マガジンのカバー画像

思想家の休日

1,384
運営しているクリエイター

2022年8月の記事一覧

街路樹

もう隔てるものが無ければ、エンディングまでもう少しだ、と嘯く主人公を尻目に、そこまでに補完されたり、揶揄されるものや、そこに供給されるものが、瞬く間に満たされたりすることで、強要されるだけの、互換性があるものから解き放たれ、度重なる窮屈な語弊や、今に付きまとうことで、途端に騙されたなど、と付きまとう彼女の鬼の形相を眺めながら、辿々しくカタルシスに至るまでの、散漫な悲劇などに、参加したくも無いから、

もっとみる

風が棲む間

状況の折れた風が、視神経を傷つけ、遠ざかる意識の波形から現れる誇示しているだけの理由を加味し、懐疑的な神に肉薄するために、怠惰な今を叩き起こすのだ、と云々、支離滅裂な言葉を吐き散らす雷鳴、冥土の土産だ、と呼吸器をくださる世界的な母、追憶にまたがる生涯の伸びた枷、快活な動機がリフレインし、憎しみをつんざくための濁声が嬲る刹那、長じる運命と、細切れにされた時間との割合、応用される正義が吐き捨てる、理念

もっとみる

発信

消費的な彼らの隔世遺伝や、伝来するものが、敵対心なんかを絶えず生み出し、踏み台にされる意識に迫る散々な結末に結合していく意識的な汚穢や、いじけるだけの健気な君の蛇行、荒野に備わるエゴを加速させるガンマンたちの争いが絶えず、憎しみばかりが籠の中に入れられ、ニセモノの憎しみが砕く空間や理、安易な暗示に左右されるだけの、不衛生な普遍性が、愚かさを示唆するころには、世界なんてものは、完全に砕けてしまってい

もっとみる

真実

すべての終着点を結ぶ白線、道理を集めて、完成された正義などが発信する文言なども、何か物憂げで、君はと言えば、途端に至らぬ自分を改ざんしようなどと目論むためだけに、怠惰で、惰性な記号に暗示をかけられ、せめぎ合う結末にもつれる主役たちも、何か犠牲的なままであるし、自らを複製し、ところ構わずに制限を生み出すだけの過程から、低劣な修復に訪れる復讐の高音が、鼓膜をつんざき、義務的なまどろみに羽化する記憶の動

もっとみる

分散

商業的な伴侶を引き連れる大愚の犬、会話すらも忘れて、チグハグな夢の中で関連していくものが加速して、ふくよかな可能性の中で眠る君の横顔が花のようだね、と、戯れ合う後先に現れる苦痛、意思的な黄昏などにまどろみ、降り注ぐ紫外線や、ガンマ線などから逃げ惑い、物質であることにより、普遍的な苦痛は増すのである、と、催促する悩み事を抱えた君が斡旋する物事の中で、即座に氾濫し、はびこる悪意により、生み出された幸福

もっとみる

寝返りする星

前衛的なカラスが咥える平和、手当たり次第に傷つけられた人々が知らずのうちに、また全体主義に至る若者たちの腑、修正する者が描く結末が、時代の齟齬や、悲劇的なモンシロチョウが描く軌跡により、状態が物々しく伝わり、義憤に駆られた真理に基づく罪の値や、あらゆる気配に擦り寄り悟性を形成するまでの、実態すら、時代の中では、存在感すらなく、関するほどに擦り寄り繋がれた君の不機嫌な姿、悔悟ばかりの君の真相に働きを

もっとみる

異物

常用する言葉、せめぎ合う過去たち、キラキラと輝く数多の理由、理性的なものなど、ひとりもいない街で、正しさなんて簡単に見つかるはずもないし、現れる罪などに引き摺られてしまうだけの、私たちの簡単な激情を超えて、のさばる窮屈な現状、擁護ばかりの君たちの偏執した考えに巻き込まれたくも無いし、無くしたものばかりが、この物語を覆い尽くし、つたない今を引き裂いてばかりいるし、集合意識的な醜さが虐げる世界の顛末、

