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『美容室の今とこれから』 〜美容室は髪型を相談する場所ではなく、自分の美をみつけにいく場所になる〜

MEZONは美容室を日常的に、カフェ感覚で通うライフスタイルを提案しています。一昔前まで美容室は"髪型を相談する場所”という感覚を持つ人が多かったですが、今ではその捉え方も変わっていっています。そこで今回も前回に引き続き、MEZONの提携美容室である『Harris』のプロデューサー・坂爪加奈さんにご登場いただき、代表の鈴木みずほとともに「美容室の今とこれから」について対談しました。

装飾美から素材美への関心が高まっている

鈴木 先日、美容ライターさんと対談した際、装飾美から素材美に世の中の関心が移っていっているお話をさせていただきました。たとえば雑誌の特集など、一昔前まではヘアアレンジやメイク特集が多かったものが、ヘアケアやスキンケア特集が増えていっているなど、素材への関心度が高まっている印象です。坂爪さんが普段美容室でお客様と接する上で、なにか変化を感じられることはありますか?

坂爪 そうですね。ヘアケアという文脈で美容室に通っている方が増えていることは肌で感じています。さらにいえば、一時的なケアではなく、”長期を見据えたケア”に関心が高まっていますね。やはり髪も肌も、ベースが整っているからこそおしゃれを楽しめるので、素材に目を向ける人は多くなっています。たとえば、ヘッドスパやトリートメントの需要は非常に増えていますね。全体的に髪のベースを高められるメニューを選ばれる方が多いと感じまています。

鈴木 ベースを高めるメニューはたくさんあると思うのですが、とくにHarrisさんでで打ち出されているものはどんなものなんでしょうか?

坂爪 Harrisでは、プレミアムトリートメントが一番人気です。このトリートメントをされる方の、98%は必ずリピートしていただいています。「今までとは違う」と感じてくれださっている方が多いです。たとえば、トリートメントをしても髪の質感がすぐ戻ってしまう切れ毛がすごくて髪が伸ばせない、といった方が、「初めて胸から下の長さまで伸ばせました!」など、嬉しいお声をいただいています。

必ずしもマイナスではない、コロナの影響で変わった価値観

鈴木 98%のリピート率はすごいですね。お客様が美容室に求めることが変わった、と感じることもあるのでしょうか?

坂爪 そうですね。コロナウイルスの影響もあり、「価値観がすごく変わった」という方もいらっしゃいます。「自分は営業職だから、できる髪型の幅がある」と感じていた方が、「リモートワークになったから、できる髪型の幅が広がった」など、できることが増えたというお客様も多くいますね。リモートワークなど、仕事のスタイルの変化とともに、オーダーの方法も変わってきました。

鈴木 コロナをきっかけに、自分に必要なもの・不必要なものが明確になった方は多いですよね。これは私がコロナ禍で実感したことなのですが、リモートワークでずっと家にこもっていても、鏡って必ず観るんですよね。美容室に行けず、ボサボサでキマっていない髪を見ると、必然的に美容室に行きたくなる。だから私、美容師というお仕事は絶対になくならないと思います。カットのように、絶対に自分ではできないサービスを提供している場所が美容室ですよね。坂爪さんは今後、美容室業界をどうアップデートしていきたいと考えていらっしゃいますか?

美容室は髪型を見つける場所から「自分を見つけに行く場所」へ

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坂爪 心地よさを感じ、リラックスする場所。さらに、自分を見つけアップデートしに行く場所にしていきたいと考えています。ただ単に髪型を変えに行く場所ではなく、日常の中にちょっとした非日常を提供する場所ですね。私生活の一部として美容室が変わっていく感覚でしょうか。たとえば、プレゼン前には必ずいらっしゃるという方もいます。あともうひと押しが欲しいときに、気持ちをそっと推してくれる場所と感じてくださる方も多いです。

鈴木 今後、美容室はもっと頻度高く利用される場所になっていくと私も考えています。気軽に通いつつも、自分の生活にスパイスを与えてくれる場所であってほしい、というのはMEZON創業当初からの願いです。最近、美容室でもコスメや美容機器などを販売するところが増えてきましたよね。これってすごい理にかなっていると思っていて、髪型を買えたら似合うコスメやメイクを知りたくなる。髪をバッサリ切ったなら、その髪型にあった化粧やファッションを提案して欲しい。だからこそ、美容室はトータルビューティーを提案する場所になってほしいと強く感じています。昔から髪型だけを提案する美容師さんは勿体ないと感じていました。 

美容室がトータルビューティをサポートするようになる

坂爪 仰るとおりで、まさに今、自社製品を開発中です。シンプルだけど上質なものを提供したい。素材美でいうと、全身に使えるソープなどを考えております。

鈴木 なぜソープなんでしょうか?

坂爪 自分自身があれこれ手間をかけるのが苦手で、日常的に、どんなに忙しくてもできること、使えるものを提案していきたいんですね。できるだけ無駄を削ぎ通していきたい。研ぎ澄まされたものがほしいと、私自身、年齢とともに思うようになったんです。「あったらいいのに」というところから、そういったものを作ろう考えました。

鈴木 普段お店にいらっしゃるお客様も、髪以外のビューティをHarrisに求められるシーンは増えてきているのでしょうか?

坂爪 お客様から聞かれる、というよりは、こちらから伝えていくことが大切だと考えています。一昔前だと、流行の形をそのまま自分に当てはめる、ということが一般的でしたが、今はトレンドを取り入れながらも自分らしさ、個性を大切にする方が増えています。自分らしさを取り入れて、パーソナライズしていく。Harrisに来たら、すべて完結するような、パーソナライズされた場所を作りたいと考えています。

鈴木 Harrisに来たらすべてが完結する。素晴らしいですね。

美容室は見た目だけでなく、人の心までも動かす場所

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坂爪 美容師を目指すきっかけが小学校3年生のとき、母に連れられて初めて美容室に連れて行ってもらったんですね。そのときに、お客様の来たときと帰るときの表情の違いに感銘を受けました。髪型以上に、その方の魅力が内面から滲み出る表情が変わることに感動したんです。見た目を変えることはその人の人生において価値観が変わること。髪型を変えるなど、一時的なことを提供することではなく、内からキレイに新たな自分との出会いが自分の自信に繋がる場所を目指し、今後も私達を必要をしてくださる皆様と共に追求し続けていきたいと思っています。

鈴木 私たちも、「美容室に日常的に通いましょう」というサービスを提供しているものの、まだちょっと特別な場所、髪だけをキレイに整える場所、と捉えている人は多いです。しかし、自分の中から、内側から変える場所、になると、美容室の役割がシフトしていく。そういった美容室が増えることは、ユーザーも求めているコトだと思うので、ぜひ実現していただきたいです。

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坂爪 加奈さん
『Harris 表参道』
プロデューサー/取締役
スタイリスト歴20年以上。お客様の“なりたい女性像”を重視してカウンセリングを行い、オンリーワンのスタイルを提案する。

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鈴木 みずほ
株式会社Jocy代表取締役
美容室定額サービス「MEZON」を運営。大学卒業後、不動産ベンチャーに勤務。その後、サイバーエージェントグループで5年半、大手企業と事業提携を行い新規事業企画・開発に従事。新規事業ギネス更新。
2017年10月、株式会社Jocy設立。

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『Harris 表参道』

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