Yosuke Tsuji

マネーフォワード社長です。 ビジネス向けクラウドサービス『マネーフォワード クラウド』や、お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』などを提供しています。経営のこと、サービスづくりのこと、最近興味あることなど発信していければと思います。 よろしくお願いします。

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マガジン

  • マネーフォワードが考える未来

    • 87本

    ミッション実現のために、どんな世界をつくり、未来に向かって何をするのか。私たちの取り組みや経営陣の想いなどをお伝えします。

  • マネーフォワードの日々

    • 174本

    総会やEXPOなど全社規模のイベント、部活動やランチなどの社内の様子、各拠点の出来事などをお伝えします。

  • マネーフォワードで働く人達

    • 170本

    年齢も職種もさまざまなメンバーが、どんなことを考え、仕事やサービスとどう向き合っているのかをお伝えします。

最近の記事

衆院選、僕が投票を決める二つのキーワード

こんにちは、辻です。 今日はちょっと急いでnoteを書いています。というのも、今週末、2024年10月27日(日)は第50回衆議院議員総選挙の投開票が行われるからです(期日前投票はもう始まっていますね)。 言わずもがなですが、選挙とは国民が直接の意思表示をできる貴重な機会。首相が交代したこのタイミングで、これからの国の舵取りを任せるリーダーにどんな期待を伝えるか。僕たちの意思が問われる選挙。このチャンスを大事に使っていきたいですね。 大前提として、マネーフォワードが会社

    • 「逃げ癖」ではなく「学び癖」を。本気で成長したい20代に伝えたいこと。

      こんにちは。辻です。 ようやく秋らしい気候になってきましたねー。 先日、ワタベ君と壁打ちをしているうちに、「20代、30代の未来ある若者たちに向けたメッセージ」を書きたいなと思ったので、今回はそのテーマでいきたいと思います。 ワタベ君というのは、最近、僕のアシスタント的な役割で社長室に配属された30歳くらいのメンバーです。今年から初の試みとなる「CEO補佐」という社内公募に手を挙げてくれた勇者です。 元体育会ラグビー部出身で、休日は高校生にラグビーの指導もしているという

      • 個人向け事業における三井住友カードさまとの共創について

        『マネーフォワード ME』x 『Olive』で、感動するような金融体験を 本日、『マネーフォワード ME』等の個人向け事業(以下、マネーフォワード Home事業)において、『Olive』を手掛ける三井住友カード株式会社さま(以下「SMCCさま」)との新たな合弁会社設立に向けた、基本合意契約の締結を発表させていただきました。 本日公開したプレスリリースはこちらです。 本noteでは、この発表の背景や込めた想い、これからどんなことを実現していきたいかをお伝えしたいと思います。

        • 経済同友会って「どうゆう会?」

          こんにちは!マネーフォワードの辻です。 いきなり思わせぶりなタイトルですみません。早々にタネ明かしをしますと、僕は今年4月に、経済同友会の副代表幹事を拝命し、身に余る役職をお引き受けすることとなりました。 みなさん経済団体って、どんなイメージをお持ちでしょうか? おそらく、「重い・堅い・何やってるか分からない」と、だいぶ距離を置いて眺めている方が世の中の大半ではないかと思います。僕もつい最近までそうでした。 自分には縁遠いものだと思っていたのですが、遡ること5年前、当

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        記事

          「金利のある世界」を前に、僕たちが備えるべきこと

          日銀がついに「マイナス金利」を解除し、17年ぶりに政策金利を値上げへ。今年の春は「桜はまだか」「金利はどうなる」のどちらかの話題で持ちきり(?)でしたね。 僕自身も、社会人になってずっと「金利のない世界」で生きてきたので、これから始まる「金利のある世界」は未知のワンダーランドです。 皆さんの中にも、「これから一体、何が起きるの?」とドキドキしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 日経新聞さんでも、下記のように興味深い特集が組まれていて大変勉強になりました。 そ

          「金利のある世界」を前に、僕たちが備えるべきこと

          なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?<後編>

          前編では、マネーフォワードとして「家計管理から資産管理・形成」に繋がる現在の取り組み、そして、なぜ新NISA対応の投資一任サービス『SUSTEN for マネーフォワード』を提供開始したのか、その背景を書かせていただきました。 後編では「マネーフォワードとPrivateBANK、合弁会社となるマネーフォワードプライベートバンク株式会社を設立〜富裕層の資産管理・形成を支えるファミリーオフィス事業を展開〜」についてお話ししたいと思います。 詳細はこちらのプレスリリースをご覧い

          なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?<後編>

          なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?<前編>

          今回、個人向けの事業において、二つの新しい取り組みを発表させていただきました。 (1) 『マネーフォワード ME』、新NISA対応の投資一任サービス『SUSTEN for マネーフォワード』を提供開始 (2) 〜富裕層の資産管理・形成を支えるファミリーオフィス事業を展開〜PrivateBANK社と共に、ジョイントベンチャーを設立。富裕層に向けたマルチファミリーオフィスを展開 このうち(2)に関しては、「なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?」というお

          なぜマネーフォワードが、富裕層に向けたビジネスを始めるの?<前編>

          ミッション、ビジョンだけじゃない。会社経営には「スローガン」が必要だ

          2024年が始まった!と思ったら、あっという間に、2月も中頃。 時が経つのは本当に早いですねー。 実は2023年の大晦日、スキーで大クラッシュをしてしまい、大打撲を負ったのですが、時間の経過と共にその怪我もすっかり良くなりました。(ちなみ2022年末には子供と鬼ごっこをして転倒し、肋骨を折ってしまいました。汗) ということで、厄落としも無事?終わり、2024年も素敵な年になりそうですw(仕事には支障ありませんので、ご安心ください。今年はより健康管理には気をつけていきたいと

