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生理や更年期を上司が理解すれば、会社・組織はこう変わる! -mezame研修導入のメリット

こんにちは。
キャリアコンサルタントの東 公成です

このところmezameの導入について多くの企業から問い合わせをいただき、おかげさまで導入実績も増えています。
とくに問い合わせが多いのが、男性管理職向けの「女性の健康とキャリア」研修です。

「女性活躍を推進したい」という企業ニーズの高まりも影響しているとは思いますが、はたらく女性特有の健康課題について、職場では男性も女性も上司も部下も「いったいどうしたらいいのか」と困惑している現状があり、mezameの導入に解決への期待を寄せていることが感じられます。

今回は、この男性管理職向けの「女性の健康とキャリア」研修がどのような内容なのか、導入によって組織がどのように変わるのかをお伝えします。

「これが女性の日常なの!?」衝撃を受ける男性受講者

男性ばかりの会議の中に女性が一人参加しています。彼女は現在生理中で経血も多い方。
会議が始まって1時間。そろそろナプキンを変えたいけれど、男性上司は休憩を取る気配もありません。
これ以上会議が続くと、経血がもれて服や椅子を汚してしまいそうでとても不安です。
更に会議は続き1時間半が経過。ナプキンの限界が近づいていることがわかります。
身体を少し動かしただけで経血がさらにドッと出てきそうで、身じろぎすることさえ怖くなってきました。
「身体がこわばってきて辛い…。はやく休憩を入れてー!!」

これは、研修の冒頭でみなさんにお伝えしているショートストーリーです。

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女性にとっては「あるある」かもしれませんが、このストーリーを聞いた男性上司のみなさんは、その生々しさに衝撃を受け、一様に「今後、会議は1時間以内にします」とのコメントをアンケートに記入してくださいます。

実は私自身、mezameの女性メンバーから聞くまでは、このような女性の事情はまったく知らず、これまで自分が開催してきた会議を思い出して「なんと申し訳ないことをしていたのか…」と深く反省しました。

それだけに、mezameの男性向け研修は

無知と思い込みからの脱却
- 知らないことがあることに気づき、「知ろう」と努力するきっかけとする
- 間違った思い込みがあることに気づき、正しく理解するきっかけとする

…を大切にし、思考と行動があるべき方向に変容する出発点となることを目標に設計しています。

男性上司への“女性の健康”研修はこう進む

標準的な男性上司向け研修では、【1】産業保健師による「女性の健康知識」に関する講義と、【2】キャリアコンサルタントによる「女性の健康とキャリア」のレクチャーをセットで行います。

【1】女性の健康知識(例)
- 年代別の女性ホルモンレベルの変化
- 月経に関する健康課題と会社の制度
- 妊娠出産育児と働くこと、健康課題、会社の制度、法律
- 更年期の健康課題

先程のような会議での不快感や不安、PMSなどで100%の力ではたらけない時期があることを、女性従業員が上司に伝えることはほとんどありません。多くが黙って自分で対処しています。
プライバシーに関わることですから、それはもちろん当然のことです。

ただ、女性から声が上がらないことが、男性側が女性の体調に配慮したり課題意識を持ったりすることにつながりにくくなっているのもまた事実です。

そこで、【1】パートでは、20代から50代にかけて、女性ホルモンの分泌量の変化が体調やパフォーマンスに大きく影響することを知り、さらに年代別の健康課題を学ぶことで女性の健康への理解を体系的に深めていきます。

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【2】女性の健康とキャリア(例)
- 部下のキャリア支援を考える意義
- 部下のキャリア支援で留意すること
- グループで取り組むケーススタディ

次のパートでは、【1】で学んだ「女性ホルモンレベルの変化による年代別の健康課題」を念頭に、ホルモンバランスの変化によってパフォーマンスが発揮できなかったり、出産や育児でキャリア中断をせざるを得ない女性従業員のキャリア開発をどうすれば良いのか、男性上司はいかに支援すれば良いのかをケーススタディを通して実践的に学びます。

「キャリア開発を自らおこない責任を持つ社員は、期待以上の成果を出している」など、数々の調査結果をエビデンスとして提示し、高い業績を上げている企業は社員のキャリア開発に積極的であることも、受講者のみなさんに腹落ちしていただきます。

《受講した男性リーダーからの感想》

【Aさん】
女性のからだや健康について、わかっていたつもりで誤解していたこと、知らなかったことの整理ができました。健康状態を気軽に相談できるように、日ごろのコミュニケーションを改善していこうと思いました。
【Bさん】
生理休暇に関する就業規則や、妊娠・出産に伴う労務管理について知らないことが多く「もっと勉強する必要がある」と管理職として気が引き締まりました。
【Cさん】
「生理だ、産休だ、育休だ、更年期だと、いざというときに女性は頼りにできない」と一方的に思い込んでいました。しかし、女性だってPMSや更年期に自分で選択してなったわけではないんですよね。女性の持つ能力を十分発揮してもらうためにも、女性の健康を理解し、また男性にもさまざまな不調があるわけなので、「お互い様」の精神で助け合っていこうと思えました。

思い込みではなく、正しい知識をもって女性部下を支援できる上司に

月経、PMS、妊娠、出産、育児、更年期ーーー

直接は女性に聞きにくいけれど、女性の健康知識やその変化、課題などについて知る機会を持つことができれば、男性目線の思い込みで見当違いな対応することがまずなくなります。

「女性なら生理は誰にでもあるのに、あの社員ばかりが生理を理由に休暇を取るのは、そもそもやる気がないからなんだよ」
「女性のライフイベントに理解があると思ってもらうために、育休明けの女性社員は全員時短勤務にした方がいいんでしょ?」
「閉経すれば生理痛もなくなるわけだから、女性だって男性並みに成果を出して働けるはずだよね」

男性のみなさんは、もしかするとこんな風に考えたことがあるかもしれません。でも上記の考えや判断は、すべて女性の健康について知らないがゆえの思い込みです。

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このような思い込みを払拭し、管理職1人ひとりが公正な採用、個別の事情に配慮した定着支援、性別を理由としない正当な管理職登用を行う組織に変化できれば、社員は高いパフォーマンスを発揮しながら成長し、組織は業務効率も生産性も高い優良企業へと生まれ変わるでしょう。

女性の健康とキャリア支援プログラム“mezame”、そして男性管理職向け研修「女性の健康とキャリア」は、そのための第一歩です。
ぜひ導入して、あなたの組織の“mezameめざめ”を体験してください。

■ 文/東 公成(あずま・きみなり)
国家資格キャリアコンサルタント、DiSC認定トレーナー、プレゼンテーショントレーナー、女性の健康経営アドバイザー


“mezame”は、
健康とキャリアの両輪で
はたらく女性を支えます

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さんぎょうい株式会社が提供するmezameめざめは、産業保健師と国家資格キャリアコンサルタントがタッグを組み、

*女性の健康知識とキャリアプランニングの基礎研修
*ライフステージ別・職級別のオーダーメイド研修
*従業員個別のキャリア面談によるモチベーションアップ

をおこなうキャリアサポートプログラムです。

女性特有の周期的なからだの変化、年代やライフステージごとに変わっていく役割、体調、かかりやすい病気…。
ウィメンズ・ヘルスをふまえて“はたらく”を考えれば、女性従業員のパフォーマンスは今以上に向上し、女性自身もなりたい自分、叶えたい人生に近づくことができます。

女性活躍推進や健康経営施策としても最適なmezame。経営者のみなさん、人事・HRご担当のみなさん、ぜひ導入をご検討ください!

▼▼ 詳しくは下記リンクより。資料の無料ダウンロードもできます。



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