5月14日

5月14日 丸一日の雨

起きると雨で少し気怠い。レッスンに行く支度をしようと思ったが、今回出演する舞台は事務所の所属者としてでは無く、一個人として、いわゆるフリーの役者として受けることになるのだ。その為、稽古が始まったら事務所のレッスンには感染症対策として参加する事ができないのだ。この前、顔合わせをしたので一応出演者の方と会ったのでこれは参加しない方がいいのか。はたまた稽古はまだ開始していないので参加した方がいいのか。悩んだ挙句、もしもレッスンに参加して怒られ、後に外部案件を受ける事務所の人に迷惑かけてはいけないかも。と思い、念のため休むことにした。一応少し起きて何かしようとしたけれど眠気が全然無くならないのですぐさま二度寝した。

二度寝から起きる。外はやはり雨だ。外に出る気は全く起きない。しょうがないので家にあるものだけで昼食を済ます。外は雨。バイトまでやる事が思い浮かばないので、とりあえず今期今のところベストワンドラマ「日曜の夜ぐらいは…」を観る。主演の岸井ゆきのさん、清野菜名さん、生見愛瑠さんの掛け合いが愛おしい。人生に楽しさを見出せない3人がラジオのバスツアーをきっかけに出会う事で行き詰まった人生が動き出すという言ってしまえばどこにでもありそうな話。主演の岸井ゆきのさん、清野菜名さん、生見愛瑠さんの掛け合いがとても愛おしいのだ。ずっと観ていられる。大人になってから童心に帰れるようなキラキラした友情というのには中々出会えない。だからこそあの3人の掛け合いはとても羨ましくて愛おしく感じる。どこにでもありそうではあるが簡単には掴む事ができない話。今日第3話だ。バイトから帰ってきたら早速見なければ。

バイト終わり。終電で帰る。席の隣にお酒に潰れた男性が完全に寝落ちしている。しかも手には350mlの缶ビールを持っている。少し缶がこちらに傾いている。どれだけ缶にビールが残っているか分からないので、もしかしたらふとした瞬間にドバッとこちらにビールがかかる可能性がある。他の席に移動したいけれどその車両は他に空いてある席はない。立てばいいけれど疲れているので出来れば座っていたい。ヒヤヒヤしながら座っていたら寝落ちしている男性が掛けているメガネが床に落ちる。あっ!とは思ったもののどうしていいか分からず心の中であたふたする。メガネを普段掛けている身からすると誰かが踏んでバキバキになってしまったら大変だ。でも他人だし、しかも落ちたメガネをどうその男性に掛けたらいいか分からないのでどうしたもんかと困っていると、斜め前ぐらいに座っていた男性が電車から降りるときにメガネを拾い、寝落ちしている男性の太ももあたりにそっと置いたのだ。それを隣で間近で見て、自分の気の利かなさが恥ずかしくなった。普通となりに座っている人がする事なのに。反省する事なのか分からないけれど反省した。反省したのでまたメガネが床に落ちた時はすぐに拾って太ももあたりに返した。

家に帰宅。この日記を早く書き終えて「日曜の夜ぐらいは…」を観たいけれど今日は対してドラマチックな事が起きていないので書くのに苦戦する。やはり雨でも外に出なきゃいけなと思う。明日も雨。でも明日はバイトが一日中あるので嫌でも外に出る。今日よりかはきっとドラマチックなはず。そう期待して書き終えたいと思う。

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