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【無職11日目】朝の散歩

会社を辞めて、約2週間。まだリズムが掴めたとは言いがたいが、少し気持ちも落ち着いてきた。

正直、年始の数日間は、気持ちの上がり下がりが激しかった。辞めたくて仕事を辞めたものの、この先もう雇ってもらえるところはないのではないか、私は早まったのだろうか、、

その気持ちの揺れを打ち消すためにも、掃除に打ち込んで、いっぺんにやり過ぎて疲れてしまったり、食欲に走って身体がもっちゃりして自己嫌悪になったり、、

そこで運動不足の解消や、気分をリフレッシュするために、少し早起きをして、夫と朝の散歩を始めることにした。家から歩いて20分の公園を20分ほどかけてぐるっと一周して、また歩いて帰ってくる。約1時間程の散歩。

冬の朝、起きるのは辛いが、きんとした朝の空気を感じながら歩くのは、なかなか気持ちがよい。久しぶりに、霜柱を発見。踏むとザクザク音がする。子供の頃、学校に行くときに霜柱を踏みながら歩いたな、、などと懐かしむ。

今日は空に習字の筆で書いたような、漢数字の「一」に見える雲が浮かんでいた。空をじっくり見るのも久しぶりだな。

駅へ向かう、出勤する人と逆方向に、私はジャージを着て歩く。少し前まで、私はこの人々の一員だったんだなと思うと不思議。

朝の公園には、私たちのように散歩をする夫婦や、ランニングをする人、体操をする人、犬の散歩をする人、ベンチに座って本を読む人などがいる。朝なので、皆清々しい顔をしているように感じる。

太陽の光を浴びると、ほのかにあたたかい。

朝の散歩は、現在3日続いている。朝、歩いただけで、有意義な時間を過ごした気分がして、自分を褒めてあげたい気持ちになる。たとえ、その日他になにもしなかったとしても、朝歩いたということだけで、私はやったという気分になれる。

そして夫と、とりとめのないことを話す時間にもなっている。

散歩がどれくらい続けられるか分からないが、できるだけ続けたいと思っている。

これからも、きっと気持ちの浮き沈みがやってくるのだろう。

気長にやっていこう。

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