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スクール名「ソフィー」の由来

私の記事では【洋書から得た学びを行動に移す 「読むからはじめる英会話スクール」 ソフィー・ジ・アカデミー 】の洋書テキストや英語の学び方、クラスであったことなどについて書いています。

こんにちは。
ソフィーの三浦友美です。

最近、社外の方とお会いして、ソフィー・ジ・アカデミーというスクールがどんなところなのかをお話しする機会がありました。

あらためてそうしたお話をしてみると、私たちのスクールはとてもユニークだなと思います。そんなソフィーらしさを説明するストーリーもときどき書いていきます。

今回は、ソフィーという名前が決まったときのお話。

この名前を決めるのに、創業者である夫、三浦さとる と私、そして当時英語教師として長岡に来ていて仲の良かったカナダ人の友人と一緒にアイデアを出し合いました。

(以下、創業者 談)

名前を決める基準として挙げたのは次の3点。

 ○ 外国人でも日本人でも発音しやすい音であること
 ○ ソフィーの雰囲気に合う中性的もしくはやや女性的な響きであること
 ○ その言葉がこれから目指す方向性を示していること

この基準に合う名前を一生懸命考えました。
時間は結構かかりました。ハッキリとは覚えていませんが、2週間から1ヵ月はかかったんじゃないかなと思います。

最初は、ブレインストーミング形式で、思いつくものをいくつも出してみるところからはじめました。

覚えているものをあげてみると、「ミュウ」「美優」「美優舎」「ヌチュラ(nature的なニュアンスのようでした)」・・・。なんか、いろいろ出てきて、結構面白かったです。

かなり笑えるものもあります。「これ、選ばなくてよかったなあ」と思うものもありますね。

結局、その最初の段階で出してみたものの中からは、「これだ」というものが、どうしても見つかりませんでした。そして行き詰った感じで、しばらく時間が経過しました。


🐾『ソフィーの世界』という小説 🐾

名前決めに行き詰ってしばらく経ったある時、本棚にある一冊の本がふと目に留まりました。『ソフィーの世界』です。

それは私がアメリカ留学時代、ニューヨークの紀伊国屋書店で出会った本でした。

日本でベストセラーになりましたから、覚えている方もいらっしゃるでしょう。ノルウェーの教師が子どものために書いた哲学の入門書です。

ソフィーというごくふつうの少女がいろんな不思議な出来事に巻き込まれながら哲学を学んでいく、というストーリー。その世界観がすごく好きで、日本に帰ってきてからもその本は何度か読み返していました。

この本の中でソフィーという少女は、とってもイキイキとした好奇心を持って世界を眺めています。そういう知的好奇心のシンボルとして、「ソフィー」という少女の名前は、自分たちのスクールの名前としていいかもしれない。そう直感的に思いました。


🐾 哲学(フィロソフィー)という言葉 🐾

また私は哲学にずっと興味を持っていました。
数学も科学もすべては「人がよりよく生きる」ために考えられた学問ですから、結局は哲学だ、とも思っています。

こういう「人がよりよく生きる」ために生まれた智恵や知識を楽しく人間らしく学べる場所。そういう場所を育てていきたい、とずっと考えていました。

ご存知のように哲学は英語で “philosophy” (フィロソフィー)。「フィロ」は「好む」「愛する」というような意味で、「ソフィー」は「智恵」「知識」などを差す言葉だそうです。

だから、「ソフィー」という言葉は今後の方向性を表す上でもぴったりのように思えました。このことをみんなに話したところ、とても気に入ってくれたようでした。

ただ、「ソフィー」だけでは短すぎて間が抜けた感じがするので、「ソフィー・ジ・アカデミー」という名称にすることで落ち着きました。

「ソフィー・アカデミー」という「ジ」を抜かした名称も最後まで候補にあったのですが、なんとなくリズムがいい感じがしたので、「ジ」を入れたものにしました。

こうして私たちが学びを楽しむ人たちと一緒につくる場にソフィー・ジ・アカデミーという名前がつけられました。

この名前をいっしょに考えてくれたカナダ人の友人2人はその後長岡を離れ、カナダに戻りましたが、今でも時々連絡を取り合ったりして、当時の話をしたりします。


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