もっとみる

成否

君たちは、報いを受けるべきだ、と付きまとう幼稚な策略の足枷や、退屈な世界性が及ぼす疎外感の道具にならないために、多面性や、体外に放たれ、流出していくだけの、際限ない青春の末路や、瞬く間に改ざんされる体系化した結末、遭遇する偶像や偶然と添い寝して、デカダンスに苦しんでいるボードレールの美しい散文の中を泳ぎ、つたない一生の端くれに溜まる澱んだシンフォニーの中を駆け巡る元気な子供たちがサーフする事実の狭

もっとみる

緩衝

奇跡が乱立する最中、擦り寄る思い出から解き放たれ、度重なる痛みを消費しながら、長いだけの日々を堕落して生きるのも一興である、と、カタルシスに至る私が生み出す黄金律や、理念やらを紅茶に混ぜて飲み干し、平和的な屠殺をうながす自称グルメな連中を薙ぎ倒し、クラッシュする事実にそり返る顛末に結ばれる無数の生き物、暴力的な影が支配する夏、コギトを濃縮させたアブラゼミが、豊かな入道雲に帰り、意識から離反する君の

もっとみる

再生

言葉も今朝になってしまい砕け散り、歪な信念がかかげる退屈で、デロデロと長い舌、絶望に食らいつこうとするあわり、何も食べられなくなってしまった君の期限、そうなく動き回るエゴイストたちの波形、ノスタルジーに羽化する不自然な途端に、滲む剣呑な理由や、鞭打ちした宇宙で肥大化する悪意が無様な姿を見せて、惨めな格好で、自らの痛みを崇めるだけの君の蛇行、哀しみ合う恋人たちの予感を遂行する定め、ずんぐりむっくりな

もっとみる

波形

私たちは、空から来たのだ、と語るファシズムの犬、胃壁に齧り付く寄生虫のような気分で、忘我をすなどる君の家庭的な匂いが苦手だから、と早退した私のいい加減な正気に隔てられているだけに満たない、大義に基づく真実などが、今にうそぶき、乖離したり、理解に至らず、そこで寝転がるだけの猫のような気分で、全身を伝う改善されない痛みなどを羅針盤に嵌め込み、未熟な世界の計画を奪うために、狂騒に住まうドラスティックな過

もっとみる

分裂

結局は、何も変わらずに、時代に踊らされていただけだ、と60年代の残骸が語る。紀元前から発生した混乱の中でカスタムされる自由が即座に補完されるための犠牲になった父たち、複製された真実が、モーニングサービスとして運ばれ、諦観するだけの連中が示唆する破壊的な情事に参加するために、誰かを愛したフリをしている。人工皮膚を泳ぐ夜にだけ動く魚、たちまち骨になってしまう比喩を縫い合わせて出来たのが、この人工皮膚な

もっとみる

印象

忘我に沈む夢の形、抜け殻になった思い出たち、初々しい指導が木霊する超自然的な戒律、律する話題から生える木や、規制されるだけの物事に基づく神話、貧寒な観点が描く魑魅魍魎、陸地には、影もなく、あらゆるものを根絶やしにするための日照りの工作が行われている的な陰謀論には、うんざりであるし、あらゆる罪を分散するための童話や絵本などにより、刷り込まれた善悪にも懸隔を感じるし、善悪とは、掃除するものであるし、互

もっとみる

胸骨を舐る愛

ネコの爪とぎにより、ボロボロになった大木の皮、怠惰だから、と現状を笑い飛ばす爽やかな風、機械的な気配により集光装置を役目を果たす巨大な背中、セスナ機がばら撒くスーパーのチラシ、陰惨な夏の結合体である私と単細胞生物の骸、ビブラートで鳴く鼻笛と恒常的な恋の持続のための計算式により、疲れと力との関係性を示し、倦怠期を乗り越える画期的な答えを破壊するために生まれたような、君のシャンプーの香りが、ロマンスを

もっとみる