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紳士になったダンディズムな休日


先日ランチした店で飲んだコーヒーがすごく美味しかった。私のバカ舌、猫舌、貧乏舌、二枚舌の悪舌揃いのクソ舌が珍しく「美味しい」と感じたので、

もう一度味わわせてやりたい。

という親心から以前のランチ店ではなく本元の、

WEEKENDERS COFFEE ROASTERY(ウィークエンダーズコーヒーロースタリー)

(京都府京都市下京区松原通り御幸町西入る石不動之町682−7もみじの小路)

に行って来た。土日しか店を開けていないというストロングカフェである。




ガラガラガラ。。。

「こんにちわー。」

「テイクアウトはできますか?」

「ボトルをお持ちなら可能ですが。。」





「話が違う!!!!」(言ってはない)


ネットで下調べをした上で”テイクアウトあり”を確認し行ったはずだ。私みたいな見窄らしいおじさんはお洒落なカフェで一人でお茶などできない。


コーヒーを飲みながらじじいが何に思いを馳せればいいんだ!!


のちによく調べると紙カップでコーヒーを出すと味が損なわれるということで出していないとのこと。

WEEKENDERSさん、素晴らしいこだわりです。さすがです。(泣)


さあ、こうなれば「じゃあ結構です。」と店を出る勇気なんてもちろんない。

おっさんの断りなんて世間が許さないことぐらいおっさんが一番よくわかっている。



「本日のコーヒー」をお願いする。

普段は焙煎所のため基本的に座席はない。奥に中庭とベンチがある。


そこにおじさんは一人で座った。



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隣の建物は宿泊施設?で、向かいの建物はさしみ店とのことだ。

確かに、素晴らしい中庭である。

おじさんが一人で、ちゃっかりお洒落にコーヒーの写真を撮ったりもした。

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おじさんが一人で、庭の石狭間にカタツムリなんか発見したりなんかしちゃって。

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おじさんが一人、舗装された石畳を密かに写真に収めちゃったりなんかしちゃって。


決して、ハシャいでるわけじゃないんです。


もう一度言う。


コーヒーを飲みながらじじいが何に思いを馳せればいいんだ!!


ホンジュラスのコーヒーとのこと。素晴らしい旨味で私のバカ舌でも品質の良さがよくわかる。味わい深い。よく味わった。よく味わって飲んだ。

ただ3分しかもたないんだ。味わうだけでは3分しかもたない。


店の方々に3分で帰って行った感情の薄い見窄らしいじじいだと思われたくないんだ。(考えすぎ)


なのでコーヒーと中庭を堪能している感情豊かな紳士のフリをして無駄にウロウロし写真を撮り、時間を使ったんだ。(紳士のフリ)



そうして環境豊かな紳士はダンディに挨拶をしてカップを店員さんに渡し、店を去った。(紳士にはなれない)


ぜひ自分にいまひとつ自信の持てないおじさんやおばさんはWEEKENDERS COFFEEに行って紳士や淑女になって来てほしい。

紳士になった私からのダンディな願いだ。


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