          ミッション、ビジョンだけじゃない。会社経営には「スローガン」が必要だ

          1000億円企業になるために増やすべきもの

          2024年になって初めてのnoteです。(1月ももう終わりですが……)今年もどうぞよろしくお願いします! まず、令和6年能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。厳しい寒さの中、現地で支援活動を行なっている方々の姿には頭が下がります。 僕が理事を務める一般社団法人災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD)でも、支援活動を開始し、微力ながら個人としても支援をさせていただきました。追加支援継続に向けたクラウドファンディングも実施していますので、よろしければぜひ

          1000億円企業になるために増やすべきもの

          新NISAで話題の資産運用「初心者にこそ“絶対“おすすめしたい投資」とは

          来年1月からいよいよスタートする「新NISA」が話題です。新NISAがいかにお得でどう始めたらいいのかという情報は、すでに世の中に溢れるので、僕のnoteでは僕なりの「投資論」を書きたいと思います。 なんておおげさに言ってしまいましたが、お伝えできるのは個人的な投資の経験やそこから得た学びです。あくまで僕個人の体験に基づく考えなので、参考程度に読んでいただけたらうれしいです。(投資は自己責任で。笑) マネーフォワードは世の中のお金の困りごとを解決する会社なので、その社長を

          新NISAで話題の資産運用「初心者にこそ“絶対“おすすめしたい投資」とは

          ついに始まったインボイス制度。経理部を待つ「つらみ」と、今からでも遅くない対策。

          辻 今回のテーマは世間で話題の「インボイス制度」です。10月1日に施行されたばかりのこの制度、とにかく複雑で分かりづらいと言われています。僕もひととおり勉強しましたが、実際に経理の現場でどんな混乱が起きていて、どんな対処が有効なのか、100%理解しきれていない部分もあるよなぁと。 ということで、今日はマネーフォワードの経理本部 本部長・松岡俊さんとの対談形式で経理現場の生の声を聞かせていただきます。 松岡 よろしくお願いします。 辻 松岡さんは僕のソニー時代の先輩なんで

          ついに始まったインボイス制度。経理部を待つ「つらみ」と、今からでも遅くない対策。

          ライドシェア問題に見る、変革に必要な“3種の神器”。

          ライドシェアを日本に導入するか否か。 インバウンド復活による深刻なタクシー不足を契機に、議論が盛り上がっています。 あらためて、ライドシェアとは「ride(乗車)」の「share(分け合い)」。つまり個人の自家用車を利用した相乗りサービスです。 スマートフォンアプリでのマッチング機能やペイメント機能の精度向上を背景にアメリカをはじめとする海外では急速に普及が進んでいて、米国発のUberやLyft、中国のDiDi、東南アジアのGrabやGojekなど、ライドシェアサービス

          ライドシェア問題に見る、変革に必要な“3種の神器”。

          リーダーシップはスキル?重要なのは、因数分解と覚悟。

          早いもので8月ももう終わりです。暑い暑い夏を抜けると、秋の人事異動の季節。 プレーヤーから一段進んで、初めてマネジメントをする立場となったり、未経験の分野にマネジャーとして異動したりと、新しい挑戦を前に、ワクワクと不安を抱える方々もいらっしゃるかもしれません。 ということで、今日は僕が常日頃から考えている「リーダーシップの磨き方」について、徒然なるままに書き留めたいと思います。 特に、リーダーシップに対して苦手意識を持つ人や、「自分には関係ない」と反射的に考えてしまう人

          リーダーシップはスキル?重要なのは、因数分解と覚悟。

          考えて、試して、ふり返る、そしてまた考える。トップアスリート・伊達公子さんからの学び。

          いやー、痺れました!個人的に、とてもとても幸せな時間でした。 世界のトップステージで戦ってきた人は違うなと、心から納得、感動しました。 テニス選手の伊達公子さんのことです。 アスリーボ代表の金沢景敏さんが運営するアスリート支援プロジェクト「AthTAG」の企画によるイベントで、僕がファシリテーションをする形で伊達さんと対談する機会をいただき、数日たっても、今もおさまらぬ学びと興奮のままにこのnoteを書いております。 中学以来のテニス好きの僕にとっては、嬉し過ぎる、幸

          考えて、試して、ふり返る、そしてまた考える。トップアスリート・伊達公子さんからの学び。

          続・ChatGPTの衝撃――絶望的に速い世界の中で、笑って前に進む戦略。

          5カ月前に「ChatGPTの衝撃」というタイトルのnote記事を出しました。たくさんの方に読んでいただけたようでうれしいです。ありがとうございます。 当時は、ChatGPTが登場したばかりで、どんなものなのか、何ができて、何ができないのか、よくわからなくて、世の中がざわついていた頃。僕も興奮と焦燥が入り混じる感情の中で記事を書いたのを覚えています。 その後、さらに世界は凄まじいスピードで動き続けています。 Generative AI(生成AI)の覇権をとるためのLLM(

          続・ChatGPTの衝撃――絶望的に速い世界の中で、笑って前に進む戦略。

          「うまい、やすい、はやい」なSaaS x Fintech企業でありたい。

          タイトルを見て、「マネーフォワードは牛丼屋でも始めるのか?」と驚かせてしまったとしたら、すみません。 牛丼ではなく、ITサービスづくりの話です。 今回は、僕たちのサービスの現在地と未来について話をしたいと思っています。 4月の2022年11月期の1Q決算で、下記内容を発表させていただきました。 売上高は43%成長、特にBusinessドメインの法人向けARRは+46%、法人のお客様数は前年同期比で31.3%増と大きく伸ばすことができました。 また、主力プロダクトの一つ

          「うまい、やすい、はやい」なSaaS x Fintech企業でありたい。