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【確定申告】マネーリテラシーを上げたい。オンライン講座を受けて学んだこと⑴

「日本は資本主義やから、情報や制度を知ってる人が得をして、知らへん人は損するんやで。やから何でも理解できるように勉強しとかなあかん」これが父が私に昔からいう決まり文句です。

損をしないように大げさにいうなら貧乏な生活にならないように情報リテラシーとマネーリテラシーを上げていきたいと思っています。

今回は確定申告の講座を受ける機会があったので基本的な知識を共有したいと思います。

◇収入と所得の違い

個人のお店を持っているとして、売上が100万円あるとします。この100万円が収入になります。お店を持つのにテナントを借りたり、アルバイトを雇ったり、広告代に20万円かかたとします。これは必要経費になります。収入の100万円から必要経費の20万円を引いた(100-20=)80万円が所得になります。

収入は全体の売上金のことで、所得は必要経費を引いた利益や儲けとよばれるものです。

◇必要経費の考え方

よく領収書やレシートを集めていれば必要経費になるから大丈夫という考え方がありますがそれは危険です。

〇収入を得るための目的での支出のみが必要経費。(業務上の支出が売上に結びついている証拠が必要)

〇プライベートの支出は領収書があっても経費で落ちない。(電車やバスなどの運賃も仕事に結びついているものと証明できなければならない)

〇証明することが難しかったり、怪しかったりすると税務調査が入ることもある。

また20年以上前は高所得者に対して税務調査が入ったりすることが、多かったようですが近年は所得に関係なくランダムで調査するそうなので、雑所得がある人も確定している方がいいみたいです。

◇所得控除と所得税

先ほど所得は80万円という話をしましたが、この80万円に対して所得税がかかってくるわけではありません。所得控除といものがあります。

〇医療費が多くかかった

〇生命保険に加入している

〇災害や盗難の被害にあった

これらが所得控除になります。仮に所得控除の合計が50万円の場合(80-50=)30万円が所得とみなされます。

ここに5%の所得税率がかけられ(30万円×5%=)1万円5千円が所得税として払わなければならない金額になります。


◇まとめ
収入と所得の区別はもともと知っていましたが、必要経費について改めて学ぶことができました。昔親戚のおばさんが自営業をしていて、レシートや領収書を集めていた意味もわかりました。ただ闇雲にレシートを集めるのでは、税務署に指摘された時に、仕事に結びついた経費なのかを説明できません。業務上の支出が売上に結びついている根拠が必要です。
また所得控除についても学ぶことができました。所得控除があることで、払う所得税を少なくする事ができるとわかりました。

次回は所得の種類と白色申告、青色申告についてまとめていきたいと思います。

大学まで出ていても経済学部や、経営学部、商学部などではない限りお金について学ぶことはありません。少しずつでも自分で学んでマナーリテラシーを上げていきたいと思います。

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