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マネーフォワード・データ&AI

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マネーフォワード所属データアナリスト・データサイエンティスト・データエンジニア・機械学習エンジニア・アナリティクスエンジニア・研究者の共同マガジンです。データ分析・活用事例やデー…
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#マネーフォワード

マネーフォワードのデータ&AI組織の記事を紹介します!

マネーフォワード・データ&AI マガジンは、マネーフォワード所属データアナリスト・データサイエンティスト・データエンジニア・機械学習エンジニア・アナリティクスエンジニア・研究者の共同マガジンです。データ分析・活用事例やデータ組織の取り組みについて発信しています。 マネーフォワードには複数のデータ&AI組織があるため、組織ごとに分けてこれまで発信してきた記事をご紹介します! データ戦略室データ戦略部 データ戦略室分析推進部 データ戦略室データエンジニアリング部 CTO

アナリティクスエンジニアとしての成長を求めてマネーフォワードに入社しました

はじめまして。マネーフォワード 分析推進部の地口です。 昨年11月に入社し、日々、アナリティクスエンジニアとして、データ分析基盤の運用業務や保守開発に取り組んでいます。 今回は(すでに5ヶ月ほど経ちましたが)入社エントリの位置付けで、入社までの経緯や分析推進部の良いところ、個人的に苦労しているところなどを書いてみたいと思います。 なぜ転職したか私の背景を簡単にお話しすると、クラウドデータベースツールの導入支援やWebアプリケーションの開発業務を経て、前職で初めてデータ活用に

マネーフォワード MEの家計簿データをCSVダウンロードしてPythonで分析してみる

このnoteでは、プログラミング言語Pythonを書ける方向けに、ご自身のマネーフォワード MEの家計簿データをCSVダウンロードして分析する方法をご紹介します。 マネーフォワード MEのプレミアムサービスを利用されている方は、マネーフォワード MEのWebページのログイン後の「家計簿」タブ→「入出金」タブ→「家計簿データの出力(Excel、CSV形式対応)」→「ダウンロード」ボタンから、入出金の収入・支出詳細をダウンロードできます。 この記事の対象読者プログラミング言語

合同勉強会の開催レポート - タイミー × マネーフォワード -

こんにちは。マネーフォワード 分析推進室の yuu_kimy です。 先日の10/24(火)、タイミーさんと合同勉強会を開催しましたので、そのあらましをレポートしたいと思います。 きっかけ 前回のRettyさんとの合同勉強会のことをタイミーの土川さんにお話したところ、僕らも一緒に勉強会をしませんか〜と自然に会話が進み、こうして合同勉強会が実現しました!! 普段の業務では、社外の方と接点が少ないので、こうした繋がりは本当にありがたいです。 データ界隈で頻繁に登壇されている土

データを前へ。データとAIでUser Focusな価値創出を目指すマネーフォワード DataForward室のメンバー紹介

こんにちは。マネーフォワード ホームカンパニー DataForward室の吉住です。 今回は、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」などのマネーフォワードの個人向け領域のデータ活用に興味を持っていただいた方向けに、DataForward室のメンバーを紹介します。 DataForward室の紹介マネーフォワード ホームカンパニーは、マネーフォワードの「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションにもとづき、個人向けに家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を中心としたサー

経営学部のためのSaaSとサブスクリプションのデータ分析入門

こんにちは。マネーフォワードの吉住です。 10月19日に国立大学の経営学部の学生向けのセミナー講義に登壇しました。 この記事では、内容を一部削除・加筆・修正した講義スライド資料とそのサマリをご紹介します。 もし誤植・間違い等ございましたら、SNSにご連絡ください。 SaaSとサブスクリプション・ビジネスSaaS(サース)は、Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア )の略です。PCやオンプレミスにソフトウェアをインストールするのではなく、

YANS2023に発表者&スポンサーとして参加しました

こんにちは、Money Forward Labの山岸です! Money Forward Lab(以下Lab)は、マネーフォワードのValueの1つだった「Technology Driven」 (現在はTech&Designに変更)を体現し、さらなるデータの可能性を追求するために設立された、社内研究組織です。 私はコンピュータでテキストを扱う技術である自然言語処理(NLP)の研究員として、社内の課題解決・新規技術の研究などを行なっています。 この記事では、2023年8月に東京で

