモです。
そこでやるべきことが共依存関係の構築です。共依存関係とは同じ目的を『それぞれが自発的に追求する』関係性であること。『お互いの強みを尊重した』共存関係であることという2つの条件を満たしたものです。一言で言うとどんなに衝突を繰り返しても相手を尊重できる関係のことです。何か大きなことを達成するには意見の衝突はつきものです。しかしここで仲違いするような関係では未達に終わります。衝突もするが同じ目的でありお互い尊重できる相手であれば大きなことも成し遂げられます。
ではどうしたらこの共依存関係が持てるのか。それはその人が何が好きなのかをひたすら考えることです。相手の興味対象を考えて相手になりきることで共依存関係が持てます。以上を踏まえ仲間を本気にさせたければ相手のことをひたすら考える必要があります。
まとめ
誰もが人を動かせる！あなたの人生を変えるリーダーシップ革命のまとめ
１、リーダーシップは獲得できる能力と認識しよう
２、どんな人にも備わっている欲のエネルギーを有効活用しよう
３、大きなことを成し遂げたければ欲と欲が交わる点を見つけよう
４、相手を受け入れられる度量を手に入れよう
今回のnoteでは重要なポイントに絞って解説してきましたが、まだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですのでぜひ読んでみてください。リンクを下記に貼っておきます。
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今回の知識が何か少しでもあなたの人生の役に立てれば幸いです。
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ではまた次の投稿でお会いしましょう！
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