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突然の転機と私の愛用ミシン、ジューキDDL-5570N
工業ミシンを使用してから、早やっ、26年目です。
はじめて見たときは、「すごくおっきくて、パワーありそう」って思ったのを思いだします。
旦那の事情で、お直しやをやる羽目になった時、私は出産のため、実家に戻って、産婦人科に入院するあたり。
それまでは、10数年、経理事務のOLさんで、とっても楽しかったのです。
退院した時点で、地獄が始まってしまいました。
産後の肥立ちが悪く、階段を上るのもやっとだったし、ミシンなんか踏んだこともなく、夜な夜な練習のみ。
しかーーーし、1週間もしないうちに、営業に行くことになり、結局、
南極、ド素人が、ズボンのスソ上げをはじめてしまったわけです。
その頃、旦那はまだ仕事を退職できず、こりゃまたド素人のパートさんと二人きりで、自宅の一室で、ひっそりこっそりミシンを踏んでいました。
1年後、ようやく店舗もでき、晴れて旦那も退職できて、外に出ることができました。
そんなこんなで、初めは福島の自宅からの出発でしたが、店舗も拡大したり、縮小したり、移転したりの紆余曲折、現在は、宇都宮におります。
毎日の業務は、ほぼ、個人のお客様。
「お直し」の存在がまだまだ知られていなく、ほとんどのお客様がおっしゃる言葉がコレ・・・・
「すそあげって出来ますか?」なのです。
この道何十年やってますから、裾上げできないお直しやさんって逆にあるんですかって聞きたい❕
でも、そこは丁寧に「はい、できます」って答えてるけどね。
そして、基本は丈ツメ・ウエスト・幅・サイズ直しに留まらず、今は、着物を洋服にリメイクする方が多くなってきているので、仕事は多岐にわたる。
もちろん、ファスナー・ボタン・マジックテープ・ほつれや、毛皮・ダウン・できないものはないくらい、こなしてきたつもり。
普通のお直し屋さんが断るものは、ほぼ、受けてきたせいで、出来るようになったわけなのです。
他に、カルチャーでの講師活動(旦那だけ)、道の駅への商品提供(私担当)、
他には、お弟子さんの育成等(完全に無償制度、一円も頂かず)をして、
毎日、元気に営業中なのです。
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