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9つの安心を取るか、1つの不安を取るかで心の平穏が決まる

不登校になると、なんだかなんでも不安になってしまうことってありますよね。
それについて考えてみました。


事実の数

考えなければならないことがあったとします。
その時に「10の事実」があります。

1から9までは 「 〇〇だから大丈夫 」という、安心できる事実。

10だけが 「 △△という良くない結果もある 」 という、不安になる事実。

不登校の子どもを持つ親は、心の中に不安を携えていることが多いと思うのです。
なので、10個あるうちの、たった1つのネガティブな情報に注目してしまう。
そしてそのネガティブな情報を言語化することによって、さらに不安な情報が周りに伝染します。
ですが冷静に考えれば、そのひとつの不安材料は極々まれなケースということも多々あります。

子どもの進路と親の焦り

不登校にまつわる話題には 「 将来 」 や 「 未来 」 に関連するものが多いのではないでしょうか。
そのひとつが中学を卒業した後の進路。

私は進路について、親が焦る必要はないと考えています。
親が焦れば焦るほど、子どもの心はざわつく。
進路というものは、本来は子どもが引き受けるはずの悩みです。
親まで引き受けてしまうと、子どもは「親が焦っている」という悩みがもうひとつ増えるという構造です。

残り物に福がある場合も

特に通信制高校は、早く決めれば良いというものではないと考えています。
子ども自身がそもそも学校という場所や、登校するということに自信をなくしている場合が多いのだから、迷いまくることもあると思うのです。
私は急いで決めてしまうより、残り物に福があるくらいに考えていても良いと思っています。
子どもに早く決めさせようと親が子どもにアクションを起こすより、子ども自身がじっくり考えられるように 「 大丈夫、まだ時間はあるよ 」 と言ってあげてほしい。
それには親が 「 まだ余裕はあるんだ 」 と思うことが大事です。

そこで冒頭で書いた、どこに注目するのかを応用すると良いのではないかと思っています。
たった1つの不安材料や、焦ってしまう情報を選択して不安になるより、残りの9個の安心材料をよく見ることではないかと。

進路についても安心材料を

通信制高校は、今はいろんなところがありますよね。
数も増えているし、定員を増やしている学校もあります。
選択肢が沢山あるのは、誰もが知っていることです。
そもそも「通信制高校のどこも空いていなかった」という話を私は聞きません。
合格基準がテストの点数ではないところが非常に多いです。
内申もほとんど関係ないですよね。

参考🔽

こういう沢山の安心材料に注目して、親子でゆったりと選べばいいのではと思っています。

私が不登校について不安が少なかったり、焦りを死ぬほど感じてこなかった原因は、小さなネガティブ情報に注目して来なかったからだろうなと改めて感じているところです。
進路についても、いつも 「 まだ間に合う 」 と思っていました。
願書締め切りって、結構時間あるんだなぁと。
こっちがダメでも、あっちもあるかとか。

親はとことん安心材料を仕入れて、子どもを安心させてあげてほしいな。


最後までお読み下さって、ありがとうございました♪

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