続・ChatGPTの衝撃――絶望的に速い世界の中で、笑って前に進む戦略。

5カ月前に「ChatGPTの衝撃」というタイトルのnote記事を出しました。たくさんの方に読んでいただけたようでうれしいです。ありがとうございます。 当時は、ChatGPTが登場したばかりで、どんなものなのか、何ができて、何ができないのか、よくわからなくて、世の中がざわついていた頃。僕も興奮と焦燥が入り混じる感情の中で記事を書いたのを覚えています。 その後、さらに世界は凄まじいスピードで動き続けています。 Generative AI(生成AI)の覇権をとるためのLLM(

Labの与信組織ってどんなとこ?

はじめにこんにちは!Money Forward Labの太田兼資です。 以前、うぇるだんさんが紹介してくれたLabの紹介記事の続編、第二弾です。 今回はLabの与信分野の研究者へのインタビューを通して、チームの雰囲気や仕事内容をご紹介します。 インタビューの登場人物は、私含めこの3人です! 自己紹介ーまずは、みなさんのマネーフォワードへの入社時期やその前の職歴・研究歴について教えてください。 久井: 入社してもうすぐ4年になります。今まで所属した企業の中で一番長いんじゃ

NLP2023に参加しました & NLP2023参加報告会を実施しました

こんにちは、Money Forward Labの山岸です! Money Forward Lab(以下Lab)は、マネーフォワードのValueの1つでもある「テクノロジー・ドリブン」 を体現し、さらなるデータの可能性を追求するために設立された、社内研究組織です。 私はコンピュータでテキストを扱う技術である自然言語処理(NLP)の研究員として、社内の課題解決・新規技術の研究などを行なっています。 この記事では、2023/03/13 - 03/17 に沖縄で開催された言語処理学会第

dbt情報共有会の開催レポート- Retty×マネーフォワード -

はじめまして。マネーフォワード 分析推進室のyuu_kimyです。 実はnote自体への投稿が初です。 最近は、データ分析基盤の界隈では、その言葉は聞かない日がないぐらいに浸透を見せる「dbt」ですが、分析推進室でも、昨年から徐々に利用を始めています。 先月の1/25(水)に、Rettyさんと「dbt情報共有会」を実施しましたので、その開催のあらましをレポートしたいと思います。 きっかけ dbtの利用を始めた昨年に、たまたま、Rettyさんのdbtに関する記事をお見か

AIとWeb3はコミュニケーションに何をもたらすか?Web3の社内勉強会を実施しました

こんにちは!Money Forward Labの川上(うぇるだん)です。 Money Forward Lab(以下Lab)とは、Money ForwardのValueの一つでもある、「Technology Driven」を体現し、さらなるデータの可能性を追求するために設立された、社内研究組織です。 Labの研究領域現在Labでは、「Autonomous Backoffice」というスローガンを掲げ、バックオフィスの自律化・企業や個人のお金についての悩みを減らすことを目的に

ChatGPTの衝撃 ーー新しいテクノロジーがもたらすもの。

またすごいものが世の中に出てきました……。 「ChatGPT」、皆さんはもう試されたでしょうか? ChatGPTとは、サム・アルトマン、イーロン・マスクを中心とした投資家たちが設立した研究機関「OpenAI」が開発した対話型AIチャットボットです。テキストで質問を打ち込むだけで瞬時に、機械学習による非常に精度の高い回答が、しかも会話として違和感のないごく自然な言語で返ってくることで、IT業界を中心に話題になっています。 2023年1月23日マイクロソフトは今後数年かけて

時系列データを分析してみる(4)

 こんにちは、CTO室AI推進部アナリストグループの足立です。私たちアナリストグループは、主に「プロダクトの課題発見のためのデータ分析」に取り組んでいます。ユーザの皆さんがサービスをより利用しやすくなるよう、データ分析によって得られた知見は様々な場面で活用しています。  前回は、時系列データを前処理し挙動を俯瞰して見てみました。今回は前回の結果の一部を利用して、他とは異なる挙動をとる箇所を取り出してみましょう。 前回のおさらい(の一部)データの大まかな挙動を掴む  これまで