企業向けバスツアー/亘理コース ②感想コメント編
昨年2022年11月22日(火)に開催した「グリーンコーストプロジェクト 企業向けバスツアー」。ご参加いただいた各社様の思いや、ボランティア活動を実際に体験していただいての率直な感想を伺いました。一部ではありますがご紹介します。(順不同)
大和ライフネクスト株式会社
●岡崎様/社内で「TUMUGU SDGs」というプロジェクトが立ち上がり、東北でも関われる活動を探していました。今日は東京から来ましたが、私は福島県のいわき出身。震災時、いわきでも海岸防災林によって津波被害が抑えられたことは知っており、個人的にも興味を持っての参加でした。今回、宮城、福島、盛岡、東京の各事業所から、県をまたいでメンバーが集まれたのもいい機会となりました。今後の社内プロジェクトの活性化にぜひ繋げていきたいです。
●中町様/ボランティア活動は、目の前がどんどんキレイになっていく様子も含め、思っていた以上に楽しかったです。今後もこのようなイベントに、東日本の各事業所からの参加を増やしていけたらいいですね。
●佐々木様/カマを使うのは昨年以来ですが「根こそぎ取りたい!」と夢中になり、作業はあっという間でした。まだ小さいクロマツを、このようなしぶとい蔓から守らなくてはいけないことにも気づかされました。
●伊藤様/海岸防災林は植えるだけで終わりではなく、その後の管理こそが大切なのだと改めて実感させられました。植物の根が盛土にもこんなに深く根付いていることにも驚かされたりなど、勉強になりました。
●橋本様/今回のツアーで、海岸防災林の存在を初めて知りました。そんな私でもとても刺激になり、楽しく参加できました。事業所のみんなにこの体験をフォードバックして、次へのステップに繋いでいけたらと思います。
キューアンドエー株式会社
●小川様/同じ植物でも海岸防災林のクロマツに害のあるものとないものがある、クズの蔓は絡まって成長を妨げるなど、東さんの話はとても興味深くて勉強になりました。下刈りも体験してみてわかることがたくさんありますね。社内には震災の被災者も多くいます。この活動の意義を社に持ち帰って早く伝えたいです。
●吉本様/カマを握るのも初めてでしたが、刈取る作業が楽しい、景色がキレイになるのが嬉しい、しかも屋外での作業はストレス発散になると、一石三鳥なボランティア活動でした。海岸防災林の保育活動は、社のSDGsの取組にも重なります。昼食のはらこ飯も美味しかったですし、次は他の人も誘って参加したいと思いました。
カルビー株式会社
●伊藤様/ここまでしっかり作業をするとは思っていませんでしたが、体験できて本当に良かったです。震災を機に設立された奨学基金「公益財団法人みちのく未来基金」に出向していますが、今回のように同じ東北で、長期で海岸防災林に関わり育てていける場があるということを知れたことは大きな収穫でした。ぜひ社内で共有したいです。
●田中様/全国の工場で地下水を使っているため、以前から森林保護活動は行ってきました。ですが東日本には工場がなく関わり方を模索していたところ、このグリーンコーストプロジェクトに出会えたんですよね。仙台の社員や他の地域の若い人たちにも、もっともっと知って欲しい。まずは今回の体験を伝えたいと思います。
ピクテ・ジャパン株式会社
●伊藤様/ピクテ・ジャパンでは、東日本大震災を機に、南三陸で桜を植えたり、七ヶ浜でチャリティコンサートを開催するなど宮城でのボランティア活動を実施してまいりました。あいにくコロナ情勢でここ数年訪れることが叶わなかったのですが、社員の想い入れのある宮城で何か携わり続けることができないかと、今回参加させていただきました。
今日は植樹された苗木が立派な樹木に育つまでには、時間と手間をかけて成長を見守る保育活動の大切さを学ぶことができて良かったです。
時間をかけて育むのは、樹木も人との繋がりも同じですね。そこに想いがあるからこそ。
長期のスタンスでものごとに取り組んでいくことを哲学としているピクテにとって、このように継続して関われるプロジェクトはぴったりだと感じます。
新たな取り組みとして同僚とともに宮城に訪れることができるのではないかとわくわくしています。
一般社団法人 貞山運河ネット
●佐藤様/このようにみんなで作業をするのは楽しいですね。防災林が植えられたこの盛土の土は、海とは反対側の向こうの山から採取されてきたもので、いずれそちらにも植樹はしなければならない。そんなことも初めて知ることができました。
明治大学地域環境計画研究室
●渡部様/海岸防災林を卒論テーマにしており、参加しました。私は山形の酒田出身なので防災林のある景色は当たり前。それだけに、高校時代の部活でよく行っていた石巻の海岸防災林が、震災の津波で消えてしまった光景には本当にショックを受けました。今回参加して、いずれにせよ若い人たちがもっと関わっていかないと難しいことを改めて実感。短期的ではなく今後どうやって持続していくべきか、さらに検証していきたいです。
それぞれ立場は違えど、お一人おひとりの思いの熱さが伝わってまいりました。また、県議会議員 渡邉重益(わたなべしげみつ)さんが、昨年に続き2度目の育林ボランティアに参加。県外から参加の方も多い中、地元亘理の魅力を伝えてくださいました。皆さま、ありがとうございました。
▶︎次回は、午後の研修の様子をお届けします。
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